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駐車禁止の標識の範囲と補助標識がない場合|交差点

更新日:2024年03月10日

みなさんが普段自動車を運転されるときに目を配っている標識。中でも駐停車禁止の標識は一番気にかけているとは思いますが、どこからどこまでが禁止されているのかしっかりとわかっていますか?今回は様々な場面での駐車禁止の範囲について説明していきます。

駐車禁止の標識の範囲と補助標識がない場合|交差点

駐車禁止の標識の範囲は?

みなさんが街中を運転していてよく目にする駐車標識には、「駐車禁止標識」と「駐停車禁止標識」の2種類があるのをご存知でしょうか。赤い丸の中に斜めの線が入っているものが駐車禁止標識の標識で、バツ印が書かれているものが駐停車禁止標識になります。これらはどちらも駐車を禁止いていることに違いはありません。

教習所で何度も教えられる内容ですから、意味はわかっている方は多いでしょう。しかし、範囲のこととなると案外しっかりと理解できていない人の方が多いのです。今後みなさんが駐車禁止の範囲を間違えてしまうことがないよう、この記事でしっかりとおさらいしておきましょう。

駐車禁止の範囲ってどこまで駐車してはダメなの?

それではまず、駐車禁止標識があるところではどの部分が駐車禁止範囲となるのでしょうか。標識には「本標識」と「補助標識」というものがあります。補助標識は本標識の下に取り付けられるもので、名前の通り本標識を補助するものとなります。駐車禁止標識では範囲を示す補助標識が取り付けられ、それを見て運転者は禁止範囲を知ることができます。

ではどのような補助標識が取り付けられているのか見ていきましょう。

駐車禁止の標識で範囲を示す矢印

駐車禁止標識の補助標識として範囲をしめすものとして矢印の補助標識がつけられています。白地に赤の簡単な標識ですが、実際に見かけて戸惑わないように補助標識が指している意味をしっかりと理解しておきましょう。

3種類の矢印で範囲をしめす

矢印の補助標識の向きは3種類あります。右向き矢印、左向き矢印、そして両向き矢印です。右向き矢印はその標識が意味する規制の「始まり」を示しており、左向き矢印は規制の「終わり」という意味になります。そして両向き矢印は「区間内」を意味し、「まだ規制がかけられている間ですよ」ということを表しています。道路上ではこれらの矢印が駐車禁止標識の下につけられることによって、禁止範囲が示されていることを覚えておきましょう。

補助標識は他にもある

駐車禁止標識に取り付けられる補助標識として、矢印の他に日本語が書かれたものもあります。「ここから」「ここまで」そして「区間内」といったことが書かれているものですが、これらの意味は読んでそのままであり、矢印記号と何ら変わりはありません。

そのほかの補助標識には、交通規制が行われている日時や時間帯や車種などをしめしたものもあるので注意が必要です。

駐車禁止の標識の補助標識がない場合の範囲は?

さて、先ほど述べた補助標識はすべての駐車禁止標識に取り付けられているという訳ではありません。もし、補助標識がついていなければ駐車禁止の範囲はどのように判断したら良いのでしょうか。

補助標識がない場合は次の標識が現れるまでが範囲

補助標識がないと「どこまでが駐車禁止の範囲なのかが判断することができない」と感じる人も中にはいらっしゃるでしょう。しかしこういった補助標識がない場合は、標識が見えるところは範囲であると考えることが一般的です。標識を通り過ぎたら禁止区間は終わり、という訳ではないので注意が必要です。駐車禁止の標識を通り過ぎたら、次の標識が現れるまでは禁止区間となるといえます。

補助標識があれば、その規制内容の間が禁止範囲となり、補助標識なければ標識が立っている道路全体が駐車禁止となる、ということです。

交差点での駐車禁止標識の範囲はどこまで?

交差点は道路と道路が交わるところです。単純な十字路だけでなく、細い車道が大きな道路につながっているT字路なども交差点に含まれます。では交差点で駐車禁止の標識があった場合、範囲はどこまでなのでしょうか。

交差点内とその端付近は禁止

そもそも、標識がない場合でも交差点内およびその端から5m以内は駐車および停車は禁止されてます。そのため、交差点で駐車禁止の標識があったのであれば常識として5m以内の駐車は行わないよう注意が必要です。

(参考)https://www.toyoshima-k2.jp/14467747901820

駐車禁止の範囲が書かれてある場所

上記で紹介してきましたように駐車禁止の範囲というのは補助標識によって支持されていることが多く、標識を確認することでその範囲を把握することができます。しかしほとんどの人が忘れやすい「路面標示」でも駐車禁止の範囲は示されているのをご存知でしょうか。

駐車禁止の範囲は道路に書かれている

上の画像をご覧いただいて何の表示かご存知の方は意外に少ないのではないでしょうか。駐車禁止を意味する路面標示というのは「駐車を禁止する区間の左側の歩道」に黄色の破線にて範囲を示すようにされています。そのため道路標識の確認ができなかったとしても路面標示を確認することでその範囲を知ることができるでしょう。

地面に書かれていても標識の中間

この路面標示というのは地面に書かれている指示ではありますが、標識の仲間であり、同様の効力を持っています。そのため「標識に気づかなかった」という理由で一時停止違反を見逃してもらうことができないように「道路標示に気づかなかった」という理由で駐車禁止の場所に駐車していると「違反切符」を切られてしまいます。

中々確認することが少ない路面標示ですが、駐車する際は周囲に禁止の表示がないか2、3度きちんと確認を行うようにしましょう。

駐車と停車の違い

駐車禁止についてご紹介していますが、道路標示には「駐車禁止」「停車禁止」「駐停車禁止」という3つの似た禁止があります。この3つの違いを明確にしていなければ、自分はきちんと守っているつもりでも違反に繋がってしまうこともあるので注意が必要です。

ここでは駐車と停車のちがいについて詳しく説明しておきましょう。

駐車と停車は違う

そもそも誰しもご存知の「駐車と停車」はそれぞれ意味が違います。車を寄せてハザードをたいて車を止めている状態は停車です。しかしこれがドライバーが運転席から離れるなどして車をすぐに発進できない状態にある場合は駐車としています。この駐車の定義というのは荷物などの積卸しを行う場合の停止で5分を超えない時間や、人の乗降のための停止であれば「駐車扱いにならない」としています。

駐車禁止と駐停車禁止

駐車と停車があるように標識にも「駐車禁止」と「駐停車禁止」があるので注意が必要です。「駐車禁止」のみの場所であればその範囲内に駐車さえしなければ停車することは問題ありません。しかしこれが「駐停車禁止」となると話が別です。その範囲内は「駐車」だけでなく車を停車させることも禁止です。

駐車と停車、どちらの場合であっても違反をしてしまうことは罰則対象です。間違えて覚えることのないようにしましょう。

駐車禁止の場所に駐車していたらどうなる?

道路標識や路面標示に気づいていなかったとしても、駐車禁止の場所に駐車をしていれば「違反」となってしまいます。もちろん分かっていながら駐車していたら「違反」とされても仕方がありません。この駐車違反、かなりドライバーの痛手になってしまうので非常に注意が必要です。

駐車違反は罰則金が高い

駐車違反ってただ車を駐車してしまっただけ、と思いがちですがとても罰則は重いのをご存知でしょうか。駐車違反をしてしまうと2点と罰金15000円となり、駐停車違反であれば3点に18000円とおよそ二万円近い罰則金の支払いをしなければなりません。

駐車違反、駐停車違反とされる場所はなぜそうされているのか考えてみましょう。交通事故の原因となってしまったり渋滞の原因になってしまったりなど挙げられます。せっかく車に乗るのですから決まりを守ることがドライバーとしてのマナーなのです。

(参考)http://www.offroad-funtouki.com/dourokoutuuhou/dourokoutuuhou3/dourokoutuuhou3.html

車に乗るなら標識に目を向けることが大切

今回は「駐車違反」の標識についてご紹介しました。駐車禁止の範囲というのは補助標識で示していることが多く、補助標識がない場合も範囲は定められていることがご理解いただけたのではないでしょうか。

道路標識は運転をしているとつい見落としがちです。しかしドライバーのマナーとしてきちんと確認することが大切です。また、道路標識と同じ効力を持つ路面標示にて範囲を示していることもありますので、標識と同様に捉えられるようメジャーなものは覚えておくと良いでしょう。

初回公開日:2017年11月25日

記載されている内容は2017年11月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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