車の窓の曇り止め方法・曇り止めグッズなど紹介
更新日:2024年08月27日
車の窓の曇り止め方法と知って得するエアコン操作術
車の運転中に雨が降りだしてきたと思ったら、窓が曇ってしまった。夏に冷房をかけたら窓が曇ってしまった。冬に暖房をかけたらフロントガラスが真っ白になって曇ってしまった。慌てて置いてあったタオルで拭いてみたけどまたすぐに曇ってしまった。
このような経験はないでしょうか。今回は車の窓ガラスの曇りを止める方法とその予防について、実際どうしたらいいのかを車のボタンやスイッチの操作や、曇り止めグッズを織り交ぜながらご紹介していきます。
車の窓が曇る理由
さて、そもそも車の窓ガラスはどうして曇ってしまうのでしょうか。その原因となる事があります。これを知っているとこれからご紹介するいろいろな車のスイッチやボタンの操作をする際に、なぜそうするのかがわかった上でできるので、いざという時に思い出す事ができます。
車の窓ガラスの曇りは、雨が降っている時や梅雨時期や夏の暑い時期、そして冬の寒い時期によく発生します。これは車の外側の温度とくるまの内側の温度の差が大きくなると起こり、暖かい方のガラスの表面に水滴となって付着する結露が主な原因です。
つまり暖かい方の空気中には水分が多く含まれていて、それが冷たい空気によって短時間で冷やされると「暖かい側のガラスの表面」に細かい水分の集まりである」「曇り」ができます。これを逆に利用して、車の「外側と内側の温度の差を少なくする」ことで曇りは解消できます。
車内の空気の流れを変えるボタンで曇りを取る方法
車の窓ガラスの内側が曇ってしまった場合、外の空気の温度が低く車内の温度は高いということになります。この温度差を少なくして曇りを取る簡単な方法があります。車の空調を調節するパネル部分にあるボタンの中には車内の空気を循環させる車内循環のボタンと、外の新鮮な空気を取り入れるための外気導入ボタンがあります。
ボタンのマークは車の図形にそれぞれ風の流れる様子を表した矢印が付いています。上の画像で示すと、一番上の右側にある車の絵柄に、矢印が車内循環を示す円を描くようになっているものがそうです。このボタンのように車によっては、このボタンしかなく、このボタンがオンの時は車内循環を表し、オフの時は外気導入になっているタイプがあります。
車の窓ガラスの内側が曇った場合は、外気導入ボタンを押して(または車内循環ボタンをオフにして)車外の空気を取り入れるようにしてやると、車内に乾いた低い温度の空気が流れ込み、曇りが取れていきます。これは外気を取り込むだけなので簡単です。他には少し窓を開けるだけでも同じように曇り止めの効果はあります。
この方法はエアコンを使用しない送風と暖房のみになり、バッテリーやエンジンへの負荷が少なく済む方法です。これをやってもまだ曇りが止まらない場合、特に外気と車内温度の差が大きい真夏と真冬の時期には、フロントガラスやリアウインドウの曇りがひどいので視界が悪く危険です。
そこで次に説明するスイッチやエアコンを使った曇り止め方法を知っていると、さらに短時間で曇りが取れてとても便利です。
デフロスタースイッチとデフォッガースイッチを使った曇り止め方法
車のフロントガラスとリアウインドウの曇り止め装置として使われているのが、このデフロスターとデフォッガーです。デフロスターは上にある画像では右上にある扇型の図形の上に、下から上に3本の矢印があしらわれたマークが付いたスイッチです。
このスイッチをオンにすると、除湿された乾いた空気をフロントガラスの下の方から吹き付けてくれるのでこの付近の湿った空気も乾燥されて、曇りが取れるという仕組みになっています。オートエアコンがオンになっている場合は、通常外気導入になりますが、切り替わらない時は手動で切り替えて下さい。冬にこの操作をして寒いということであれば、エアコンの設定温度を上げたり車内循環に切り替えても構いません。
エアコンには車内温度の自動調節機能の他に除湿機能もあるので、作動している状態であれば、車内の湿った空気を乾燥させることができます。これだけでもかなり効果の高い曇り止めの方法になります。短時間で早く効果を期待したい時は、やはり外気導入とデフロスターを合わせて使う方が効き目はあります。
デフォッガーは上の画像では右端の一番下にある長方形の形をした図形に下から上に向かう3本の矢印があしらわれたマークの付いたスイッチです。デフロスターによく似ていますが、デフォッガーは後ろにあるリアウインドウの曇りを取る曇り止め装置なので英語表記でREARと書かれているものもあります。
このスイッチをオンにすると、リアウインドウの内側に貼られている電熱線の熱によって、ガラスを温めることで曇りや霜を解消することができます。気をつけておきたいことは、デフォッガーは消費電力が大きいので、長時間の使用はバッテリーのダメージになるので、曇りが消えたら早めにスイッチをオフにするようにしましょう。
エアコンをつかった曇り止め方法
エアコンのスイッチはA / Cと書いてあります。これは「エアコンディショナー」のことで、空調装置を意味します。このスイッチをオンにすると、エアコン用のコンプレッサーが動き、冷房や除湿機能が使えるようになります。しかしつけっぱなしのままにしていると、ガソリンを消費しているので燃費が悪くなりますから運転するための安全な視界が、安定してきた段階でオフにしてみるのもよいでしょう。
また、暖かい温風を送風する際はエンジンの熱を利用しているだけなので、いくら暖かい設定に上げても燃費には関係ありません。エアコンを曇り止めとして使うのなら、これほど効果のある使い方ができるものはないでしょう。ここで、季節や状況によって使い分けるエアコンを使った曇り止め方法を紹介してみましょう。
夏の時期のフロントガラスの曇りは車内循環にしてエアコンをオンにします。冷房とデフロスターを使って車内の湿気を取り除いてやるようにします。これでも曇る場合は外気導入にするか、少し窓を開けてみてください。
冬の時期のフロントガラスの曇りは外気導入にしてエアコンをオンにします。暖房とデフロスターを使って車内の湿気を取り除いてやるようにします。夏の雨天の時の曇り止め方法は、冬と同じく室内の湿った空気が原因なので、外気導入にしてエアコンをオンにします。冷房とデフロスターを使って車内の湿気を使って取り除いてやるようにします。
車の窓の内側をアルコールで拭く方法
ドーバー パストリーゼ77 スプレーヘッド付
車の窓ガラスの曇り止め方法、または曇りを予防するものとして、ガラス自体の汚れを拭いて綺麗にする方法があります。特にフロントガラスの内側はチリ・ホコリ・タバコのヤニ・排ガスなどによって汚れています。実はこの汚れに車内の空気に含まれる水分が付着すると、綺麗なガラスよりも結露しやすい状態になります。
水性の汚れは落ちやすいですが、油性の汚れはなかなか落ちません。そこでアルコールで拭いてやると、この油性の汚れも楽に落とせます。拭いた後も水拭きでは残ってしまう拭きすじも、残りづらいのもいいところです。アルコールにもいろいろなものがありますが、なのが家庭でも使われている消毒用アルコールです。これなら近くの薬局で手に入れることができます。
その手順ですが、まず水の入ったバケツ・綺麗なタオル2〜3枚・アルコール・クロスを用意します。タオルを水に付けてから固くしぼります。フロントガラスの内側を拭いていきます。水拭きでとれるぐらいの汚れは取れますが、油性の汚れは取れません。1枚目のタオルがかなり汚れてしまったら新しいもに取り替えてまた拭きます。
水拭きが終わったら、ここでまた新しいタオルに持ち替えてアルコールで拭き上げます。油性の汚れもしかりと落とすことができます。最後にクロスで綺麗に仕上げておわりです。ガラスの透明感も上がり、曇りづらくなるので、曇り止め、予防にもなります。注意しておくことは、火気厳禁と吸い込んで気分が悪くならないように換気しながら作業することです。
車の窓の曇り止めグッズの紹介
ここでは車の窓ガラスの曇り止め効果を持つグッズをタイプ別に紹介します。これから紹介するものは、窓ガラスを一度拭き掃除をした後に撥水効果のあるコーティングを施して、曇り止め効果も生み出すものがほとんどです。
一度窓ガラスをきれいにするだけでも曇りの原因となる汚れが改善されるのでこれから本格的な冬を迎えようとしているこの時期に何かいい曇り止め剤はないかと探している方は参考にして下さい。
スプレータイプの曇り止めを使ってみましょう
ソフト99(SOFT99)ガラスのくもり止め
吹き付けてサッと拭きとるだけ。手軽に危険でわずらわしい曇りを解消してくれます。あらかじめ、ガラスに塗っておけば、曇りの元になるホコリやチリ、あるいはタバコのヤニのガラス表面への付着を防いでくれます。曇り止め効果はロングキープ。
くもり無し。視界良好。夜が早いので特に必要でした。助かる~、
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ウエットシートタイプの曇り止めを使ってみましょう!
おかもと産業(CARALL)洗車ウエットシート車まるごとウエット
このタイプのものはあらかじめ湿っているのでサッと拭くだけで、車の汚れがけっこう取れて便利ではあります。窓ガラス、車内のインテリアはもとよりボディーやホイールまで幅広く使えます。洗浄成分の働きで手アカやタバコのヤニなど、から拭きでは落ちない油性の汚れも落としてくれるので1つ車に積んでおくと重宝するでしょう。
フロントガラスをこれですべて拭くのは大変ですが、汚れがひどいところにサッと使うのなら、拭いたあとの曇り止め効果も期待できます。
ダッシュボードやドアや硝子部分に使用しています。拭き後残り嫌なてかりも無く使いやすいです。
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欲を言えば、もう少し大きければもっと使いやすいかも。
洗剤で窓ガラスを拭いてみましょう!
チャーミーグリーン
どこのお宅ににもある身近な洗剤、そう台所洗剤です。この洗剤を使って車の窓ガラスをきれいにしようということです。確かに台所用洗剤は普段食器に付いたひどい脂分をきれいに分解して洗い流してくれるものなので窓ガラスに重なった油性のなかなか落ちない汚れは分解することはできますが、泡立ちがすごいので気をつけなくてはいけません。
まず洗剤は効き目の緩やかな中性洗剤を選び窓ガラスを拭く時には洗剤をかなり薄める必要があります。拭いた後もきれいなタオルで洗剤が泡立ったまま乾いてしまわないように、バケツにはった水でよく洗剤を落としながらきれいに拭き取るようにしなくてはいけません。時間と労力がいる作業になります。
しかし洗剤ならではの脂分の分解力できれいに拭き上げればその後の曇り止め効果は期待できます。
ガラスクリーナータイプの曇り止めを使ってみましょう!
カーメイト車内用ガラスクリーナーエクステリア50mlC69
車の窓ガラスの内側専用クリーナーで、油性の汚れを溶かす油容性クリーナーです。今までのガラスクリーナーでは手アカなどの油汚れにはじかれてしまうため、汚れの取り残しがあったのですが、この製品は油容性なので、油汚れにも液がはじかれず、さらにこの汚れを溶かします。なので汚れを残さないのですっきりきれいに仕上がります。
今までのクリーナーは拭き上げ後にガラスに残ったクリーナー成分が、ガラスにはじかれたままで乾燥するため、拭きムラや白い拭きアトになっていましたが、この製品はガラスに残ったクリーナー成分がはじかれないで、均一化しゆっくりと乾燥します。そのため拭きムラや拭きアトを残しません。
このクリーナーは窓ガラスの内側をきれいにしてアトを残さないというある意味では理想的なクリーナーです。拭いた後に不純物を残さないのですから、最もガラスの表面に水分が付きづらい、いい状態なので、ガラスの曇り止め効果もかなり高いのは間違いありません。
まさに汚れを「溶かし取って」いることを実感。
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白い拭き残しもゼロ、驚嘆、革命的なガラスクリーナーです。
461円、定期便で購入すると激安。
ガラス掃除がノンストレス、楽しくなりました。
付属のタオルも大変、重宝いたしました。
クリンビューでフロントガラスの曇り止め効果をたかめよう!
イチネンケミカルズクリンビューEX
こちらの製品は油膜取り、曇り止め効果のあるガラスクリーナーで、昔からある老舗中の老舗と言われている「クリンビュー」です。使い方はいたって簡単です。ガラス面に噴きかけて、拭くだけです。つなぎ目の無いシームレス缶を使っているので、熱や圧力に強くで室内に置いておいても安心です。
これをフロントガラスの内側に使って簡単にひと拭きすれば頑固な油膜や汚れが取れてギラついて見づらかった夜の運転もとても視界が良くなります。もちろん曇り止め効果もあるので家のなかに1本持っていると便利なグッズです。
なんといてもウィンドウ内側の曇りどめ、外側のぎらぎら防止、即効ですな。
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的確な機械操作とクリアな視界で安全運転しましょう!
今回は車の窓ガラスの曇り止めの方法について、その原因と仕組み、起きやすい季節とその対処法としての、エアコンを中心とした各種装置の操作方法を説明してきました。車の視界が曇りで悪くなると、それだけで大変危険です。
曇ったからといって、運転中にフロントガラスを拭くこともまた大変危険な行動なので、絶対にやめましょう。まずは落ち着いて、車を一旦路肩に駐車してから、必要な機械操作で曇りが取れて、視界が良くなってから安全運転を続けましょう。
初回公開日:2017年11月07日
記載されている内容は2017年11月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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