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車のお祓い有名神社・寺院10選|相場の金額や封筒の書き方も

更新日:2024年10月20日

車のお祓いをした事がありますか。お祓いは宗教的な意味だけでなく、自分の気持ちを引き締める事によって、運転中に安全を心がけるという心理効果もあります。この記事では車のお祓いができる有名な神社の他に、祈祷料の相場やマナーも紹介しています。

車のお祓い有名神社・寺院10選|相場の金額や封筒の書き方も

車のお祓いで有名な神社・寺院

大きな神社に行って駐車場がいっぱいで困っていたら、ポツンと空いている場所があって、ラッキーと近づいてみたら、「車祓処」と書かれていてガックリした事はありませんか。車祓処は駐車場ではなく、文字どおりに車をお祓いする場所です。

あなたは車のお祓いをした事はありますか。お祓いとは、神仏にお祈りして降りかかる厄災を退けるための儀式です。お祓いを頼んでいる人も、全員が神仏の力を本気で信じているわけではありません。お祓いをする事によって気を引き締めるという心理的効果が期待できるからです。もし一度もした事がないという人は、これを機に検討してみてはいかがでしょうか。

白山神社

新潟県新潟市にある白山神社(はくさんじんじゃ)は、1300年の歴史がある由緒正しい神社です。雪が積もった白い山に神々しさを感じた古代の人々が、山自体を信仰の対象として祀った事が白山信仰の始まりです。

「白山神社」は全国にありますが、新潟の白山神社周辺は江戸時代までは港になっていて、海上の安全を守っていました。時代が代わり、周辺が埋め立てられ、車社会となった現在も車の交通安全を守っています。

谷保天満宮

東京都国立市にある谷保天満宮(やぼてんまんぐう)は菅原道真を祭る学問の神社です。菅原道真を祭る神社は「天神」「天満宮」と呼ばれていますが、谷保天満宮は東日本における最古の天満宮です。

元々は学問を司る神社ですが、この神社は「車による交通安全祈願発祥の地」です。境内の梅林にある「有栖川宮威仁親王殿下台臨記念」という石碑は、明治時代の皇族有栖川家の親王殿下が主導して日本初のドライブツアーが開催された時に、ゴール地点となった事に由来する石碑です。

このドライブツアーが行きも帰りも無事故で終わったので、それにあやかろうと、今なお車のお祓いが行われています。

前橋東照宮

群馬県前橋市にある前橋東照宮(まえばしとうしょうぐう)は、江戸時代初期に建てられた、徳川家康を祀る神社です。太っ腹な江戸幕府初代将軍が祀られているだけあって、そのご利益も多岐に渡ります。その中には当然、交通安全もあります。

そして全国で初めて「自動車専用のお祓い処」を作ったのが、この前橋東照宮です。群馬県は車社会なので車をお祓いしたいという参拝者の声に神社が応えました。

真清田神社

愛知県一宮市にある真清田神社(まきよだじんじゃ)は、平安時代から天皇や将軍に愛された格式高い神社です。

愛知県では「車のお祓いといえば真清田神社」と言われるほど有名で、愛知県内の自動車にはよく「真」と書かれたステッカーが貼られています。これは真清田神社でお祓いした時にもらえるステッカーです。

一畑山薬師寺

愛知県からはもう一つ、岡崎市にある一畑山薬師寺(いちはたさんやくしじ)です。東海地方のTVやラジオでは頻繁にCMが流れているので、耳に馴染みがある人も多く、境内に温泉がある事でも有名です。

ここのお寺では車のお祓いをすると、なんと入浴券まで付いてきます。しかも一回分の祈祷で複数枚ついてきて、当日じゃなくてもOKです。お祓いの儀式もとても丁寧で、リピーターも多いお寺です。

椿大神社

三重県鈴鹿市にある椿大神社(つばきだいじんじゃ)は古事記にも登場する、日本最古の神社です。高天原の神が地上に初めて降り立った時に建てたと書かれています。

主神である猿田彦は旅人を案内する神様で、交通安全のご利益があります。車のお祓いだけでなく、交通機関全般の安全を祈る祭を毎月15日、大祭を9月15日に行っていて、多くの人が訪れています。

狸谷山不動院

京都市にある狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)は、交通安全・厄除け・ガン封じの御利益のあるお寺で、境内にある滝は、宮本武蔵が滝行をした事で有名です。

「年に一度の安全祈願を」と呼びかけ、自家用車だけでなく、バスやトラックなどの大型車や、バイクや自転車などの軽車両のお祓いも受け付けています。

成田山大阪別院明王院

大阪府寝屋川市にある成田山大阪別院明王院(なりたさんおおさかべつみょうおういん)は、千葉県の成田山新勝寺を建てたお坊さんが元々いたお寺だと言われています。

このお寺は大阪から見ると鬼門、京都から見ると裏鬼門に位置し、地域の安全を守るために人々の信仰を集めていました。京阪電車や京阪バスの車両には必ず、このお寺でお祓いした証であるお守り札が掲げられています。

速谷神社

広島県廿日市市にある速谷神社(はやたにじんじゃ)は交通安全の守護神が祀られています。九州と都を結ぶ大きな街道「山陽道」にあり、古代から街道を行き来する旅人が、交通安全を祈ってきました。

現在も「車を買ったら速谷さん」と言われる程の、全国の交通安全祈願ができる神社として有名です。広島県内だけでなく、九州や大阪からも多くの人がお祓いに訪れています。

宗像大社

福岡県宗像市にある宗像大社(むなかたたいしゃ)のある地域は、古代から中国や朝鮮半島との貿易港や、文化を受け入れる窓口として栄えていました。主神は三人の女神ですが、この女神たちは「道の神様」として信仰されてきました。

昭和38年に、全国初の「車専用のお守り」が誕生したのはこの神社で、現在も当時のデザインそのままで授与されています。

車のお祓いする金額の相場

だいたい3000~10000円

神社やお寺のサイトにいくと、ほとんどのサイトにはあらかじめ祈祷料が提示されています。値段によってコースが分かれている所も少なくありません。安くても3000円、高いコースでは数万円のものもありますが、大体は3000円、5000円、7000円、10000円と区切られています。

料金によってお祓いの儀式の本気度が違うという所は滅多にありませんので、そこはご安心ください。ただ、お祓いの後に授与されるお守りの数や大きさが異なります。また神社によっては、車の大きさによってお祓い料が違うところもありますので、事前にサイトをよく確認しておきましょう。

のし袋の書き方

赤白蝶結び

いざ料金を決めたら、次に頭を悩ませるのは、お金をつつむのし袋です。神社の場合は紅白の蝶結びのものを使いましょう。

水引は印刷されているものでも構いませんが、「寿」や「祝」などが書かれていない無地のものを使い、「初穂料」と書くようにしましょう。

そしてお寺の場合、実は「のし袋」を使いません。「のし」というのは、のし袋の右上によく印刷されている、紙に包まれた棒の事を言い、その棒はあわびを薄く伸ばして乾燥させた物です。本来は神社に奉納するもので、お寺は殺生を禁じているので使われません。

とは言っても紅白の水引で「のし」が描かれていないものは滅多にありませんし、本物のあわびではないので、現在ではお寺側もあまり気にしていない所がほとんどです。気にするほどの厳しい戒律のお寺なら、サイトに明記されているのでチェックしておきましょう。

神社は「初穂料」お寺は「御寄進」

神社に渡すのし袋には「初穂料」と書きましょう。読み方は「はつほりょう」です。初穂とは神社に捧げる、その年最初の農作物に由来した言葉です。お金がまだ日本に無かった頃は、農作物を納めていました。

また、他の書き方で「玉串料」というものもありますが、これは神道式のお葬式用の書き方なので、お祓いのお礼では使わないように注意しましょう。

お寺へ渡すのし袋書き方も色々ありますが、1番無難なのは「御寄進」でしょう。寄進とはお寺や神社に、土地や金銭、財物を寄付する事を意味する言葉です。

両方使える「御祈祷料」

神社でもお寺でも使える書き方には「御祈祷料」という書き方もあります。祈祷する時の料金という意味ですので、お祓いする時にしか使えないとも言えます。

昔は神社もお寺も同じ境内にありました。明治時代になってから分離しましたが、まだその名残が残っている所もあります。お寺なのか神社なのかよくわからない時には、神社でもお寺でも使える言葉ですので、どちらか迷ったらとりあえず「御祈祷料」と書いてみてください。

車のお祓いに行く時期はいつがいい?

新年

新年の初詣の時に、ついでにという人はとても多いです。新しい年を迎えて、清々しい気持ちでお祓いを受ける事で、交通安全に対する意識も高まる事でしょう。

納車後

続いて新しく車を買った時に、お祓いをする人も多いです。新品の車をいつまでも安全に乗るためにお祈りします。

事故後

そして運悪く交通事故にあった時、「なんだかすごく嫌な感じがする」と感じてお祓いをしたという人もいます。事故が続くことで、何かがとりついたのかと思う人もいれば、気を引き締める効果を期待して祈祷を受ける人など、さまざまです。

これだけは押さえておきたい車のお祓いマナー

サイトをよく読もう

上記に挙げた寺社の他にも、車のお祓いをしている所は全国各地であります。「車+お祓い+地域名」で検索すれば、近所でもいくつか見つかるでしょう。

その時に専用サイトがある神社では、祈祷料や受付時間、予約の有無など詳しく書かれていますので、事前にチェックしておきましょう。

服装は自由だけど……

サイトを見ても、服装に関しては書いている所は少ないです。よって服装は基本自由となります。しかし普段とはちがう神聖な場所に行くので、清潔でキチンとした服装で行くのがマナーとなります。

和服やスーツ、女性は露出の少ないフォーマルドレスなどの正装などが無難です。アクセサリー類もなるべく身につけないようにしましょう。

お祓いで気持ちを引き締め、安全運転を心がけよう

お祓いをすると、お守りが授与されます。車内に飾るときは、運転中に邪魔にならないように、けれどしまい込まずに目に付くところに飾りましょう。

ふとした時に目につくところに飾ることによって、「お参りをした」という事を思い出す事ができます。祈祷中の神聖な空気を思い出し、気を引き締めて安全運転を心がけて行きましょう。

初回公開日:2017年10月19日

記載されている内容は2017年10月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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