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車の運転のうまくなるコツ・車の大きさで違う注意する点

更新日:2024年03月23日

車の運転が上手くなるコツは、ポイントをおさえれば簡単です。シーン別のコツを今回ご紹介していますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。また、車の大きさが違うと運転する際のコツも少し変わります。普段乗る車とは違う大きさの車を運転するときの参考になれば幸いです。

車の運転のうまくなるコツ・車の大きさで違う注意する点

車の運転のうまくなるコツ

車の運転が上手くなれば、さらにドライブも楽しくなるでしょう。また上手な運転は運転者だけではなく、同乗者も快適なドライブを楽しむことができます。

運転が上手くなるコツは、それぞれシーンごとにいくつかあります。簡単なコツですので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

雪道

まず運転をする前に、スタッドレスタイヤの溝のチェック、チェーンは積んであるのかを確認しましょう。雪道を運転する際は、心のゆとりが大切です。万が一のことを考えて運転することが、大事です。

雪道「安全運転のコツその一」

まず雪道を運転する時は、下記の3点を守ることが安全運転のコツです。

①車間距離を大きくとる

乾いた道を走行するときよりも、車間距離を大きくとりましょう。雪道ではブレーキをかけてもすぐに止まれません。また、粉雪で滑らなそうに見えても粉雪の下がアイスバーンになっていることもあります。

例えば赤信号で停止しようとブレーキをかけた時、アイスバーンになっていたり、道路が滑りやすい状態になっていると、前の車に追突してしまう可能性があります。追突などの事故を避けるためにも、車間距離は通常より大きくとりましょう。

雪道「安全運転のコツその二」

②速度を落とす

法定速度を守ることはもちろんですが、雪道では速度を落として運転しましょう。雪道では乾いた道よりもブレーキの効きが倍以上違います。

雪道「安全運転のコツその三」

③急なハンドル操作は控えめにしましょう

雪道には轍(わだち)があります。轍があるとハンドルを取られやすいので、危険です。車線変更、右左折、追い越しをする際は道路状況に十分気をつけましょう。

雪道での運転の安全性を確保するためのABSとは

ABSとは、アンチロック・ブレーキシステム(Anti-lock Brake System)です。急ブレーキをかけた時などにタイヤがロックするのを防ぐことにより、 車両の進行方向の安定性を保ちます。雪道でタイヤがロックすることは事故につながりますので、ABSを活用しましょう。

・正しいABSのかけかた
ブレーキ時に、ABSを効果的に作動させるためには、できるだけ強くブレーキペダルを踏み続けることが必要です。 ABSが作動すると、ブレーキペダルが細かく振動したり、「グググ」という音が出ることがありますが、故障ではないので、 そのまま強く踏み続けましょう。

雪道「シーン別のコツその一」

雪道の運転では、「急」のつく操作を避けることがコツです。

・日陰
日陰は雪が溶けずに残り、路面が凍っている可能性があります。日陰の続く道は、慎重な運転を心掛けましょう。また日の当たる場所でも、日中溶けきらなかった雪が水となり、凍っている場所もあります。路面が黒光りしている部分は凍っていることが多いので、気をつけて運転をすることがコツです。

・坂道
雪道では、下り坂が要注意です。FF車はスリップしやすくなり、FR車はパワーが伝わりづらくなります。
下り坂ではギヤを落としてエンジンブレーキとブレーキを併用するのがコツです。タイヤをロックさせないように、ゆっくりと慎重に運転しましょう。
また、路面がアイスバーン状態のときは、路肩の雪部分に片方のタイヤを乗せると停止距離が短くなることもあるので覚えておくと良いでしょう。

雪道「シーン別のコツその二」

・カーブ
カーブを走行中は、車に遠心力が働きます。遠心力があると非常に滑りやすいので、カーブ手前でしっかりと減速することがコツです。またカーブの中での減速はもちろんですが、加速も避けましょう。

・交差点
雪道の交差点は、発進時のスリップや車のエンジンによる熱などで、路面の雪や氷が溶けたり凍ったりを繰り返しています。つまり、交差点はアイスバーン状態になっていることがあります。また、轍ができているところもあるので、進路変更は乾いた道よりもゆっくりと慎重に行いましょう。

長距離

長距離運転のコツは、4点あります。

一つめは事前に計画をしっかりと立てることです。特に運転する道のりはしっかりと下調べしましょう。目的地までの所要時間、休憩できるところはどこか、途中で給油の必要性はあるかなどです。

二つめは、適度に休憩を取ることです。長時間の連続運転は安全と疲労の蓄積を避けるため、しないほうが良いでしょう。1時間ほど運転したら、休憩を取ることがコツです。

三つ目は、自分が運転しやすいシートの位置に調整することです。理想の位置は、アクセルを踏み込んだ時に軽く膝が曲がるくらいの位置で、ブレーキもしっかりと強く踏み込める位置です。

四つめは、常に一定の速度を保つことです。頻繁にアクセルやブレーキを使用することは、集中力を必要とし、身体的にも負担がかかります。つまり、速度を一定に保つことは疲労が溜まり難く、長距離を快適に運転するコツといえます。

カーブ

カーブを上手く運転するコツは、2点あります。

一つめは、速度が出過ぎている場合はカーブに進入する前に減速することです。また、客観的にみてちょうど良い速度でも自分が少しでも恐いと感じたら、速度を落とすことも安全に運転するコツです。

二つめは、カーブを曲がるときの視点は手前ではなく、前方を見ることです。手前ではなく前方を見ることは上手くカーブを曲がることができるだけではなく、道の全体を把握することができるので安全運転にもつながります。

左ハンドル

日本国内の道路は、右ハンドルで運転することを前提につくられています。つまり、左ハンドルの車を運転するときは、いつも以上に慎重に運転しましょう。

コツは2点あります。

一つめは、ウインカーやワイパーなどの操作場所をしっかりと把握することです。左ハンドル車はハンドルだけでなく、ウインカーやワイパーなどの配置も反対にあります。普段から左ハンドルを運転する人は問題ありませんが、たまに運転する人は右ハンドルのときの癖が出てしまうこともあるので注意しましょう。

二つめは車間距離をしっかりと取ることです。左ハンドルは車間距離を詰めすぎると前の車が障害となり、対向車の確認が難しくなります。例えば、路肩に停車中の車を追い越すときに前方確認が取れずに対向車と衝突しそうになることがあります。左ハンドルは右側の死角が増えますので、左ハンドルに慣れていない人は気をつけましょう。

車の大きさで違う運転のコツと注意する点

ハイエース

ハイエースというと、車体が大きく運転が難しそうと思う人も多いのではないでしょうか。しかし、ハイエースもコツを掴めば簡単です。

一つめは車体が大きく重いので、普段より早めのアクセル・ブレーキ操作をするということです。特に、車体が重いのでブレーキで止まるのにかかる距離が伸びます。しっかりと認識した上で運転することがコツです。

二つめは、右左折は大回りすることです。ハイエースは車体が長く内輪差があるので、大回りをしましょう。

ハイエースは普通の車と比較すると大きいですが、意外と最小回転半径は小さいのが特徴です。最小回転半径はカタログによると、「5.2m」となっています。コンパクトカーもおよそ5.2mですので、ハイエースは見た目よりも小回りの利く車といえます。

※最小回転半径とは
小回りの良さの目安になる数値。目一杯ハンドルを切って旋回したときに一番外側のタイヤの中心が描く円の軌跡のこと。

ミニバン

快適な運転のコツは2点です。

一つめは上記のハイエースと同じく、内輪差を意識することです。ミニバンは車体が長いため、右左折の際に内輪差が大きくなります。慣れていないと自転車などの巻き込み事故を起こす危険性や、後輪を縁石にぶつけてしまうことがあります。

二つめは、ミラーを上手く利用することがコツです。ミニバンは車高が高いので、普通車と比べると車の視野が広くとることができます。一方で下回りや後ろ側に死角ができ、バックする際などにやりにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。

サイドミラーやリアミラーなどを活用して視野を確保しましょう。自分が見やすい位置にミラーを調整するのがコツです。

フォークリフト

フォークリフトの運転のコツは、2つあります。

一つめは、「外輪差」を意識することです。フォークリフトは方向を変えるとき後輪が動き、曲がるときに外輪差が生じます。

前輪が曲がり角を超えたらすぐにハンドルを切ることがコツです。バックするときは逆です。

二つめは、慣れるまでハンドル操作は最小限にするということです。フォークリフトは普通自動車と違い前後のタイヤの大きさが違います。

そのため、ハンドルを回しすぎると思った以上に車体が曲がります。どのくらいハンドルを回せば良いのかという感覚をつかめるまでは、ハンドル操作は慎重に行いましょう。

セダン

ワゴンや軽自動車に乗っていた人がセダンに乗り換えたときは、車体のタイプや大きさなどが違うため運転感覚の違いを知ることが大切です。上手く運転するためのコツを掴みましょう。

特に車庫入れの際の感覚の違いに気をつけましょう。車体の幅やトランク部分があることに慣れるまでは、車庫入れはゆっくり行いコツを掴みましょう。

目線の高さや視界の広さ、車の四隅の見え方に慣れるまでセダンは運転しづらいと感じる人は多いでしょう。ポイントはドアミラーやバックミラーを自分の使いやすい位置に調整し、フル活用することです。

マイクロバス

運転のコツは3点あります。

一つめは、普通自動車より遥かに車体大きく重いため、いつも以上に周囲に気を配りながら運転することです。車線変更・右折左折・細い道の通行などするときには、しっかりとミラーで確認し、車間距離をしっかり取りましょう。

二つめは、車体が長い車種を運転する際に共通して言えることですが、「内輪差」を意識することです。

三つめは運転速度を一定に保ち、急なハンドル操作は控えることがコツです。普通自動車に比べてハンドルを切るときの横ゆれも激しくなります。そのため、大人数を乗せるときは車酔いしやすい人もいることを意識して運転しましょう。

4トントラック

トラックを上手く運転するコツは3点です。

一つめは周囲の確認をいつも以上に慎重にすることです。車体前方の真下が見にくくなるので、突然の人の飛び出しなどに注意して運転しましょう。またサイドミラーをしっかり見る習慣をつけることも大切です。トラックは死角が増える分、サイドミラーがほとんどカバーできるようになっています。

二つめは、普段より目線が高くなり意外と運転しやすいのですが、スピード感覚も遅く感じることがあります。スピードが出ていないと感じても実際は速度超過していることもありますので、小まめにスピードメーターを確認しましょう。

三つめは、急な操作をしないということです。車体が重い分、急ブレーキの衝撃は強く、また急ハンドルは横転事故につながります。慎重な運転を心がけましょう。

運転のコツを掴めたら、さらにドライブが楽しくなる!

運転が上手くなるコツは、簡単です。

そしてポイントを押さえたら、あとは経験あるのみです。楽しみながらコツの感覚を掴むことが上達の近道といえます。

運転が上手くなれば、心にゆとりが生まれて同乗者との会話も楽しめるはず。さらにドライブを満喫できるようになるでしょう。

また、運転が上達することで事故を起こす可能性も下がります。安全で楽しいドライブにするために、ぜひ今回ご紹介したコツを試してみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2017年12月21日

記載されている内容は2017年12月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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