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立体駐車場の高さの制限の平均・事故になった場合|機械式

更新日:2024年10月25日

立体駐車場は都心部を中心に増えてきました。しかし危険性を、認識していない人もいるでしょう。残念なことですが、立体駐車場での事故は皆無ではありません。この記事では立体駐車場の種類や、立体駐車場での事故を減らす方法を紹介しています。

立体駐車場の高さの制限の平均・事故になった場合|機械式

立体駐車場の高さ制限の平均

立体駐車場には車のサイズの制限があります

立体駐車場は狭いスペースに多くの車が駐車できる便利な仕様ですが、入庫できる車のサイズが限られてきます。横幅の規制もあるし、高さの規制、重量の規制もあります。立体駐車場での事故は時々あるそうです。その原因となっているのは、車のサイズを見誤っている可能性があります。

立体駐車場には、入庫できる車のサイズが掲示されています。入庫する前に、必ず確かめる習慣をつけることが大切です。事故が起こってから後悔しても遅いです。

高さ制限は1550cmが多い

立体駐車場で一番危ないのは、高さ制限を超過した車を入庫するときです。運転手の視界から車の屋根は見えないので、衝突してから事故に気付くケースが多いです。安い車だったら修理代もさほど高くない可能性がありますが、高級車だったら修理代だけでびっくりするような金額を請求されることがあります。

新しい機械式の立体駐車場では、高さの制限値を1570cmにしているケースもあります。それでも入庫できない車種はいっぱいあるでしょう。高さの制限値を増やすのは、入庫できる台数が減ることになるので難しい面があります。

機械式

昔の立体駐車場は自走式が多かったですが、最近は機械式の立体駐車場が主流になってきました。自走式とは建物の上層部に駐車スペースがあり、そこまで自走してから駐車する形式です。それに対して機械式とは、入庫まではドライバー自らがおこないますが、後は自動的に機械が入庫した車を特定の場所に運ぶ方式です。

機械式の立体駐車場は狭いスペースでも運営できるので、都心部を中心に増えてきました。その中には入庫するときは前進で入れますが、出庫するときはバックで出る仕様もあります。バックで出庫するときはミラーを畳んだ状態で出ることが多いので、ギリギリの低速で出庫した方が安全でしょう。

マンション

最近はマンションにも機械式の立体駐車場が増えてきました。多くのマンションの立体駐車場は、機械式になっています。狭いスペースであっても立体駐車場は、多くの車を入庫させることができるので、これからもマンション内に立体駐車場が増えていく可能性は高いです。

マンションの立体駐車場は自ら操作することが多いですが、入出庫するときは子供がいないことを十分に注意しましょう。

立体駐車場の高さ制限に気づかず事故になった場合

立体駐車場への入庫で一番危ないのは、高さ制限を超過した車が入庫するときです。高さ制限を超過した車が入庫すれば、車は立体駐車場の入庫ゲートの上部にぶつかってしまい破損してしまいます。

その場合の責任の所在はどうなるのでしょうか。立体駐車場に係員がいて係員が入庫を許可した場合は、責任は係員にかかる可能性が高いでしょう。しかし係員がいない立体駐車場も多いです。その際の事故は入庫できる車のサイズをしっかりと見なかった、運転手の責任になるでしょう。

立体駐車場の高さは余裕があるのか

ミニバン

立体駐車場に入庫するミニバンは、高さが問題になります。ミニバンの中にはさほど車高が高くない車種もありますが、機械式の立体駐車場では入庫できないケースの方が多いでしょう。立体駐車場の高さ制限は多少は余裕がありますが、ギリギリと思った場合は入庫するのを止めましょう。

制限値に収まっていても、パレットの中でバウンドして立体駐車場の入庫ゲートの天井に当たる可能性もあります。たとえ入庫できる高さの車種であっても、車がバウンドしないようにゆっくりと入庫しましょう。

軽自動車

軽自動車の場合は、機械式の立体駐車場の幅の制限を超過することはないでしょう。しかし箱形のワンボックスカーと呼ばれる軽自動車は、高さ制限に引っかかるケースが多いです。昔のワンボックスカーであれば、ほとんど問題はありませんでした。しかし最近のワンボックスカーは、車高が高いです。

中には軽自動車であっても、ゴルフバッグを車内に縦に入れられるぐらいの、車高が高い車種もあります。そんな車は機械式の立体駐車場には絶対に入庫できません。どんな軽自動車でも入庫できるという間違った認識は、早く改めましょう。

立体駐車場は古いタイプも多いので注意

最新の立体駐車場は外車でも入庫できるタイプが多いですが、古い立体駐車場では外車はおろか、国産の新しい車種でも入庫できないことがあります。古い立体駐車場の高さと幅の制限値は、昔の車種に合わせているからです。従って古い立体駐車場に入庫する際は、車検証で車のサイズをしっかりと確かめることが必要でしょう。

タイヤのホイールが、外に突き出ている車も注意が必要です。制限幅に合致していると思っても、パレットのレールの端でホイールが擦る可能性があります。ホイールが外に突き出ているかどうかも、しっかりと計算に入れることが大切です。

ワゴン車は自走式の立体駐車場を利用しましょう

機械式の立体駐車場ではワゴン車は、入庫できないケースがほとんどでしょう。理由は高さ制限を遙かに超過しているからです。できたら平面の駐車場を利用するのが一番ですが、平面の駐車場がない場合は、自走式の立体駐車場を探しましょう。自走式の立体駐車場であれば、ワゴン車でも入庫できる可能性があります。

自走式の立体駐車場でも制限のサイズはありますが、機械式の立体駐車場と比較したらかなり余裕があるケースが多いです。しかし車の屋根にサーフボードを搭載しているときは、その分の車の高さも計算に入れましょう。

自走式の立体駐車場の注意点

自走式の立体駐車場は、機械式の立体駐車場よりも事故は少ないでしょう。入庫するスペースも機械式の立体駐車場よりも広くて停めやすいです。しかし自走式の立体駐車場は建物の上部か屋上にあることが多くて、途中はらせん状の道になっています。らせん状なので、前方の車との距離感が分かりづらいです。

自走式の立体駐車場を利用するときは、絶対にスピードの出し過ぎには注意しましょう。前の車が見えないからといって、急加速するのは非常に危険です。出るときは下り坂になるので、常に低速を意識していつでもブレーキを踏めるように用心しましょう。

立体駐車場で多い事故

平面の駐車場でも事故はありますが、機械式の立体駐車場でも事故はあります。特に多い事故は車を指定の場所まで運ぶパレットが来るまでの間に、車を離れるケースです。離れるときにギアをパーキングに入れて、サイドブレーキを引けば問題はありません。

事故が発生するケースはギアをドライブにしたまま、車から離れるケースがほとんどです。ギアがドライブに入っていれば、車は勝手に動いて立体駐車場のドアーに直撃してしまいます。少しでも車から離れるときは、絶対にギアはパーキングにしてサイドブレーキも引きましょう。

立体駐車場の管理人は入庫できる車を見極めるプロ

立体駐車場の管理人の仕事

立体駐車場の現場では、駐車場管理人を置いているケースがあります。利用者の中にはスムーズに入庫できない人がいます。そんな人がスムーズに入庫できる手伝いをするのが、立体駐車場の管理人の仕事です。他には入庫できる車種と、入庫できない車種を見極めるのも仕事の一つです。

特に高さを意識していない利用者が多いので、管理人は入庫できない車は理由を説明して断ることがあります。

立体駐車場の管理人の入庫できる車種の判断方法

立体駐車場の管理人はどうして、入庫できる車種を即座に見極めているのでしょうか。車種のサイズを全部頭に入れるのは難しいので、車の種類で覚えている人が多いです。数字を全部インプットするのは現実的ではないので、車の種類で入庫できるかどうかを判断するのは現実的な方法と言えるでしょう。

制限の高さを超過しているかを判断するときは、自分の顔のパーツの位置を参考にすることもあります。自分の鼻よりも車高が高ければ不可・それ以下であれば可能と判断します。高さを見誤っての事故は多いので、立体駐車場の管理人は車の高さには神経質になっているでしょう。

立体駐車場に入庫するときは用心しましょう

残念なことですが、年間に数件以上は立体駐車場で事故が発生しています。事故が発生する大きな原因は、油断である可能性が高いでしょう。平地を走ってきた感覚そのままで、立体駐車場に入庫しようとするからだと推測されます。平地を走っているときに、高さや幅を意識するケースは少ないでしょう。

しかし立体駐車場に入庫するときは絶対に自分の車の高さや幅が、立体駐車場の制限値内かを確かめなければいけません。それでもついつい、意識が薄れてしまいがちになります。

高さや幅への意識が希薄になりがちな人は、入庫する前に立体駐車場の制限値が書かれている注意書きを、口に出して読むことをお勧めします。口に出して注意書きを読むことで、かなり注意書きの内容が意識できるようになるでしょう。立体駐車場の事故は、意識一つでかなり減らすことは可能でしょう。ぜひとも実践してください。

初回公開日:2018年01月05日

記載されている内容は2018年01月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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