トンネルの追い越しが原則禁止の理由と追い越し方法|原付
更新日:2024年11月10日
原付きのトンネルの追い越し方法とは?
原付きでドライブをするときにトンネルを通行することがあります。トンネル内で追い越しをしたいけど、どうしようと悩んだり、迷ったりすることもあるでしょう。通勤中、旅先、初めて通行する道などを運転するときなどに追い越しがわからない、どうしようと通行中に判断に迷ったりと考えているうちに事故を起こさないようにしなければなりません。
ここでは、トンネルの追い越しで注意することや、追い越し方法などを紹介していきます。最初に、追い越しの基本を紹介します。
追い越しの基本とは?
追い越しの基本は、右に進路変更をし、追い越す車両の右側を通って追い越しをし、適切な通行位置に戻ることです。「えっ、トンネル内で追い越しをして大丈夫ですか」と思われる方もいるでしょう。トンネルでの追い越し方法はいくつかあり、追い越しができるトンネルと追い越しができないトンネルがあります。それは、次の項目でみていきましょう。
追い越しができるトンネルできないトンネルとは?
追い越しができるトンネルは、車両通行帯があるトンネルです。追い越しができないトンネルは、車両通行帯がないトンネルと白色の実線や黄色の実線がある道路です。トンネルでの追い越しは、大変危険性が高く大惨事になりかねません。事前に、追い越し方法や注意して通行することなどを知っておけば、防ぐことはできます。
安全にトンネルの追い越しをするために、注意しなければならない白線などがあります。次の項目で説明していきます。
トンネルの追い越しで注意したい白線とは?
トンネルの車両通行帯はどうなっている?
トンネルの車両通行帯で追い越しをしたいなと思った時、あなたならどうしますか。後方車両が気になったり、追い越しを始めるタイミングなどに迷うこともあるでしょう。
車両通行帯は、車両通行帯が設けられている道路と、車両通行帯が設けられていない道路があります。どちらの通行帯かを確認して走行するようにしましょう。車両通行帯だと理解していないと、通行するときに危険性が高くなるので注意が必要です。
注意する車両通行帯とは?
車両通行帯が設けられているトンネルで他の車両を追い越す時は、一つ右の車両通行帯を通って追い越しをします。一つ右の車両通行帯に移動しなければならないことは、基本中の基本です。追い越しをする時は、十分に注意して通行しましょう。
トンネルの車両通行帯で見る白線は、実線と破線があります。白線で区切られている破線は、トンネル内外問わず車線の変更ができるので、追い越しが可能です。もちろん、黄色の実線があるトンネルは追い越し禁止なので注意が必要です。トンネルによっては、車両通行帯があるないがあります。確認をして通行するようにしましょう。
トンネルの実線で注意することは?
通行する道路に実線があることは当たり前のことです。もちろん、トンネル内にも実線があります。トンネルの実線は、白色の線と黄色の線があります。実線がある道路は、車両通行帯が設けられていない道路が多いです。トンネル内外問わず、白色の実線と黄色の実線は、はみ出すことは禁止です。
道路の実線(白線)は、通行する道幅が6m以上余裕がある場合、はみ出さずに追い越しができますが、車両通行帯がないトンネルと黄色の実線は追い越しが禁止になっています。トンネル内の実線は、ほとんどが黄色の実線でトンネルの手前から黄色の実線がある道路もあります。実線の確認を十分に行い通行するようにしましょう。
高速道路で追い越し可能!?
高速での原則をご存知でしょうか?
高速道路の黄色の実線は、トンネルの手前でよく見ます。この時点で追い越しすることは、禁止だとわかります。原則として、高速道路では125cc以上のバイクは走行できますが、125cc以下のバイクは、走行することはできません。原付きは、50cc未満の原動機付自転車です。
さて、走行できますか。もちろん走行できません。高速道路で追い越しをすることは、不可能です。原付きは、高速道路を通行することができないので、原則を理解していることが重要なことです。
交通規制はどうでしょうか?
交通規制は、規制の種類があります。原付きの場合、原則の項目で書いたとおり高速道路の通行が不可能です。高速道路以外のトンネルの追い越しでは、交通規制はあります。トンネル以外の道路でも、原付きの通行を禁止しているところは全国に多々あります。標識などをよく確認して走行することは大切なことです。
大型貨物のトンネルの追い越しは大丈夫?
トンネルを走行中に、大型貨物を追い越すことは危険が伴います。トンネルの追い越しで注意したい白線の項目で書いたように、ほとんどのトンネルが黄色の実線があります。では、どうしたらいいのか。道路の幅が広く余裕がある場合、追い越しをするのではなく、進路変更せず追い抜きをすることです。この通行方法は、危険性が高いので注意して通行するようにしましょう。
大型貨物の追い越しで安全に通行するためには、追い越しするのではなく追い抜きをすることをします。なお、危険だと判断したときは無理な追い抜きは行わないことが事故防止にもつながります。十分に注意してください。
トンネルの追い越しが禁止なのは何故か?
トンネルの追い越しが禁止の理由は、事故が起きると大惨事になりやすいからです。トンネルの追い越しが禁止されている場所には、追い越し禁止の標識があります。トンネルの手前から黄色の実線があるところもあります。もちろん、黄色の実線があるところは追い越しが禁止です。
車両通行帯がある道路でも黄色の実線がある場合、追い越しが禁止になるので注意しながら通行するようにしましょう。特に注意するところは、車両通行帯がないトンネルです。基本的に、追い越しが禁止になっています。十分に注意して、追い越しをしないように通行しましょう。
トンネルで軽車両を追い越したいときは?
軽車両のトンネルの追い越しも、車両通行帯があり二車線以上車線があるところで、対向車は進行していないトンネルであることを十分に確認してから追い越しをするようにしましょう。
前方にいる軽車両を追い越そうとする場合、一つ右の車両通行帯に移動してから追い越しをしなければなりません。「えっ、軽車両なのにどうして」と思われる方もいるでしょう。道路交通法で決められています。
追い越し禁止の標識があるところや黄色の実線があるトンネルは、もちろん追い越しのためにはみ出してはならないことになっています。軽車両を追い越すから大丈夫だろうと、安易な考えで走行することは止めておいた方が賢明です。
車両通行帯がないトンネルの追い越しはどうすればいいのか?
車両通行帯があるトンネルは、二車線以上あるので追い越しができます。一方、車両通行帯のない一車線道路や片側一車線道路のトンネル内は、追い越しすることは禁じられています。
実線をはみ出して追い越しをした場合、対向車が通行してきたらどうでしょうか。ほぼ事故が起きてしまいます。凄く危険な行動です。車両通行帯がないトンネルは、追い越しが禁止なので、特にルールを守って通行することが重要になります。通行する時は、十分に注意して通行するようにしましょう。
追い越しのルールを守って楽しくドライブしよう!
いかがでしたでしょうか。追い越しは、方法や原則などをよく理解しておくべきです。知らないまま走行すると大惨事になりかねません。知っておけば良かったと後悔する前に、ルールを理解しておくことが大切です。
トンネルを安全に通行すれば交通事故もなく、楽しいドライブができます。原付きの運転手が交通ルールを守って楽しくドライブすれば、交通事故が減ってトンネルでの安全性が高まることにもつながります。
ドライブすることがあり、トンネルの追い越しについて困ったことがあれば調べてみましょう。原付きのトンネルの追い越し方法や原則禁止などをよく理解し、安全運転を心掛ければ楽しくドライブができるでしょう。
初回公開日:2017年11月18日
記載されている内容は2017年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。