Search

検索したいワードを入力してください

2017年09月30日

運転中にサングラスは必要?オススメのサングラス・選び方

私たちは、日常、さまざまな環境下で運転をしています。日差しの強い日の運転にサングラスはわかりますが、それ以外のときにも何かメリットがあるのでしょうか?いろいろな運転環境を想定し、それに適したサングラスの選び方について解説します。

運転中にサングラスは必要?オススメのサングラス・選び方

運転中にサングラスは必要?

よく映画やTVなどで目にすることですが、欧米人はサングラスを日常的に使っているようです。瞳の青い欧米人は、特に夕方の日差しがまぶしく感じられ、車の運転をしないときにも、外出中にサングラスを使います。

欧米人と比較したら、瞳が黒い日本人は、それほど光に対してまぶしさを感じないのかもしれませんが、サングラスでちょっとした光の成分をカットすることで、見やすくなったり目を疲れにくくする効果があります。さまざまなケースを想定し、適したサングラスについて紹介します。

夜の運転中の眩しさと言えば、対向車のヘッドライトや街明かりです。
暗い道を目を凝らして見ていたかと思えば、突然対向車のハイビームが目に入ります。また、バックミラーに映る後続車のヘッドライトを目に受けながら、暗い前方視界も見続けていると、眼精疲労を引き起こしてしまいます。

夜の運転中に着用するサングラスは、視界が暗くならないような色の薄いタイプのものを使い、ヘッドライトのギラギラした光をカットするものが適しています。

雨天時の運転は、常に視界がやや薄暗く青っぽく、もやもやとして、はっきりと見えづらい視界になります。路面は雨に濡れて全体に黒っぽく見えますから、センターラインをはじめとする白線が、とても見えづらくなります。いつも運転している道路であっても、センターラインや車線を分ける白線が見えないだけで、とても不安になるものです。

さらに夕方になり暗くなってくると、周囲の車がヘッドライトを点灯し始めます。対向車のヘッドライトだけでなく、路面にも光が反射します。運転中にはワイパーも使いますから、視界の環境は最悪です。雨の日のサングラスは、雨の水分で乱反射するさまざまな光を、抑えるものが効果的です。

日差し

朝夕、特に太陽高度が低い時間帯は、運転視界に日差しが直接入り込んでくるため、とても眩しく感じられます。進行方向や真後ろにちょうと太陽があったら、眩しくて運転するのも危険なほどです。

場合によっては、信号も見ていられないほどです。日差しの中での運転には、やや色の濃いサングラスを使い、光の透過率を下げることよって眩しさを抑えます。とはいえあまりに光の透過率の低いものは、日があたっていない陰の部分が見づらくなりますので、その透過の度合いも注意が必要です。

トンネル

トンネルによっては、照明にオレンジ色のナトリウムランプを使用しているところが多くみられます。空気中の塵が多くても光が届きやすいことから、この色が使われていますが、全体的に黒っぽく見えてしまいます。

また、長いトンネルの中を運転していると、照明があるところとないところが定期的に繰り返されるため、意外と目が疲れてしまいます。残念ながら、このナトリウムランプの独特の色調をサングラスで直すことはできません。

特に昼間の明るいときの運転では、急に暗いトンネルに入ります。トンネルの外でも中でも、そのまま装着したまま運転できる薄い色のサングラスをあらかじめ使用するか、もしくはトンネル内ではサングラスを外して走行します。後半で紹介する偏向サングラスであれば、ナトリウムランプの明かりでも、暗く感じず、目の疲れを和らげる効果が期待されます。

運転にオススメのサングラスと選び方

運転環境の変化に応じて、いくつかのサングラスを使い分けた方がより有効です。それでは、ドライブに適したサングラスについてより具体的に解説します。

サングラスをかけた状態でも、自然な色調で見たい場合には、グレー系をおすすめします。全体的に眩しさを抑えながらも、色彩のバランスがほぼそのまま保たれますので、運転中の景色を楽しむことができ、違和感が少ないのが特徴です。

一方、雨などのやや薄暗い環境下で、明暗のコントラストをしっかりとつけたい場合には、ブラウン系がおすすめです。このサングラスを通して見える色調は、裸眼のときとは変化してしまいますが、視認性を向上させます。また、イエロー系のレンズも、目の疲れに有効です。

レンズ

サングラスに限定したことではありませんが、紫外線をカットするレンズが有効です。また、最近PCのブルーライトも問題になっていますが、紫外線とともに青色の光線もカットすることで、目の疲れによいとされています。サングラスにも、このような有害な光線をカットする、特殊コーティングのレンズを使います。

スポーツタイプ

スポーツタイプのフレームとレンズの特徴は、その立体的な形状です。多くのサングラスは平面的に作られていますが、スポーツタイプのサングラスなら、さまざまな角度から入ってくる光に対し、それぞれの眼球から等しい距離でレンズが光を透過します。

そのため、視界が広く、どの方向からの光もより均一に光をコントロールことができます。特に、車線変更や発進時に車の脇を目視確認するときなどに違いがでます。

眼鏡用

普段から視力矯正用のメガネをかけている方は、かつては度付のサングラスを作るしかありませんでした。このように視力矯正用メガネの上から装着するタイプのサングラスであれば、気軽にサングラスを利用することができます。

メンズ

メンズ・サングラスといえば、レイバンやポルシェデザインなどに代表されるようなクールデザインのサングラスが有名です。また、最近ではさまざまなメガネ店で、度付のサングラスも作ることができます。視力矯正用のメガネを選ぶようにフレームを選択し、ドライブに適したレンズを組み合わせて作ることも可能です。

レディース

レディース・サングラスといえば、やや大きな丸みを帯びた形状のものがポピュラーです。メンズと同様に、レディース用の視力矯正用のフレームを選び、サングラス用のレンズで加工してもらうことも可能です。ビジネス用とは別に、ドライブ用の度付メガネを持っていれば、ドライブをするときの気分も変わります。

偏光

ドライブ用のサングラスには、偏向レンズがよいとよく言われています。では、この偏向レンズとはどういったものなのでしょうか?偏向レンズには、偏向膜と呼ばれる特殊なフィルターが使われており、レンズに入ってくる光のうち、周囲に乱反射してレンズに届く光を適度にカットします。

このレンズを利用することにより、対向車や後続車のヘッドライトのギラギラした光、濡れた路面からの乱反射をはじめ、雨の日のややもやっとした視界も、すっきりとした視界に見えるようになります。

よくフィッシングで利用されるこの偏向サングラスですが、こちらは特に水面の光の反射を偏向フィルターでカットし、水中の様子を見やすくする効果があります。

街中のさまざまなドライブ環境において、偏向グラスは乱反射する光をカッとし、見やすくしてくれます。

運転中のサングラスは違反?

運転中にサングラスを着用することに対して、交通違反になるようなことはありません。ただし、JIS規格(日本工業規格)では運転中に着用するメガネやサングラスのレンズに対し、最低限の要求事項を定めており、運転に適している/いないの判断材料とすることができます。その一部を以下に抜粋します。

4.3 材料
4.3.1 生理的適合性 レンズは,生理的に不適合な材料,又は製造業者が想定した使用方法に従ってレンズを使用した場合に,装用者の間に高頻度にアレルギー反応又は中毒反応を生じさせるものとして知られている材料で製造してはならない。
4.3.2 燃焼性 レンズは,5.2 に規定する方法で試験したとき,試験ロッドを取り除いた後に燃焼が継続してはならない。

4.4 機械的強度 レンズは,5.3 に規定する最小限の丈夫さのための準静荷重試験に耐えなければならない。すなわち,5.3 に規定する方法で,直径 22 mm の鋼球を 100±2 N の力でレンズに押し付けたとき,レンズがそれに耐えれば,最低強度の要件を満たしたものとする。この試験は,温度を 23±5 ℃に調整した後に行う。この試験の後,次の欠陥があってはならない。

a)レンズの破損 レンズが二つ以上の破片に分離した場合,又は 5 mg 以上のレンズの破片がレンズ後面からはく離した場合,又は鋼球が試料を貫通した場合には,レンズは破損したものとする。
b)レンズの変形 レンズの下の白紙にカーボン紙のこん跡が認められた場合には,レンズは変形したものとする。

備考 レンズが,工業用又は機械的危険がある用途に使用するためのものである場合には,より程度の高い強度が必要となることがある。目の保護が必要な場合には,特定の要件が日本工業規格又は国際規格に規定されている。

4.5 透過率
4.5.1 一般的要求事項 透過率は,JIS T 7333 に規定の要件に適合しなければならない。
D 65光源を使用した測定で,レンズの視感透過率τv が,設計基準点において 3 %以下になってはならない。
4.5.2 運転中の使用を目的としたレンズの追加要求事項 視感透過率が 8 %以下のレンズは,運転用又は道路での使用を目的としない。したがって,この箇条は,視感透過率が 8 %以下のレンズには適用しない。

a)分光透過率 500∼650 nm の波長域でのレンズの分光透過率 τ(λ) は,常に 0.2 τv 以上でなければならない。
b)昼光での使用 D 65 光源を使用して測定したとき,昼間の運転に使用する眼鏡レンズの視感透過率τ vは,設計基準点において 8 %を超えなければならない。
c)夜間での使用 D 65 光源を使用して測定したとき,夜間運転に使用する眼鏡レンズの視感透過率τvは,設計基準点において 75 %以上とする。

d)信号光認知のための相対視感度減衰率 a),b) 及び c) に適合するレンズは,次の値以上の相対視感度減衰率 Q 値をもたなければならない。

1)赤信号光に対する Q 値:0.8
2)黄信号光に対する Q 値:0.8
3)緑信号光に対する Q 値:0.6
4)青信号光に対する Q 値:0.4

備考 相対視感度減衰率 Q 値の定義については,JIS T 7330 による。

出典: http://kikakurui.com/t7/T7331-2006-01.html |

上記を簡単にまとめると、以下のような内容となっています。

<材質>
・生理的適合性:アレルギー反応を生じる材料を使用しない
・難燃性:燃えやすい材料を使用しない
・強度:一定の荷重試験に耐えられる

<透過性>
・昼間の運転には、視感透過率が8%をこえていること
・夜間の運転には、視感透過率が75%以上であること
・信号光認知のため、赤、黄、緑、青の色を識別できる色調であること

サングラスを上手に使って快適ドライブを

私たちは、気候の変化に応じ、さまざまな状況下で運転を余儀なくされます。車の運転は、特に視覚による情報収集が最も重要でありますが、時間による明度の変化、雨や雪による路面をはじめとする周囲の光の反射、周囲の車の照明や外灯による照明などが、視覚による情報収集を過酷なものにしている場合があります。

これらの状況下で適したサングラスを着用することにより、視認性を向上させ、目の疲労を緩和させることが可能です。

サングラスは、日差しの強い海や雪山に行くときに使用するだけのものではなく、運転などの日常的な行為の中で積極的に活用し、疲労や緊張から目を守る効果があります。

Related