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能登半島ドライブプラン|日帰り/ドライブコースなど

更新日:2024年03月21日

厳しい自然に育まれた景勝地や、豊かな里山里海の恵みである食材に恵まれた能登半島。そんな能登半島には、ぜひ車で訪れたいドライブスポットが数多くあります。季節を問わず楽しめる能登半島の、おススメドライブコースや見どころ、グルメなどをご紹介します。

能登半島ドライブプラン|日帰り/ドライブコースなど

能登半島ドライブプラン

里山里海の手つかずの自然や豊かな海や山の幸に恵まれた能登半島。そんな能登半島の自然を満喫できるドライブプランをご紹介します。

日帰りで楽しめるドライブスポット

石川県は白山に抱かれた山岳地帯から、日本海に囲まれた能登半島まで、さまざまな天然温泉に恵まれています。古くから温泉場が発達し、観光旅館やホテルを中心とした有名な温泉街が数多くあります。

そんな温泉街でゆっくりと湯治をするのもいいですが、ドライブの途中で立ち寄るのに最適な日帰り温泉も能登半島にはたくさんあります。ここでは日帰り入浴可能な温泉を集めてみました。

ひょこり温泉 島の湯

「く」の字型に折れ曲がった能登半島の内側のくぼみの部分に抱かれたように浮かぶ島、それが能登島です。かつては数時間ごとに発着するフェリーで行くしかなかった孤島でしたが、今では能登半島と2本の橋で結ばれ、車で気軽に4訪れることができるようになりました。

この能登島にある日帰り温泉が、「ひょこり温泉 島の湯」です。場所は能登島のほぼ中央に位置し、洋風・和風の大浴場のほか、館内の「島の湯食堂」では能登島で育った山海の幸を味わうこともできます。

和倉温泉総湯

和倉温泉は能登最大の温泉街で、その中心に位置する「加賀屋」はプロが選ぶ日本のホテル・旅館100選の総合1位を30年以上にわたって獲得しています。その加賀屋を擁する和倉温泉の源泉を日帰りで堪能できるのが「和倉温泉総湯」です。

この総湯では92度の源泉を、熱交換器を使い、加水することなく提供しています。入浴料金が440円とリーズナブルなのも、お財布にやさしくておススメです。

キャッスル真名井

能登半島が折れ曲がった部分の内側、穴水湾を臨む高台にあるのが「キャッスル真名井」です。浴室から眺める穴水湾は絶景ですし、入浴後は名物の牡蠣料理を堪能することもできます。

能登半島のドライブコースといえば?

能登半島のドライブの柱となるのは、なんといっても金沢市から能登半島の穴水までを貫く「のと里山海道」です。かつては「能登有料道路」と呼ばれた道路公団の一般有料道路であり、能登半島の基幹道路としての役割を担ってきましたが、2013年より無料化が実現、名称も「のと里山海道」となり、能登の里山里海をめぐる観光道路として変貌をとげました。

能登半島のドライブルートとしては、この「のと里山海道」を背骨として、そこから延びる国道や県道を利用して日本海側の外浦、七尾湾側の内浦を楽しむルートが基本になります。

所要時間はどれくらいかかるの?

かつての能登半島は道も険しく、県庁所在地の金沢から突端の珠洲までのドライブは1日がかりの工程でした。ところが「のと里山海道」や一般国道の整備で状況は一変、現在では金沢から珠洲までの工程も2時間と劇的に短縮されました。

能登のドライブは、この背骨ともいうべき「のと里山海道」から一般道の「珠洲道路」で突端の珠洲に至る2時間の道のりをベースに、その枝葉の部分をプラスすれば工程が立てやすくなります。

能登半島に行くには金沢から回るべき?

北陸新幹線の開通で、加賀百万石の城下町、金沢は東京からも身近な存在となりました。文化遺産や観光地も多い金沢を能登半島ドライブの拠点にするのも一つの方法です。

でも、あえて金沢をはずすというのも、能登観光を極めるための一つの手だといえます。空路で金沢に行く場合、最寄りの空港は石川県南部の小松空港ですが、石川県にはこの他に、能登半島中央部にのと里山空港という空港があります。

もし能登の最奥部まで堪能したいなら、この能登空港に降り立ち、レンタカーで能登をドライブするというのも選択肢として考えてみるべきです。

砂浜を走れるってホント?

南北に長く伸びた能登は、「く」の字になった半島の内と外でまったく異なった表情を見せます。特に日本海に面した外側でも南部の地域は、一直線に伸びた美しい砂浜が特徴的です。

そんな砂浜を堪能したいなら「千里浜なぎさドライブウェイ」がおススメです。ここは密度の濃い砂浜が硬く踏み固められ、観光バスはもちろんオートバイも走行可能な日本で唯一の砂浜となっています。海岸線を走りながら眺める日本海の夕日は圧巻です。

冬の能登半島ドライブ

雪国のイメージの強い石川県ですが、能登半島は比較的、降雪量は少なめであることに加え、除雪体制も整っており、スタッドレスタイヤさえ装着していれば、冬のドライブもさほど不安を感じません。

冬の能登半島ドライブでぜひ訪れたいのが「間垣の里」です。間垣とは、冬の日本海の厳しい風雪から家を守るために、竹の垣根で敷地を囲んだものです。集落全体が間垣で覆われた姿を見ると、能登の自然の厳しさを実感することができます。「間垣の里」へは、輪島市街を海沿いに西へ30分ほど行ったところにあります。

また能登半島には、牡蠣や寒ブリといった、冬ならではの味覚も数多く存在します。冬の能登半島をドライブした後、和倉温泉で冷えた身体をあたためた後に味わう能登の冬の味覚は絶品です。

能登半島をぐるりと一周してみましょう

能登半島ドライブの基幹道路は、半島を中央に貫く「のと里山海道」であることは先ほど書いたとおりです。ですが時間が許すなら、昔ながらの海沿いの国道を走り、能登半島の完全一周を目指すコースも一興です。

基本的なコースとしては、金沢から能登の入り口であるかほく市に向かいます。そこから日本海沿いの海岸線を通る国道249号線を北上します。途中の宝達志水町の今浜からは、砂浜上を走る「なぎさドライブウェイ」で千里浜を目指すルートがおススメです。

羽咋市の千里浜からは再び249号線を走り、輪島市を目指します。途中から海岸線は、砂浜から能登金剛と呼ばれる峻嶮な岩場へと様相を替えます。

突端の珠洲市、狼煙灯台から道は七尾湾沿いの内浦となります。いくつもの港町や、牡蠣の養殖地を左に見ながら七尾市に至り、ここからは国道159号線を通っていっきに金沢に戻ります。

能登半島の観光スポット

城下町である金沢の観光地は、比較的一か所にこじんまりと固まっていますが、自然の景観などが中心の能登半島の観光地は、各地に分散している傾向があります。そんな中でもおススメなのは、能登の厳しい自然が作り出した半島の奇岩が奏でる能登金剛です。「ヤセの断崖」と名付けられた絶壁は、松本清張の小説「ゼロの焦点」でも有名です。

その他、夏の能登半島には、「キリコ」と呼ばれる巨大な奉燈を男衆が担ぐ勇壮な祭りが数多く残っています。夏の能登半島ドライブはこの祭りのタイミングに合わせ、ぜひ一度この目で見てみることをおススメします。

能登半島を1日ドライブするなら

能登半島を1日かけて気ままにドライブするのも、それはそれで十分楽しめます。でもどうせ1日かけて回るのなら、何か目的があっても楽しいものです。

例えば前に紹介した能登半島の外周を一周するドライブコースも、距離にして約340キロと、1日のドライブコースとしては手ごろな長さの上に、一周まわり切った後には達成感を得られます。

他には能登半島の道の駅めぐりも、達成感を味わうには最適です。石川県には25か所の道の駅がありますが、このうち17か所が能登半島に存在します。能登のドライブを楽しみながら、点在する道の駅をたどり、特産品や土地の味を楽しむのもおススメです。

また体験型のアトラクションを目的にドライブを楽しむという方法もあります。数年前の連続テレビ小説「まれ」で有名になった、能登の塩田での塩づくり体験や、曹洞宗大本山の總持寺での座禅体験など、能登でしかできない体験はドライブの楽しい思い出になります。

能登のランチといえば能登丼です

能登ドライブのランチでぜひ味わいたいのが「能登丼」です。能登丼とは、奥能登地区2市2町(珠洲市、輪島市、能登町、穴水町)の店舗が提供する丼で、以下の定義があります。

・奥能登産のコシヒカリを使用
・奥能登の水を使用
・メイン食材に能登で獲れた魚介や肉、農産物を使っている
・能登の器、箸を使用している
・箸はお客にプレゼントされる

奥能登の多くの店舗で趣向を凝らした能登丼が提供されていますが、やはり能登丼の中でも地元の魚介をたっぷり使った海鮮丼がおススメです。なかでも輪島市の「ねぶた温泉 ねぶた茶屋」の「能登海鮮丼」や、「輪島すし処 伸福」の「能登朝市丼」は、新鮮な能登の海の味をたっぷり堪能することができます。

能登半島には魅力的なドライブルートがいっぱい

日本列島の真ん中あたり、日本海にヘソのようにとび出た能登半島のドライブコースをご紹介しました。能登には厳しい自然が作り出した景勝地や、豊かな里山里海がもたらす海の幸・山の幸など、ドライブを楽しむ要素が満載です。季節を問わず楽しめる能登半島に、あなたも一度訪れてみませんか。

初回公開日:2017年10月18日

記載されている内容は2017年10月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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