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車の10年落ちは購入するべきではないのか・車検の費用の目安

更新日:2024年10月25日

10年落ちの車に掛かるメンテナンス費用やメンテナンスの方法や注意点。さらには、税金が増額する時期について紹介しています。高年式車を現在所有宇している方や、購入しようか迷っている人にぜひ読んでもらいたい記事になっています。

車の10年落ちは購入するべきではないのか・車検の費用の目安

車の10年落ちは購入するべき?しないべき?

中古車を購入するうえで目安になるのが、走行距離と年式です。一般的に自家用車は、減価償却で6年後には資産価値がゼロになります。しかしながら、一概にもうスクラップ行きなのかと言われればそうではありません。日本で20万キロ近く走行した車が、輸出され海外で販売されるケースはよくあります。

特に、日本車は耐久性が高くしっかりメンテナンスしていれば間違いなく、10万キロ、10年は乗ることができます。もちろん、10年落ちでも走行距離が少なければ問題ないと考えており、パッキンに使われるゴムや樹脂のパーツは交換時期を迎えますが、他の大きな部品はまだまだ現役で使えます。

なので、一概に10年落ちだからと言ってダメというわけではありません。

走行距離10万キロが目安

最近では、パーツの信頼性は向上しており耐久年数は上がってますが、やはりオイル交換や定期点検でこまめにメンテナンスすることが大切です。購入する時に見て確認しておきたい所としては、エンジンオイルの交換頻度、エアクリーナー、エアコンフィルターが交換されているか、タイミングベルトの寿命、バッテリーの寿命が確認事項として挙げられます。

ただ、素人や初めて車を購入する人がこれらの項目をすべて確認するのは、かなり厳しいので信頼できるディーラーや、車に詳しい人に見てもらうと安心です。値段と走行距離だけで購入を判断すると失敗する可能性が上がりますので、玄人の人以外はヤフーオークションの個人売買ではなく、安心できるディーラーから購入するようにした方がいいでしょう。

10年落ちの車検価格は?

初回の車検、2回目の車検までは国産車であれば、ほとんどの車がメンテナンスフリーで乗ることができます。しかし、7年目を迎える3回目の車検では、走行距離が10万キロに達していることが多いので、ちょっとは出費を覚悟しなくてはならいでしょう。

大きな故障や整備が発生する可能性を考えると、ガソリンスタンドやオートバックスなどのカー用品店での車検より、ディーラーでしっかり車検を通した方がいいです。

10年落ちは毎年車検?

巷では、10年落ちの車は車検に毎年通さなくてはならないという噂があります。しかし、これはガセで、何年乗り続けようが初回の3年を除いて、2年に1回の頻度で車検を受ける必要があります。

では、なぜ毎年というような情報が流れたのかというと1995年に法律が変更される前までは、10年を越えた車は毎年、車検に通す必要がありました。中古車を購入する人も、10年落ちに大きな壁がありました。

最初にも述べたように、1995年以降は技術の進歩や、信頼性の向上で10年経っても2年に1回という頻度に変更されています。なので、昔ほど10年落ちの壁は大きくなくなったと言えるでしょう。

部品交換の費用は?

10年目は部品交換が重なる年

10年目になると、壊れていなくてもメーカー推奨の交換部品というものがあり、あらかじめ交換する部品があります。なので、大きな故障がなくても部品の交換時期になるので車検費用が高額になる場合が多いです。

タイミングベルトの交換も

まず、10年落ちの車で挙げられる部品が、タイミングベルトです。簡単にどんなパーツか紹介すると、エンジン内のピストンと力を伝えるクランクシャフトの動きに合わせて、燃料を噴射させたりするのに必要な部品です。説明でもわかりますが、切れたり、伸びたりすると車のエンジンはかからなくなるので、あらかじめ車検時に交換しておきたい部品です。

発生する費用に関しては、軽自動車から大型車まで開きはありますが、2000~8000円で部品自体は購入できます。しかし、エンジンを一度開けて、作業するため工賃がかなり高額になる場合があります。安い軽自動車でも25000円は工賃として請求されるので、大型車に似っている場合はこれよりさらに高額になる場合があります。

ドライブシャフトの交換は大きな出費に

また、運が悪ければドライブシャフトの交換にも見舞われる可能性があります。この部品もメーカーが10万キロ、10万キロで交換する目安になっています。ちなみにドライブシャフトとはエンジンい力をタイヤに伝える部品の事で、大きな負荷がかかりやすいので金属疲労が起きやすいです。

軽自動車のドライブシャフトをみると交換するドライブシャフトは部品代で12000円、工賃で8000円となっています。

10年乗った車の税金は?

日本では、エコと謳いながらも1台の車に長く乗れれば税金は高くなっていきます。さらに、10年落ちになるとエコカー減税も期待できないので、税金の優遇はきたいできません。車にかかる税金の種類は2つあります。それが、自動車税と自動車重量税です。2重税のようなこの税金ですが、微妙に支払額が違いますので個々に紹介していきます。

自動車税の支払い

まず、自動車税です。自動車税は毎年支払い義務があり、滞納すると車検に通してもらうことができないので、必ず支払いましょう。通常では2~2.5Ⅼクラスで、45000円の自動車税が発生します。しかし、ガソリン車で13年、ディーゼル車で11年経過すると、15%増税されます。なので、例の場合では45000円から51750円に増額することになります。10年という期間よりも13年に注意しましょう。

自動車重量税の支払い

自動車重量税は、車の重さに応じて税金が決まる税金の事です。大抵は、車検時に2年分を皆さんが支払っています。こちらは、エコカー減税の対象となりますので、燃費性能や環境への影響を考慮して、初回車検時に免税になったり、大幅な軽減が行われます。

しかし、10年落ちの中古車となるとこの免税は得られないものと考えましょう。また、自動車税同様に13年経過した車は自動車重量税が増額されますので、覚えておきましょう。

10年落ちの車のメンテナンスは?

こまめにメンテナンスしていれば、10年落ちであってもそう簡単に壊れませんし、大事になる前に対処することが可能になります。とはいえ、素人がメンテナンスできるものは限られてきますが、定期的なオイル交換、エンジンルームの点検は行っておきたいです。

また、10年経つとパッキン類の劣化により、車のオイル漏れや液漏れが発生する可能性は高まります。なので、外周もこまめにチェックしながら乗っていきたいです。

10年乗ると買取価格はいくら?

フェラーリやランボルギーニなどのスーパーカー、限定車は値段が落ちないか、さらに値上がりする傾向があります。しかし、ほとんどの車はどんどん価値が下がり続けます。

最近では、ネットで一斉査定してくれるサービスもあるので、よりよい条件で10年落ちの車でも売れるようになりました。車の場合は捨てるものがないので、買取価格は最低でも数万円になりますので、スクラップにするには早いです。

また、スーパーカーでなくてもハイエースやランドクルーザー・SUV系の車はがあって、球数はあるのに部品がないなどの理由で、価格が落ちにくいので10年落ちでも高額買収してくれます。

ハイエースはリセールがいい!

ハイエースの高額買収の例では、15万キロの走行距離で、10年以上前の車でも30~40万円の価格がつけられることが良くありますので、さまざまな所で査定してみることをお勧めします。

それだけ壊れにくく、世界各国でです。ただ、そのさ故にランドクルーザーと並んで盗難率が非常に高い車なので、注意が必要です。

10年落ちの車は買いか?

ひと昔前であれば、10年を経過すると毎年車検が必要だったりデメリットが多かったですが、最近の車であれば信頼性も向上し、税金は多少高くなるものの車検も2年に1度で十分なので、程度が良ければ10年落ちの車も充分購入する車の候補に入れてもいいです。

あとは、前所有者のメンテナンス状態など細かなチェックで問題がなければいい買い物ができるのではないでしょうか。

初回公開日:2018年01月23日

記載されている内容は2018年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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