キャンプで軽自動車・キャンプ仕様にする方法・改造
更新日:2024年06月28日
軽自動車でキャンプに行く方法
「軽自動車でキャンプができるのか」と思うでしょうが、最近CMでも見かけるように軽自動車でもアウトドアに行くことができます。軽自動車のメリットを生かし、デメリットを補うような車種が増えてきました。
以前は、軽自動車は街乗りくらいのちょい乗りや少人数の家族向けでした。しかし、最近ではファミリーカーとして使える軽自動車やワンボックスカーのようにたくさん荷物が詰める軽自動車が増えてきました。
軽自動車は本体価格も車税も安く、エコカーが多いのが特徴です。子供がいる家庭では車はあるととても便利で、そういったニーズからファミリーでもお出かけしやすい軽自動車が増えてきました。
一般的に軽自動車は車内が狭くパワーがないので、キャンプなどのアウトドアには向いてないイメージがありました。しかし最近では軽自動車でも、たくさんの荷物や、家族みんなでアウトドアに出かけられるような車種もあります。
●軽自動車のメリット
小回りがきく、駐車スペースが小さくてすむ、燃費がいい、低価格
●軽自動車のデメリット
馬力がない、車内が狭い、荷物があまり詰めない
キャンプで軽自動車
キャンプカー
コイズミ「かるキャン」
普段は普通の軽キャンピングカーですが、車中泊時にはお家のかたちにトランスフォームします。ステイモードへの変形もとっても簡単で、ウィンチを回して屋根を上げ、拡張壁を引っ張り出すのみです。ステイモード時の車体を安定させるスタビライザージャッキも標準装備です。
収納付きのソファーシートや20Lの給排水タンクもあります。広い空間とロフトが魅力的な一台です。
アウトドア向きの軽自動車
ダイハツ「WAKE」
今、売れている一台です。CMの「どでかく使おう、ウェイクだよ」でなじみ深い軽自動車です。軽のトールワゴンという分類で、大きな車内空間が特徴です。サーフボードや自転車などを積む描写が印象的です。
さらに特徴的なのはそのシートで、シートを倒したりスライドしたりすることで、さらに自由度の高い空間を作り出すことができます。また、スライド式ドアの採用と大きなトランクが使いやすさをさらにアップさせています。
スズキ「ハスラー」
今、話題の一台で「遊べる軽」で有名です。デザイン性もありながら、車内も広く実用的です。燃費もいいので、普段使いにも向いています。平日は買い物などの街乗りに、休日はキャンプなどのアウトドアに、両方使える一台です。
カーオブザイヤーも受賞したの一台です。また、車内のインテリアデザインもオシャレでカラーバリエーションもあります。後部座席も独立して調整できるので、ゆったりと座れます。後部座席の背もたれを前面に倒せば、大きなバッゲージスペースになり、反対に前方の背もたれを後方に倒せばフルフラットになります。
ホンダ「N‐BOX」
軽自動車として売り上げのをひた走るN-BOXです。最近は丸みを帯びたフォルムの車が多い中、箱型で直線的なフォルムが特徴的なファミリーカーです。後部ドアはスライド式で荷物や人の乗り降りが楽ちんです。
車内空間が広く、後部シート独立していて多彩な空間を作り出します。後部座席を跳ね上げ(チップアップ)して広い空間も作り出せるので、後部ドアから荷物を積めたり、ベビーカーをたたまずに積めたりできます。また、後部座席を前方に倒せばフラットにもできるので、自転車が積めるほど車内の後部を広く使えることもできます。
さらに、ボディの振動抑制や適所に配置した吸音材より、今までにないほど静かな走りを実現しました。
中古車
高いキャンピングカーを安く手に入れるには、中古車もです。自分の希望する車種や設備、オプションなど揃っているかどうか確認しましょう。
車中泊可能
ダイハツ「ATRAI 旅楽」
キャンプも車中泊ができればぐっと荷物は減りますし、手軽さも倍増します。
後部座席の側面には大きな収納スペース、天井にも収納スペースがあり、コンパクトながら高性能な一台です。ベッドを組み立てることができ、車内泊にもってこいの設備です。外装は一般的な軽自動車と変わらないので、街乗りも可能です。
窓には防虫ネットがついていて停車時でも窓を開けられ、他にも全面遮光カーテンがついているなど、車中泊しやすい装備がついています。
気軽にできる車中泊ですが、どこでも勝手に停めていいわけではありません。きちんとルールとマナーを守って楽しい旅にしましょう。
軽自動車をキャンプ仕様にする方法
改造
軽自動車を改造した軽キャンピングカーは安価で普段使いも可能です。価格帯は80万~300万円くらいで、通常のキャンピングカーが500万円を超えるのと比較すると、とても低価格です。
また、多くは内装の改造なので、外から見たらキャンピングカーとは分かりません。そのため街乗りもしやすく、普段使いもしやすいです。
収納など
アウトドアに向いている車の条件に荷物をたくさん積めることがあります。キャンプなどのアウトドアは荷物が多くなりがちなので、しっかりと荷物が積める車種を選ぶようにしましょう。車内に収納スペースがたくさんあるととても便利です。
軽自動車でキャンプに行くときの荷物の載せ方
キャンプは荷物が多くなりがちです。さらに、家族が増えれば荷物も増えます。軽自動車はやはり他の自動車に比べて小さいので、荷物を積む時には空間をフル活用する必要があります。後部座席は動かせるのなら前に出し、トランクルームを確保します。さらに、後部座席や助手席の足元を利用するとたくさんの荷物が積めます。
その他に、ルーフボックスやルーフキャリアもです。
軽自動車で家族4人がキャンプに行く際に必要な用品
家族4人でキャンプに行くとなると、大変なのはその荷物の準備です。キャンプには欠かせないテントはもちろん、意外と大きくてかさばるものが多いです。一人なら積み込める荷物も、同乗者増えると積めるスペースも限られてきます。
家族でキャンプに行くにはかなりの荷物になりますが、軽自動車で行くとなると、必要最小限にしないと確実に全部積むことができなくなります。できるだけ荷物をコンパクトにするように心がけましょう。
また、いきなりすべてをそろえるとかなり高額になってしまいますので、レンタルなどを利用して様子や必要度合いを確認し、家庭に合ったキャンプ用品をそろえるのが良いでしょう。買っても行かなくなったり、使い勝手が悪くて使わなかったり買い替えるのではもったいないです。
キャンプに行くときの必需品
1.テント
何はともあれ眠るところを確保しなければキャンプは始まりません。車中泊やバンガロー、レンタルテントを借りる人以外はテントが必要です。大きなテントはかさばったり、強風にあおられたりするので、泊まるのに必要な人数用のテントにしましょう。
寝るだけなので、それほど大きくないもので十分でしょう。初心者や子供が小さい場合は目が離せないので、大人一人でも組み立てられる簡単なものがです。
テントの下には必ずマットを敷きましょう。地面は思ったよりごつごつしているので、クッション性のあるインナーマットを敷くことで、快適に眠ることができます。インフレーターマットなら、小さく収納できるでしょう。
テントを設置するときにはハンマーが必要なものもあるので、組み立て方などよく確認しましょう。
タープ
キャンプにはいかなくても意外と持っている人も多い、使い勝手の良いものがタープです。眠るときはテントですが、日中過ごしたり荷物を置いたりできます。また、日差しや雨を遮ることもできるので、遊んだり休んだりするときにもあると大変便利です。
軽自動車ならコンパクトなヘキサゴンタイプが良いでしょう。
寝袋
夏でも朝晩は冷え込むので人数分の寝袋を用意しましょう。毛布を持っていくと、寒いときにも、暑くて寝袋を使わないときにも使えるので便利です。人数分そろえるとそれなりにかさばります。コンパクトになるタイプのものもありますが、価格も上がります。
照明(ランタン)
ランタンも重要です。夏は暗くなるのが遅いですが、明かりがなければ夜は不便でしょう。
ランタンにはガス、ガソリン、電池の3種類があります。ガスやガソリンは味がありますが、一酸化炭素中毒などの危険がない電池式が簡単でです。必ず予備のガスやガソリン、電池を持っていきましょう。
ランタンスタンドがあるとランタンを高く設置でき、キャンプサイトを照らせるのであると便利です。ランタンは小さくても複数あると便利です。
グリルセット
キャンプといったらBBQと言っても過言ではありません。お店やお家では味わえない醍醐味です。折り畳みでコンパクトになるものもあります。
炭は使う分だけ小分けで持っていき、使い切る方が荷物にならないでしょう。着火剤やトング、うちわやチャッカマンなども忘れないようにしましょう。BBQセットや炭などは貸し出しのところも多いので、事前に調べて荷物が難しいようでしたらレンタルするのも一つの方法です。
それとは別にガスコンロが一つあると、お湯を沸かしたり別の調理をしたりするのに便利です。キャンプで飲むコーヒーや紅茶は格別の味がします。
テーブル&イス
食べたり休んだりするのに必要で、イスはできれば人数分持っていきましょう。折りたたんでアタッシュケースのようになるものはコンパクトで荷造りしやすいです。イスは独立しているタイプの方が、どこでも使えるので便利です。
テーブルとイスを別々に買う場合は高さに注意しましょう。
調理器具&食器
鍋やフライパンなどがセットになっているものが便利ですが、必須ではありません。包丁やまな板は持って行っても良いですが、カット野菜や切った野菜を持っていくことで荷物を抑えられます。ただし、ナイフくらいはあった方が便利でしょう。まな板は紙パックなどを使用すると捨てられるので便利です。
その他に、やかん、ラップ、アルミホイル、ポリ袋、ゴミ袋、キッチンペーパーがあると困りません。菜箸、おたま、しゃもじなども持っていきましょう。
食器類は紙製を持っていくと捨てられるし数があるので便利です。また、キャンプやアウトドア用の食器やカトラリーのセットが家族一式分揃っていると楽です。割りばしは多めに持っていきましょう。
調味料も必要なものを必要な分だけ持っていきましょう。
クーラーボックス
食材を冷やしたり飲み物を冷やしたりするのに必要です。2つあると温度を変えられて便利です。一つには冷蔵庫として保冷材の数を調整し、食材や飲み物を入れます。もう一方は保冷剤をたくさんいれて冷凍庫のように使用すると、冷蔵用のクーラーボックスに保冷剤を足したり氷を持って行ったりすることができます。
衣類
人数分の着替えはもちろんのこと、パジャマやジャージ、サンダルや帽子も備えると便利です。バスタオルやタオルもいろいろと使えるので数枚持っていきましょう。また、上着や雨具があると寒いときに羽織れるので持っていきましょう。
その他
もしものために保険証や救急セット、蚊取り線香や虫刺され用の薬などあると良いでしょう。ウェットティッシュやろうそくもあると便利です。その他にも、遊び道具があると退屈しないでしょう。
非日常のひとときで感動の連続を!
軽自動車でキャンプなんて夢、とあきらめていた人も実現可能になりました。そのときその場所でしか出会えない感動にキャンプは満ちあふれています。子供にとっても感動の瞬間がたくさんあり、キャンプを終えてみたら、またひとつ成長しているのではないでしょうか。
川遊びの楽しさやBBQの美味しさ、テントの組み立ての難しさや夜の星の美しさなど、忘れていた自然のありがたみや美しさを思い出させてくれるでしょう。キャンプで非日常のひとときを目一杯満喫してみてはいかがでしょうか。
初回公開日:2017年12月28日
記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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