左ハンドルは運転しやすいのか・コツ・練習方法|海外/初心者
更新日:2024年09月27日
左ハンドル車の運転はしやすいの?
日本の車は交通事情に合わせて右ハンドル仕様ですが、海外製の車は左ハンドル仕様の車両が多いです。そして、左ハンドル車の運転はしやすいのかが気になる点ですが、一言で言えば「練習次第で楽しめる車」と言えます。
操作を左右逆で行う仕様ですので最初は戸惑いますが、今回ご紹介する「コツやポイントなどの注意点を意識して操作する」と短時間で慣れます。
慣れるまで運転には難しさがある!
海外メーカーの車にも手軽に乗れる時代ですので、お好みの車両が左ハンドルということもあるでしょう。日本の公道は左側通行で車は右ハンドルです。そのため、左ハンドルの車を運転する場合、初めは難しく感じる点がいくつかありますのでご紹介しましょう。
・右左折の際、操作
・ウインカーやシフト操作
・視野が変わる
以上のような点が難しく感じる点です。やはり、座席が右から左へ変わるだけで、視野が異なりますので、右ハンドルの車両から乗り換える際は難しく感じる点です。
また、右左折にも同じことが言えます、ハンドルは左側でも日本の公道の規律は変わりませんので慣れるまでは多少難しく感じることでしょう。
ハンドルの位置が変わると「ぶつける危険度」が上がるので要注意!
座席が左側にずれただけで運転感覚が変わります。つまり、右側の車体感覚に慣れていないと車線をはみ出したり、障害物へぶつけてしまうでしょう。駐車場への停車時、バックでの侵入の際にも危険が生じるケースがあります。
左ハンドルの車を初めて運転する乗る場合、いきなり公道へ出るのではなく、ある程度操作感覚に慣れてから徐々に交通量の多い道路へ出ることをいたします。往々にして、外国車の価格や修理費は高い傾向がありますので、慎重な操作が必要となります。
ハンドリングを意識すれば大丈夫!
外国車の運転に慣れるまでには、国産車との異なる点に注意する必要があります。
・ハンドリングが変わる
・周囲の車両や歩行者などとの距離感覚が変わる
・操作するシフト・レバー類が逆に付いている
・高速道路では支払いがしづらいことがある
中でもハンドリングが変わることが一番の注意点です、ウインカーやワイパーなどのレバー類は間違ったところで直ぐに修正が可能ですが、ハンドリングを誤れば事故を誘発します。
また、注意点というよりも面倒な点で言えば、高速道路や遊技場などでの駐車料金の支払い時です。概ね右ハンドル様の対応ですので、身を乗り出すかスタッフの方に近付いてもらうしかありません。
逆に便利な点もあります。それは路肩や道路脇に駐停車する時です。左ハンドルですと、縁石ギリギリまで寄せて停めることができます。そのため乗り降りしやすいですし、後続車への迷惑も軽減できます。
海外で左ハンドル車に乗る時のコツとは?
海外でレンタカーや知人に車を借りて出掛けることもあるでしょう。この場合は、左ハンドルの車であることが多いです。
特にアメリカでの場合、公道では日本と逆側通行です。つまり、右側を走行しなければいけません。初めての運転ですと恐怖心も芽生えてしまいますが、コツがありますので順次ご紹介して参ります。
アメリカ・ハワイ州で乗る場合はどうするの?
ハワイは世界屈指のリゾート地です。温暖な気候で食事も美味しく、日本語が通じるショップも多いので訪れる方も多いでしょう。
ハワイで車をレンタルすると、左ハンドル仕様がほとんどです。楽しい旅行ですので、初めての外国車に乗りたくなるでしょう。ハワイでは右側通行ですので、日本で運転する真逆の操作をすれば良いということが言えます。
交差点の右左折時、「慣れるまでは前の車両に付いて行く気持ち」が大切なコツです。運転で気持ちが目一杯ですと誤った操作や反対車線に進入しかねません。大きな事故を起こす危険がありますので、初めのうちは信号に注意しながら前の車両の動向に合わせる感覚が良いでしょう。
また、判断ミスをしても修正ができるように「車間距離」を多目に空けることもコツです。そうすれば操作を改善する猶予がありますので、速度は出さずに車間距離を空けて走ることも大切です。
初心者が左ハンドルの運転をする前の練習方法とは?
左ハンドル仕様車に乗る初心者は、やはり練習が必要です。過信して公道に出ると周囲への迷惑をはじめ、大きな事故を起こしかねません。
操作に慣れるには目線をしっかりと行先に向けることが良い練習となります。たとえば、自転車の運転と同じです。自転車は縦横無尽に車線を超えて運転することがありますが、誰しもが無意識に顔と目線を行先へ向けています。
これと同じように、首も動かしながら行先を意識することが大事です。そうすれば、あとはハンドル・アクセル操作のみで進むことができます。
あとは、車幅感覚の練習も大切です。パイロンや柔らかいクッションを道端に置き、特に右側の空間認識の練習をしましょう。繰り返し練習することで、左ハンドルでも車幅がつかめてきます。
左ハンドルの車は運転方法が異なるので練習が大事!
左ハンドルでの運転には、注意点やコツが色々とありました。各ポイントを活かして運転すれば、とてもスムーズな操作ができるでしょう。まずは、しっかりと練習した上で公道へ出ることがです。
アクセル操作は変わらない!
外国車ですと、どうしても視界性や車幅の違和感に気を取られます。ですが、アクセルとブレーキ操作は同じく足で行います。
つまり、足で行う操作は右ハンドル車と変わりません。異なることは左ハンドルという点ですので、ハンドリングに意識して運転しましょう。
シフトの位置を把握しておくと良い
マニュアル・オートマに限らず、車にはシフトレバーがあります。左ハンドル車ですと、右手で扱う事になります。
ハンドルとアクセルを操作しながら右手でシフトレバーを操作しますが、入れるギアの位置は同じです。車種によってはシフトレバーの位置が異なりますので、乗車前にシフトレバーの位置と操作法を確認することがベストです。
特にマニュアル車の場合では操作が一段と難しくなります。それぞれの利き手もありますので、エンジンをかける前に各レバーとペダル類の位置を確認することが安全のためにも良いでしょう。
ウインカー表示は事故に繋がる危険性がある!
外国車はウインカーのレバーも反対の位置に付いていることが多いです。ウインカーは方向指示器という名称がありますが、自分の行先を表示する機構です。後続車や周囲の歩行者などへ曲がる方向をアピールする機能です。
日本では曲がる30メートル手前や、車線変更する3秒前にウインカー表示をして行先を表わします。やはり、周囲へ曲がる方向を伝える大事なアクションです。
曲がる直前に自分だけがわかるような表示の仕方をする人はとても多いです。これでは、いつか巻き込み事故などを誘発します。車で事故を起こせば、大きな損害を受けるのは車の運転手側です。
事故を防ぐために行先を表示しますので、曲がる行先が分かっているならば、早目の方向表示を心掛けてください。左ハンドルの車であれば、なおさら慣れない操作となりますので、早目の表示が大切ですし、何より安全です。
落ち着いた判断力があれば外国車を楽しめる!
今回は「左ハンドルの車に関する運転」についてご紹介して参りました。特に慣れない海外で左ハンドルの車に乗る場合には注意が必要です。
日本人は気遣いのできる国民性ですが、外国人も同じとは限りません。やはり、どのような状況下でも順応できる運転能力が備わっていれば一層安心です。
左ハンドルの車でも基本的な機構は同じです。不安が強い場合は、時間を掛けた練習をしましょう。また、自信がある場合でも海外で乗車する状況は日本と異なります。
楽しい海外旅行を有意義な時間とするためにも、落ち着いたゆとりのある運転を心掛けましょう。左ハンドル車の運転にも慣れて、いずれ外国車を欲してしまうことでしょう。
初回公開日:2017年12月20日
記載されている内容は2017年12月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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