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燃費をよくするプリウスの運転方法・運転経験者の口コミ比較

更新日:2024年04月12日

製造元で販売元のトヨタ社長自ら「かっこ悪い」と発言した4代目の新型プリウス。同クラスで抜群の燃費性能を誇りつつも、外観と内装デザインでは賛否両論で真っ二つに意見が分かれるが、新車販売台数では常にを独走する前代未聞の不思議な車プリウスの魅力とは。

燃費をよくするプリウスの運転方法・運転経験者の口コミ比較

プリウス運転経験者の口コミ比較を見てみると?

やはり4代目の新型プリウス燃費は期待通り?

【燃費評価5】2万km走って平均リッター30kmです。文句のつけようがありません。これより燃費良い車となるとPHVかEVとかじゃないと太刀打ちできないかもですね。
【燃費評価5】#レンタカー使用中で北海道の速度域で普通に周囲の流れにのっている状態で日によっては40いったときもあったのには驚きました。
【燃費評価5】街乗りで25キロ程度。高速を使った遠乗りなら35キロ以上走る。
【燃費評価5】 ここは素晴らしいです。500kmの行程をほぼ高速道路で往復して24Km/Lでした。この数値はフィット・ハイブリットよりも良い燃費でした。
【燃費評価3】これは抜群に良いかも!乗り方に慣れると燃費が向上するので、運転してて楽しいです。

出典: http://review.kakaku.com/review/K0000835947/#tab |

4代目プリウスの外観と内装の評価は「きっぱり」と分かれます、というよりトヨタ社長自ら「プリウスはかっこ悪い」と発言されたように、むしろデザインに関しては不評なのが新型プリウスです。しかしカタログ燃費のリッター37.2~40.8kmが示すように、実燃費でもほとんど評価5のオンパレードで、どのオーナーさんも燃費には満足の様子で、やっと見つけた燃費評価3でも「抜群に良いかも」というコメントです。

トヨタがパイオニアとして始め、日本のみならず世界へと普及させた「ハイブリッドカー=低燃費」というエコブランドはすっかり世に定着し、「環境性能」という土俵の上で、あらゆるメーカーが参入し、トヨタを追いかけている状態に見えます。ハイブリッドカーという言葉で思い浮かぶ車は「プリウス」と言っても過言ではないでしょう。

それで新型プリウスの運転はしにくいの?しやすいの?

デザインに関して賛否両論の新型プリウスも、運転方法に関しても「後部視界が狭い・見難い」あるいは「フロントピラーが邪魔で見難い」といった空気抵抗に対する性能追求に反比例して、運転時の視界の悪さを指摘するドライバーの声も目立ちます。また一方で、3代目プリウスに比べて4代目プリウスは「加速とフィーリングが良くなった」とエンジンとモーターのマッチング性能が向上して運転しやすくなったという声も見られ、一長一短といった具合です。

それならば新型プリウスで燃費を極めよう

良くも悪くも、内外装のデザインと運転に対する評価は人それぞれの新型プリウスですが、ほとんどのプリウスオーナーの期待を裏切らない「燃費性能」はアクセルとブレーキの使い方次第でプリウスの実燃費はさらに良くなります。トヨタプリウスの実燃費向上のカギは、ガソリンエンジンと電気モーターの「使い分け」を意識した走行ですが、まずはガソリンエンジンとモータの特性の違いを知りましょう。

先行逃げ切り型モータと、後から追い上げるガソリンエンジン

電気モーターは、ある一定の回転数までは停止状態からいきなり最大トルクが出せて、ある一定の回転数を超えるとトルクは低下するという特徴があります。一方ガソリンエンジンは、低速回転域ではトルクは小さくパワーも出ませんが、ある程度の回転域に達すると最大トルクを得て、さらに回転数が上がると最大パワー(馬力)が出て、それ以上回転数が上がると逆に馬力は下がります。

ECOインジケーターとエコ運転の仕方

そもそも「燃費」とは、燃料のガソリンを消費することでドンドン下がります。そして、運転時にアクセルを踏むほど燃料バルブが開いてガンガンとガソリンを消費します。では、アクセルをあまり踏まずに、ずっとノロノロのモーターで運転すれば良いかというと、それではせっかく充電した電気エネルギーを消費して、充電するのに低回転でガソリンを消費してしまいます。

低回転でもパワーが出せる電気モータに発進を任せつつ、中回転域が得意なガソリンエンジンで少しずつ燃料を消費して、なおかつモーターに必要な電気をバッテリーに蓄えるといったバランスの取れた運転方法が、プリウスで燃料を節約するエコ運転のコツです。

ところで、プリウスの運転パネルの真ん中には「ECO」という表示が見られます。この「ECO」の左側は電気モーター走行時を表して、右側がガソリンエンジンを、そのさらに右側ならガソリンエンジンでパワー(PWR)運転領域と、おおよそ大きく3つに分けて運転状態を示してくれます。これを利用してエコ運転を実践します。

エコ運転のコツは?

意外にも発進時は急発進とまではいかずも強めにアクセルを踏みます。すると最初にモータで発進し、すぐにガソリンエンジンが起動して速度を補うように後から加速します。そして表示パネルのPWRレンジにかからないようにアクセルを踏んで、ある程度の速度が出たら、アクセルを一度戻します。すると燃費計は上昇しバッテリー充電が始まります。後はアクセルを軽く調節して速度を維持するのがプリウスでエコ運転のコツです。

効率よく充電する

プリウスの発進方法でエコ運転のコツを覚えたら、続いてはバッテリーに充電しながら運転しましょう。方法は簡単で、車間距離を保ってアクセルオフ時のエンジンブレーキを使用します。また下り坂など、アクセルをオフしてのプリウスの惰性走行で、モータが発電した電気エネルギーをバッテリーにドンドン充電しましょう。でも長い下り坂では「B」レンジの強いエンジンブレーキを併用して安全運転を心がけしましょう。

新型プリウスの運転支援機能

新型プリウスにもエコ運転ビギナー用の「ECOモード」ボタンがあります。ボタンをONすれば燃費向上が望める反面、アクセルオンでもひたすら遅い我慢の加速運転や、エアコンの効きまでセーブされてしまいます。プリウスの運転に慣れてくると「ノーマルモード」と「ECOモード」で差ほど燃費が変わらなくなります。

また新型プリウスにはドライバーの安全性を向上する、自動ブレーキ機能、車線はみ出しアラート機能、自動ハイビーム機能、追従ドライブ支援機能の4つの運転支援機能が装備されています。トヨタによると、この安全機能によって9割も事故が減ったと発表されています。

ガソリン車のように運転操作できるハイブリッドカーが?

2017年上半期の新車販売台数は、1位トヨタプリウス、2位日産ノートパワー、3位トヨタC-HR、4位トヨタアクアで、いずれもハイブリッドカーが上位を占めています。これほどまでにハイブリッドカーがを得ている理由は「燃費の良さ」と、ガソリン車と遜色の少ない「操作性」でしょう。その中でも常に新車販売台数1位のを独走する不思議な車がプリウスです。

新型プリウスがの真の理由は?

ところで、もし新型プリウスの燃費があまりにもひどくて、とても操作が複雑で難しかったとしたら、あなたは買いますか?そこまでしての購買意欲をかき立てる外観や内装のデザイン車であるとはとても言い切れません。でももしかしたら、多少操作性が悪くても、1番の低燃費性能があれば、買ってしまうかも知れません。だとしたら燃費と価格がの理由でしょうか?

プリウスを狙う新しいハイブリッドカーの登場

昨年の11月、日産の新しいハイブリッド車としてノートeパワーが新車販売台数1位に突如返り咲き、2017年上半期では2位にまで浮上しました。歌手が歌う「やっちゃえ日産」のフレーズと共に、電気自動車にガソリンエンジンを載せた新しいハイブリッドカーが受け入れられた瞬間でした。

日産の新しいハイブリッドカーは、電気自動車の特性を前面に押し出して、アクセルを踏めば、電気モータの特性を生かした加速で爆発的に前進します。そしてアクセルを離すと、強力なエンジンブレーキを身体で感じます。そして、新型プリウスのエントリー価格がおよそ240万円に対して、ノートeパワーはおよそ190万円で、その価格差はおよそ50万円です。

変わるハイブリッドカーの未来

トヨタが赤字覚悟で最初のハイブリッドカーとして初代プリウスを販売し始めたのが1997年です。20年たった現在、4代目の進化を遂げたプリウスですが、スポーティなフォルムを掲げたにも関わらず、どこか1800㏄の家電製品のような自動車におさまってしまっている感じは否めません。

一方、起死回生を狙った日産が放った電気自動車のフォルムをかぶった新型ハイブリッドカーは、1200㏄という安い自動車税枠を網羅して、どこかつまらない家電製品に飽きてしまった消費者のハートに、ワクワクするクルマ本来のトキメキを入れ込みました。追われる側のトヨタと、追う側の日産の両社が作るハイブリッドカーは、全く異なる未来を見ています。

常識だと思ったことがガラリと変化する時代ですから、好きという感性で大いに自動車選びを楽しみましょう。

初回公開日:2017年10月29日

記載されている内容は2017年10月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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