車のイタズラ防止方法/対策・イタズラへの対応方法など

大切な愛車を守る！車へのイタズラの防止方法・対策

日々大切に乗り、お手入れをしている愛車は、できるだけ長い期間、綺麗に安全に乗り続けたいものです。その為に、ケアやお手入れ、メンテナンスに力を入れている方も多いことでしょう。

しかし、時には心無い人が、車にイタズラをする場合もあります。自宅に車庫があったり、部外者が自分の愛車に触れることができない環境を用意したりすることができれば問題ありませんが、敷地やスペース、費用などの問題で上記のような環境を用意することが難しいという方も、少なくないでしょう。その為、自分が目を離している隙に愛車が誰かにイタズラをされる危険性を完全になくすことは、難しいと言えそうです。

そこで今回は、「車へのイタズラ」をテーマにして、大切な車が誰かにイタズラをされないようにするための防止方法や、イタズラをされた時の対処法などをご紹介していきます。

車へのイタズラ防止策・対策

早速、車へのイタズラの防止策や、もしイタズラをされてしまった時の対策について考えていきます。

しかし、車へのイタズラと一言で言っても、イタズラの種類や手口はさまざまです。どのようなイタズラをされたのかによっても、対策などは異なります。ですから今回は、イタズラの種類や手口別に、防止策や対策についてご紹介していきます。

車へのイタズラの防止策・対策【1】：傷

車へのイタズラの中でも、特に多い手口の1つとして、ボディなどに傷を付けられるイタズラがあります。車に傷を付けるイタズラは、そもそもイタズラであるかどうかも判断しづらく、運転中に飛んできた小石やゴミなど傷が付いただけという場合もあります。

また、他人によって付けられた傷であっても、故意に付けられたものではない可能性もある為、イタズラかどうか判断することが難しいケースもあり、泣き寝入りとなってしまうことも少なくありません。

対策としては、確実に傷を消したいのであれば、修理に出すのが良いでしょう。しかし、修理は費用がかかるものです。小さな傷や目立ちづらい傷、浅い傷であれば、透明色のペンなどを使用して、自分で傷を消すよう対応するのも良いでしょう。

車へのイタズラの防止策・対策【2】：剥離剤

車へのイタズラの中でも、特に悪質なものの1つに、車に剥離剤をかけられるイタズラが挙げられます。剥離剤でイタズラをされると、塗装が剥がれてしまうことがあります。また、ライトの部分にかけられると、ライトが溶けてしまうこともあり、修理をする必要が出てきます。

剥離剤の中には、ホームセンターなどでも購入できる商品がある為、比較的手に入りやすい物となっています。その為、駐車場などに車を駐車しており、誰でも近付くことができる環境の場合は、完全に防止することは難しいでしょう。

しかし、防犯カメラを設置したり、人が近づくと挨拶をする音声センサーを置いてみたりすることで、剥離剤によるイタズラやイタズラの再犯の抑止力になる可能性はあります。

車へのイタズラ防止策・対策【3】：タイヤパンク

タイヤパンクも、車へのイタズラとしては比較的多いイタズラと言えるでしょう。タイヤパンクと言っても、手口はさまざまです。釘などをタイヤに刺されてパンクさせられるケースもあれば、道具などを使って空気だけを抜いてパンクさせられる場合もあります。

タイヤは、車を安全に走行させる為に、常に万全の状態にしておく必要があります。ですから、気付き次第、修理に出すか交換するのが良いでしょう。その際、タイヤの状態にもよりますが、高額な費用が発生する可能性もあります。

車へのイタズラ防止策アイテム：カメラ

上記では、車へのイタズラの中でも特に多かったり悪質であったりするイタズラの種類や手口を挙げて、対応や修理についてご紹介してきました。これらの悪質なイタズラに対して対策をするのであれば、やはりカメラの設置が効果的であると言われています。

防犯カメラを設置できる場所や環境であれば、なるべく設置しておくことをします。防犯カメラを設置する場合は、防犯カメラが作動していることが分かるよう、アピールをしたり注意書きなどを掲載したりすることが大切です。

イタズラの現場を防犯カメラで撮影し、警察などに届ける際の証拠とするという目的もありますが、それ以上に「防犯カメラが作動している」と相手にアピールすることで、イタズラしようとしている人を威嚇することができる為です。

ですから、防犯カメラを設置する場合は、防犯カメラを作動させていることや、顔がカメラに映る可能性があることを、アピールすることが大切と言えるでしょう。

車のイタズラへの対応

上記では主に、車へのイタスラの種類・手口やそれを直す為の方法などについてご紹介しました。続いては、警察への届け出や保険といった、具体的な対応方法について考えていきます。

車のイタズラへの対応【1】：警察

車へのイタズラは、頻度やイタズラの内容・度合いによっては、犯罪とも言える行為です。あまりにも酷い場合は、警察へ相談しましょう。

しかし、車のイタズラは防犯カメラなどがなければ、証拠が一切ない状態となる可能性もあります。その為、車のイタズラを警察に相談しても、犯人が見つからない可能性も十分あることは頭に入れておきましょう。

また、車へのイタズラは日々起こっていることなので、警察も捜査や対応を細かく行えない場合もあります。相談をしても、逮捕や損害賠償へと結び付かない可能性はあります。

車のイタズラへの対応【2】：保険

保険の中には、車へのイタズラに対応しているものもあります。補償の内容や補償の対象となる条件などは、保険によって異なりますが、イタズラの被害が心配であったり、いざと言う時にイタズラによる車の修理費をおさえたかったりする方は、あらかじめ車へのイタズラにも対応している保険に入っておくのも良いでしょう。

保険の内容によっては、ボディへのイタズラのみ対応しており、タイヤへのイタズラには対応していないものも存在しています。ですから、車へのイタズラ対策として保険に加入する場合は、保障の内容や条件をよく確認して加入することが大切です。

車のイタズラへの対応【3】：被害届

上記で、警察へ相談するという対応方法をご紹介しましたが、より確実に被害を訴えたい場合は、警察に対して手続きをする必要が生じます。

車のイタズラを警察へ届け出を提出する場合は、「被害届」「告訴」の2種類のうち、被害届という形になるケースが多いと言われています。被害届の場合は、あくまでも車へイタズラをされたという事実を警察に報告するだけの形になる為、捜査などは行われないケースも少なくありません。

上記のような背景から、車のイタズラについて、警察へ被害届を出しても、確実に解決したり損害賠償を行えたりするわけではありません。しかし、被害を受けた証拠として、警察に届け出をすることで、後から役立つ可能性もないとは言いきれません。警察に相談し、可能なようなら被害届を提出するのは、車のイタズラへの対応方法の1つと言えるでしょう。

車のイタズラへの対応【4】：修理代

車に対してイタズラをされた場合、多くのケースで車体に傷が付いたり、車の一部が壊されたりします。ですから、修理をしなければなりません。被害の内容によっては、修理代が高額になることもあり、理不尽な出費に悔しい思いをする方も少なくないでしょう。

愛車へイタズラをされ、修理代が発生しても、イタズラをした犯人が分かっていなければ、損害賠償や修理費の負担などを要求することは難しいでしょう。警察に被害届を出した場合も、犯人が捕まらなければ、修理費用を請求することは不可能です。

しかし、車へのイタズラに対応している保険に加入している場合は、保険から修理費が補償される可能性はあります。補償内容や条件を満たす必要はありますが、修理費が補償されれば、高額な修理費となっても、大きな出費とならずに済む場合はあります。

車へイタズラされたら、行動することが大切

いかがでしたでしょうか？今回は、「車へのイタズラ」をテーマにして、車へのイタズラの種類・手口や対策、車にイタズラをされた場合の対応などについて、考察・ご紹介しました。

大切な愛車をイタズラで傷付けられたり壊されたりしたら、誰でも悔しく悲しい気持ちになるでしょう。修理に高額な費用が発生する場合もあり、理不尽な思いをすることになるケースもあります。

しかし、イタズラに臆したり、イタズラされることに諦めたりせずに、行動を起こすようにしましょう。防犯カメラを設置して再度イタズラされることを防いだり、保険に加入してしっかりと愛車を修理できる環境を整えたりすることも大切です。

また、警察に相談をすることで、対応策などのアドバイスが聞けることもあります。何かしらの行動を起こすことで、車がこれ以上イタズラされないように対策できたり、解決する為の1歩が踏み出せたりできます。