車の事故の保険への流れとかかるお金|慰謝料/点数/修理
更新日:2024年10月06日
交通事故を起こした時に最初にするべきことは
交通事故はいつ起こるか分かりません。それは被害者であり加害者であっても同じことが言えます。ではどのような流れで対処していけば良いか見ていただこう。
まずは第一に警察に通報して下さい。事故を起こしていまうと気が動転しているために忘れていますでしょうが一度、落ち着いて警察に電話してください。しかし中には軽い事故のため警察に通報せずに示談をしようと提案されることがありますが、その後にトラブルが発生した場合を考えて、警察に通報するが大切です。
警察が到着する前に行っておくことは現場の情報を記録しておきましょう。まずは事故車の被害個所の確認と事故現場と当日の状況を記録しておきましょう。この際にスマートフォンで写メを取りメモをするのが効果的です。また、事故の経緯や第三者の目撃情報や住所と連絡先を聞いておくのも大切です。この第三者の証言は損害賠償が発生した際の証拠になるためです。
警察が来た後にする行うべきことは?
警察が来てからのことは上部でご説明いました。その後、加害者である人物の情報を加害者n確認することが必要です。交通事故では警察に加害者の情報はもらえますが確認することをお勧めします。もし加害者が拒否をするようなら警察に確認のような形で問題はありません。では示談をここではご覧いただこう。
まず、示談とは「話し合い、特に争いごとを表沙汰にせず相互間の話し合いによって解決する。」が意味です。警察を呼んだ後や後日でも構いませんが自分が加入している任意保険の会社に連絡をしてください。ここで事故の発生した日時と場所、事故の概要を説明してください。ここから任意保険会社がの担当が当事者の仲介として行われます。
ここでの注意点としては、損害賠償が確定するにあたって治療が終わるまでは損害賠償が確定は待ちましょう。理由としてはもし後日に後遺症が発症した場合が想定されるためです。
交通事故で引かれる点数は何点?
実際には交通事故で点数が引かれるのは道路交通法で定められた人身事故にのみになります。建物や加害者の車にぶつけた場合は物損事故、壁や電柱に単独でぶつかれば単独事故にです。またこのような車の事故は警察が状況を調べ検察に書類送検します。事故の具合が軽度であれば起訴はされません。
実際に点数がどれだけ引かれるか見てみましょう。初犯で前歴がない場合、安全運転義務違反で2点です。しかし一般違反となると一番重い死亡事故で20点、相手に被があるとされても13点です。軽度であれば3点で相手に被があれば2点となります。また加害者が重度であり後遺症が残ったり3か月以上で13点が引かれ、相手側にも被があれば9点となります。
重度であっても30日以上、3か月以下では9点であり相手にも被があれば6点になっています。軽度でなら最高で6点であり最低でも3点となります。車での事故は重度や軽度で大きな違いがあります。
実際に交通事故に合う確率と割合は?
交通事故は年々減少の傾向にあります。主な要因で言えば車の安全性能の向上が大きいといわれます。しかしそれでも年間で50万人の人が交通事故を起こしたり被害を受けているのが現状です。1日計算で言えば1400万件になります。
では交通事故にあう確率ですが160人に1人です。加害者でみれば130人に1人であり死亡事故でいえば21,000人に1人が亡くなっています。これもし10年後に同じように進行していれば160人が16人に1一人となります。
また交通事故の発生は時間帯によっても異なります。4分の1は夜間に集中しています。さらには死亡事故となると2分の1が夜間です。理由としては夜間になると暗くなり視界が悪くなるために人や対物に対する反応が遅れることが大きな要因になっています。このような面を考え車の運転に注意をはらいながら車での事故を減らしていっていただきたいです。
交通事故の警察の対応はどのようなものか
車での事故の場合、まずは警察に通報することが大切であることはご紹介しましたがここではさらに掘り下げてご覧頂きます。
まずは警察に通報した場合、約7分ほどかかります。到着後、行われるのが実況見分です。実況見分は犯罪や事故が起きた場所に対して犯人や被害者、目撃者、その他の位置関係や状況を明らかにすることを意味します。車でも同じですがここは冷静に質問に答えることが必要です。この実況見分をもとに作成されたものを実況見分調書と言われます。
さらに実況見分調書をもとに供述書が作成されこれによって検察が起訴するか不起訴にするかの判断をするため実況見分の段階で自分の主張をしっかりしておくことが重要になります。ただ、単に主張するのではなく実際に起こったことを明確に証言することは忘れてはいけないポイントです。
交通事故後にかかる金額は?
車での事故はいつ起こるか分かりません。これは加害者であれ、被害者であれ同じことが言えます。ここで大切なことが万が一に備えた任意保険の加入と言えます。特に人身事故や物損事故のように加害者に対して高額な賠償金が発生することもあります。これらを考えて無制限の保険の加入は現代社会の車事情を考慮すると必須とも言えます。
実際に車での交通事故でかかってくる金額をご紹介します。
車にかかる修理費はいかほどか?
車での事故はいつ起こるか分かりません。これは加害者であれ、被害者であれ同じことが言えます。ここで大切なことが万が一に備えた任意保険の加入と言えます。特に人身事故や物損事故のように加害者に対して高額な賠償金が発生することもあります。これらを考えて無制限の保険の加入は現代社会の車事情を考慮すると必須とも言えます。
任意保険は損害賠償を払ってくれます。そもそも損害賠償が意味しているものは「違法によって損害を受けた人に、原因を作った人物が埋め合わせる。」ことを意味しています。では実際に車での交通事故でかかってくる金額をご紹介します。
車の修理費の相場は?
車の修理費用の請求はどのような形であるかというと、車の修理費用は物損という形になります。これは被害者に対して怪我はないが加害者が所有している物に対して行われなければいけない損害です。
車が事故で壊れた場合を4つの部位でご覧いただきます。まずはエンジン部分です。エンジンがだめになると基本的にそう乗せ替えになるため工賃で10万円~20万円。ここからエンジン本体の費用がプラスされます。次にドア部分です。板金修理が不可能と判断された場合はこれも総入れ替えとなり10万円からメイカーの相場の金額がかかってきます。
バンパーの場合は部分修理であれば1万円~5万円。また修理が不可能な場合は総入れ替えで5万円~20万円がかかります。最後はフレームです。板金修理ですめば10万円ほどで済みますがパーツや部品によっては100万円いう大金にもなります。また全損ともなれば100万円以上もあります。
交通事故を起こした場合の被害者への慰謝料は?
交通事故で任意の保険会社に入っていれば慰謝料は任せておいて問題はありません。しかし、実際に示談交渉の内容によっては高額で驚くでしょう。では慰謝料がどのような損害倍書であるかご覧ください。
まず、慰謝料でかかってくる詳細ですが医療費、入院雑費、休業損害、入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、または死亡慰謝料を足した総額の賠償金額を意味します。車での事故の加害者が具体的にいくらもらえるかの基準ですが、大きく分けて3つで決まってきます。
1つ目は自賠責基準です。自賠責基準は「自賠責保険」です。これは国から強制的に加入を求められ最低限の金額を保証するためにです。次に任意保険基準です。これは任意保険会社が自賠責基準を補う形です。最後は弁護士基準です。これは裁判所の過去の判例からなり、別名、裁判所基準と言われます。これは他の基準と比べて最も大きい基準になっています。
交通事故での加害者が取るべきポイントは?
交通事故は本人が注意していても起こり得ることです。では交通事故にあった際に取るべきポイントをご紹介します。
交通事故はそのケースによっては弁護士に依頼することです。特に人身事故のような場合は自分で弁護士に依頼するのが大切です。死亡事故や重傷事故のように人命に損害を与えた場合、個人で対応すると自分に大きな不利益にもなりかねないので弁護士への依頼は大切になります。また任意保険は民事上の不利益に対してカバーしてくれますが、刑事、行政上の不利益はカバーは不可能ですので覚えておきましょう。
保険会社が選任している弁護士が加害者につくことがあり、これは保険会社の提携弁護士になります。主な役割として民事上の損害賠償義務を軽減するのが主になります。逆に加害者が交通事故に合い、弁護士に依頼する際は専門性の高い弁護士を選任するのが重要になっていきますのでご注意ください。
車の交通事故の種類は?
交通事故の場合、大きく分けて2つになります。1つは物損事故です。もう一つが人身事故になります。最近では事故に対しての刑事罰の厳罰化が進んでいます。交通事故の種類と特徴をご覧ください。物損事故とは人的被害がなく物のみの賠償になります。車や自転車、施設や設備などの財産に対しての事故といえます。
物損事故の場合、自賠責保険が適応しません。そのため任意保険でカバーする必要があります。また任意保険でもカバーできない場合は民法に基づいた損害賠償を求められますので注意が必要です。また単独事故や自損事故も同じ物損事故です。
では次に人身事故をご覧ください。
人身事故は車の事故で大きいもの
人身事故とは簡単に言えば他人を車で傷つけてしまった事故を意味しています。物損事故と違い他人を傷つけている事から大きく異なっています。これは社会的責任や心理的負担がかかってきます。このことからも心身に加害者にも大きな負担となります。では人身事故でももっとも危険とされる人身事故をご紹介していきます。
最も危険な人身事故は危険運転致死傷罪です。そしてこの危険運転致死傷罪に当てはまる事故とはなにかというと、飲酒運転や薬物投与しての運転がもとで起こる車での事故があります。他には速度制限を遥かに超えた車での事故や無免許運転や暴走運転がもとで起こした車での事故が当たります。
これは業務上過失傷害でかつては5年の懲役刑でしたが現在では20年の懲役刑と重く大きな不利益が生じます。このように人身事故が起こす責任を自覚して安全な車生活をすることが大切です。
交通事故は加害者も被害者も大きな損害です
交通事故のことをご紹介してきましたが交通事故は加害者であっても被害者であっても大きな不利益が生じる大きなことです。
ここでもっとも大切なことは、車という便利な道具が個々個人の認識の違いで大きな責任が生じるという意識を持つことです。どれだけ安全運転を心がけていても事故にあうことはありますが上記でご紹介したように大切なポイントを押さえていれば今後の車を使う生活も安心ですのでご参考にして頂ければ幸いです。
初回公開日:2018年02月06日
記載されている内容は2018年02月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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