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給油口のステッカーは必要か・開け方と開かない場合の対処法

更新日:2024年01月14日

車に詳しい方、修理が得意な方などは思わぬトラブルに合っても対処ができますが、免許取り立ての初心者の方や、車に詳しくない方などは突然のトラブルに身われた時の対処の仕方などに困ってしまうものです。そんな方たちの為に今回は応急処置の仕方など紹介していきます。

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給油口のステッカーは必要か?

最近は車の給油口にステッカーを貼って走っている車が増えてきています。かっこいいステッカーを貼っている方もいれば、好きなキャラクターのステッカーを貼っている方もいます。自分の趣味で貼っている方も多いです。

その中でも必要性の高いステッカーがあります。それが燃料の種類を表すステッカーで、フルサービスでガソリンスタンドの店員さんに自分の車の燃料が何なのかを伝える大事なステッカーです。給油口の側面に貼ってある車もあれば、給油口の裏に貼ってある車もあります。

特に「レギュラー」と「ハイオク」は間違えやすい燃料です。そんな時に給油口に燃料の種類のステッカーをしっかりと貼っていればガソリンスタンドの店員さんも分かりやすく、混油になる危険を防ぐことができます。今回は車に関するちょっとした豆知識を紹介していきます。

給油口の開け方

車にもいろいろな車種があるように、給油口にもいろいろなタイプの給油口があります。特に免許取り立ての初心者の方は、給油口の位置や開ける場所などを把握しておかないと、給油する時に開け方が分からず困ることがあります。

多くの車は給油口の開けるレバーが足元にあります。運転席の扉のすぐ下に給油口のマークが付いているレバーがあるのでそこを引けば開くようになっています。また、ボンネットを開けるレバーのすぐ横に付いている車もあります。

一番分かりずらいのが車の中に給油口のレバーがないタイプの車です。このタイプの車はプッシュ式で外から給油口を押すと開けることができ、ドアロックを解除しないと開けられないようになっています。

給油口に鍵がかかっていて、車の鍵を使って開けるタイプの車もあります。こちらは単純に車のエンジンをかける時に使う鍵で給油口を開けるだけです。なお、ベンツなどの外車は給油キャップに鍵が付いている場合があります。

給油口が開かない場合の対処法

外から押して開けるタイプは、先ほど紹介したように車のロックを解除しないと開きません。また、冬などになると給油口が凍って開かなくなることがあります。前の日に洗車などをした後は、給油口がカチカチに凍ってしまいます。この場合、給油口に鍵が付いているタイプは、洗車をする際に鍵穴にガムテープなどを貼ってから洗車すると凍りずらくなります。

万が一給油口が凍ってしまった時は、無理矢理こじ開けずにウォッシャー液などをかけると開くようになります。ウォッシャー液が無い時は、水やお湯をかける方法がありますが、こちらの方法では給油口を開けた後に必ず水気を拭き取ってください。そうしないと最初よりもカチカチに凍ってしまいます。

凍ってもいないのに蓋が開かない時は、給油口のバネが壊れている可能性もあるので、ディーラーなどに持っていきましょう。素人の判断で開けようとすると蓋ごと取れてしまう危険性があります。

緊急でどうしても給油しなければいけない時は、二人がかりで一人がレバーを引っ張ってもい、もう一人が給油口を引っ張れば開くこともあります。また、外車などではトランクから開ける方法がありますが、国産車ではほぼありません。

いろいろな給油口の種類と車種

一般的な給油口

日産の「キューブ」は車の中からレバーを引っ張って給油口を開ける、もっとも一般的なタイプの給油口を採用しています。運転席の足元付近にあるタイプと、ハンドルの下付近に付いてるタイプの2種類があります。このタイプは、女性の方や高齢者の方でも分かりやすいタイプの給油口です。

プッシュ式の給油口

ホンダの「ライフ」は車のドアロックを解除した状態で給油口を押して開けるタイプです。最近の車に多いタイプの給油口ですが、車に不慣れな方などは最初は戸惑う事が多いタイプでしょう。プッシュ式だということは知っているけど、ドアロックを解除しないと開かない事は知らないという方は意外と多いです。正しく覚えておきましょう。

鍵で開けるタイプの給油口

鍵で開けるタイプの給油口は、古いタイプの車に多いです。このタイプは、車のエンジンをかけるときに必要な鍵で開けるタイプの給油口です。最近の車に乗り慣れている方がレンタカーなどでこのタイプの車に乗ると、鍵がないと開かない事を忘れて給油口を開けるレバーを探してしまうことがあります。古いタイプの車に乗る時は注意しましょう。

給油口キャップに鍵が付いてるタイプの給油口

給油口にキャップ専用の鍵があるタイプの車もあります。このタイプはエンジンをかける鍵とは別に専用の鍵があり、万が一専用の鍵を無くしてしまうとキャップが開かなくなり、給油ができなくなってしまうため、鍵の管理をしっかりと行う必要があります。

スズキの「ジムニー」など、給油口を鍵で開けるタイプの車の中には、鍵を浅くさして一周回してから開けるタイプのものもあります。奥まで刺さらなかったり、上手く鍵が回らないからといって無理やり差し込んだり回したりすると簡単に鍵が折れてしまいますので注意が必要です。

給油口にステッカーが貼ってない時の油種の確認方法

車検証で確認

どんな車にも必ず付いてる車検証です。こちらを見れば現在乗っている車の油種がすぐに確認できます。車に詳しくない方は車検証で確認してみましょう。

エンジン音で判断

エンジン音で判断する方法は、素人の方にはわかりにくい方法ですが、紹介していきます。

エンジンを判断する方法ですが、「レギュラー」と「ハイオク」の場合は判断することが難しいです。しかし、軽油はエンジン音が「レギュラー」や「ハイオク」と全く違い音が大きいのが特徴です。レギュラー使用の車と、軽油使用の車を二台並べて比較すると素人でもわかるほどエンジン音に違いが出ます。

しかし、最近の軽油使用の車は性能がよく、軽油でも比較的音が静かな車もあるため、素人には判断するのが難しくなってきています。また、匂いで判断するという方法もありますが、こちらは音よりもさらに判断が難しいです。

燃料ステッカーの最初に「無鉛」が付いてる意味

燃料ステッカーに「無鉛プレミアム」や「無鉛ガソリン」などと記載されている車がありますが、「無鉛」記載が「ガソリン」や「ハイオク」とだけ記載されいる燃料とは何が違うのでしょう。

「無鉛」とはその名のとおり「鉛」を使っていない「ガソリン」や「ハイオク」のことで、実は昔はすべての車が「有鉛」の燃料を使っていました。

ほとんどの車が「無鉛」になった理由として、「有鉛」が主に使用されていた時代に「有鉛」を使用していた車から出る排気ガスによって鉛中毒者が発生してしまう事件があり、これをきっかけに今まで「有鉛」が大半を占めていた燃料がほぼ「無鉛ガソリン」に変更されました。

そのため、「無鉛ガソリン」や「無鉛プレミアム」などの記載があっても「ガソリン」や「ハイオク」と同じ扱いになります。

給油口の位置

左右

車の給油口の位置は、だいたいは運転席側か助手席側の後部座席の少し後ろの場所に付いています。また、トラックやキャンピングカーといった特大車の場合などは前のタイヤと後ろのタイヤの間ぐらいに付いています。

給油口のキャップをなくした時

セルフスタンドが増えてきた現在では給油口のキャップの閉め忘れが非常に増えてきています。キャップを閉め忘れているということは、走行中に凸凹や衝撃が加わるとガソリンが漏れてしまう原因になります。

みなさんも知っているとおり、ガソリンは揮発性の高い危険な物質です。気化したガソリンが車の中や車周辺に停滞している状態でタバコなどを吸うと非常に危険です。そこで、キャップの閉め忘れに気づいた時に近くにガソリンスタンドやディーラーがないときにできる応急処置を紹介します。あくまで応急処置なのでできるだけ早く専門店に車を持って行きましょう。

応急処置の方法ですが、まず給油口の入り口をビニール袋やゴム手袋などで塞いでください。こちらの方法は気化などを防ぐ事を目的とした対処法です。できるだけ密封性の高いものでしっかり塞ぎ、途中で外れてしまわないようにしっかりと固定して下さい。応急処置をした上でディーラーなどへ行き、新しいキャップを取り寄せてもらいましょう。

給油口の向きはどちらか

自分が車を運転している時は、給油口の向きがどちらに付いているか分からなくなってしまうこともあるでしょう。フルサービスのガソリンスタンドなら店員の片が誘導してくれますが、セルフスタンドの場合だと自分で給油口の位置を判断して入れなければなりません。

自分の車の給油口の向きをキチンと把握していれば問題はないのですが、レンタカーや借り物の車だといざという時に困ります。

そんな時に自分が乗っている車の給油口の向きを一瞬で判断できる方法があります。それは燃料メータの近くにある給油機のマークです。そのマークの横に「▶」のようなマークがあります。実はこのマークは自分が乗っている車の給油口の向きを示しています。

右向きにマークが付いていれば給油口は右側、すなわち運転席側に付いているということになります。たいていの車はこのマークが付いているのでこのマークがあるということを覚えておきましょう。

給油口が締まらない場合の対処法

車の給油口が締まらないトラブルは意外と多いです。多くの場合は給油口のレバーを引っ張って開けた後にそのレバーが元に戻らず引っ張った状態のままになり、給油口の蓋がキチンと締まらなくなっているケースが多いです。

しかしワイヤーが折れていたり、断線していた場合は自分で直すのは車に詳しい方や修理に手慣れた人ではない限り困難です。車の修理工場などに持っていきましょう。

ただし、その場合は修理費が数万円ほどかかります。だからといって、お金を払いたくないから自分で直そうと考えることもよくありません。万が一全く壊れてない部分を壊してしまうとさらに数万円の出費が余計につく可能性が出てきます。知識がない方は素直に修理工場に相談しましょう。

給油口のステッカーには意味がある

いかがでしたでしょうか。給油口のステッカーは燃料の種類を表わしているため、貼っていないといざという時に困ることにあります。ガソリンスタンドで給油する時に、ステッカーの表示を見ればどの燃料を給油すればいいかわかるので、混油を防ぐためにも給油口のステッカーは重要です。この記事をとおして、給油口のステッカーの意味を分かっていただけたなら幸いです。

初回公開日:2018年01月21日

記載されている内容は2018年01月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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