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自動車・自転車での手信号のやり方とおぼえ方・種類一覧

更新日:2024年03月12日

車両乗車時の緊急時に重要となる「手信号」という合図があります。車両はバッテリーがなければ、ウィンカーが点きません。ですので、そうした場面では大いに役立つ合図です。今回は、併せて警察官が行う「手信号」にも触れながら、詳しくご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

自動車・自転車での手信号のやり方とおぼえ方・種類一覧

手信号ってどういう合図なの?

車や自転車に乗ると、その状況に応じていろいろな方法で合図を出しながら、安全に留意して走行します。

公道でウィンカーという合図を出すのは、一般的には車・バイクが中心です。ウィンカーは、前後左右計4か所あり、左右へ曲がることを周囲へ知らせるための合図です。

ですが、このウィンカーは車両のバッテリーを使い、バルブという電球を介して行う合図ですので、経年でバルブ切れを引き起こします。

こうなるとウィンカーとしての役目は果たしません。ですので、このまま公道を走行していると非常に危険です。

そのために、緊急時の合図として「手信号」という方法があります。名称のように実際に手・腕を使って周囲へ合図を行うアナログ的な合図の方法です。

どういう時に使うの?

先のように、車両を常時運転していますとウィンカーが切れてしまい、それに気付かずに乗車してしまうことがあります。

厳密に言えば、そうした運転は「整備不良」という違反ですので、灯火類が点灯していない場合、警察官に見付かると捕まり、違反金の支払いと違反切符を渡されてしまいます。

もし、道中でウィンカー切れに気付いた場合には手信号を使いましょう。これで、仮に警察官に停められても、事情を説明すれば問題ありません。

ただ、そのままの状態で運転し続けることも違反となりますし、中には手信号を出すことが恥ずかしいと感じる方もいます。

その足で近隣のショップへ向かい、ウィンカーのバルブを購入して付け替えるか、もしくは工場にて交換してもらいましょう。

違反ではないの?

手信号とは、基本的に緊急時の合図方法です。そのため、違反にはなりません。ですが、毎時行う「乗車前点検」ということを行っていれば、ウィンカーが切れていることを発見できます。あくまでも、緊急時の対策が手信号ですので、毎時点検しておけば安心です。

現代では少なくなりましたが、旧車と呼ばれる車両の中にはウィンカーを装備していない車両もあります。こちらは外国製の車両にも多く見られ、日本国内でも公道を走ることができます。

旧い形式の車両の場合、そうした車両も珍しくありませんので、この場合は初めから手信号のみでの合図を基本とします。中には、シートベルトが装備されていない車両もあり、そちらも年式により、違反とはなりません。

ですので、警察官に指摘されても問題ありません。旧い車両であることを説明しましょう。もしくは、車検証などの証明証を提示すれば大丈夫です。

どういった車両でできるの?

手信号は緊急用と述べましたが、日常から活用することも可能です。たとえば、小さなバイクに乗っている場合、ウィンカーが小さい車両があります。

こういった車両では、後続車からウィンカーの表示が見えづらいケースがあり、それが理由で事故が発生することがあります。

ですので、ウィンカーと併せて手信号を出すことも有効な合図の仕方です。これにより、後続車両に曲がる方向がはっきりと合図できますので、とてもです。

ちなみに、手信号をやってはいけない車両というのはありません。教習所でも習ったように、主に緊急時は行う旨の教習がありました。

腕を使って行う、大きくて分かりやすい合図ですので、どういった車両でも安全意識を高く持ちたい場合、とても有効的な方法ということです。

自転車ではどうやるの?

エンジンがついていない「軽車両」でも同じように手信号が活躍します。軽車両とは、エンジンが積載されていないものを差し、その中でも一般的な車両が自転車です。

自転車はとても便利な二輪車ですが、昨今、自転車による事故が増えています。なぜなら、ウィンカーが装備されておらず、運転者のみが自在に右左折をするためです。

こうした車両には特別有効で、大きな役目を果たすのが手信号です。むしろ、自転車に乗る方には合図方法です。

急に路地を曲がったり、方向転換をすると非常に危険です。大きく手信号をすることで、周囲へ自分が曲がる方向をアピールできますので、お互いが安全に公道を利用できる「優れた合図」ということが言えます。

片手運転で行うので注意が必要!

自転車の場合、片手運転ができなければ手信号はできません。たとえば、右折する場合には右手を水平に差し出します。左折する場合、右腕を直角に曲げて合図するか、左腕を水平に差し出します。

やはり、こうした合図を出しながらの運転は、周囲へ曲がる意思が伝わり、とても安全な方法です。まだまだ行っている運転者は少ないですが、ぜひ積極的に行うことをいたします。

ただ、一瞬ハンドルから片手が離れますので、操作に慣れずに転倒してしまう危険性がありますので、ある程度慣れてから手信号を行いましょう。これにより、歩行者との接触事故も減ることでしょう。

後から付けられるウィンカーがあるの?

自転車には標準装備としてウィンカーが付いていません。そのため、接触事故を起こしたり、危険な運転をしてしまうケースが多々あります。

そのため、手信号を使うことが一番リーズナブルで分かりやすいのですが、別途ウィンカーを後付けすることもできます。

ワイヤレス式のものもあり、とても有用な器具です。やはり、自転車は軽車両という区分の車両ですので、ウィンカーを付けておけば便利な右左折が可能となります。

どちらに曲がるかを事前に周囲へ知らせることで、減らせる事故はたくさんあります。ほんの少し身勝手な運転をしただけで、大きな事故を起こしたり、巻き込まれたりします。

そうした状況を避けるため、このような対策を行うことは重要なことですし、ひいては自分の身を守る手段となりますので、いたします。

自動車で手信号はどうやるの?

自動車で手信号を行う場合もあります。国産車での場合、まずは運転席の窓を全開にします。そして右腕を車外に出して行います。

曲がる直前には、左手のみの片手運転になりますので慎重に操作しましょう。右折する場合は水平に腕を伸ばします。左折する場合は、腕を直角に曲げて合図します。これで、周囲へ曲がる意思を伝えることができます。

ただ、1つ注意点があります。自動車での手信号の場合、車幅がありますので、すり抜けて来るバイクと腕がぶつかることもあります。手信号に集中しすぎると、こうしたトラブルも起きます。

ですので、自動車の場合に手で合図をするには、余計に周囲への注意力が必要となります。そのため、後ろを確認してから合図を出しましょう。

交差点手前何メートルでやればいいの?

交差点で右左折をする場合、どれくらい前から手信号を出せばよいかというと、ウィンカーと同じように、交差点の手前約30メートルです。

曲がる方向が分かっていれば、早々に合図しておきましょう。ウィンカーや手信号とは、自分のための合図ではなく、周囲への合図です。

稀に、曲がる寸前で合図を出す車両もいますが、それは危険以外の何物でもありません。狭い隙間をバイクや自転車が直進しようとして、接触して事故が起きます。

「合図はギリギリでいいだろう」といった、身勝手な考えが大きな事故を引き起こす最大の要因です。ウィンカーや手信号とは、周囲へ曲がる方向を伝える意思の合図です。これにより、歩行者も含め、後続車も柔軟に操作して運転することができますので安全です。

車線変更時にも使えるの?

右左折のみではなく、車線変更をする場合でも同じように手信号を活用できます。この場合でもウィンカーを使う時と同じように、車線変更をする3秒前に合図を出しましょう。

車線変更しながら合図を出すことは、合図本来の意味がありません。後続車へ「これから車線を変更しますよ」という意思を「3秒前に知らせる」のが合図ということです。ですので合図を出し、後続車の確認をして、車両がなくなった車線に速やかに移動しましょう。

また、自動車でも旧式の場合、ウィンカーが装備されていない車両もあります。法規では問題なくても、やはり公道では合図ができない車両ですと大変危険です。

そのため、そうした車両の場合、常時手信号で合図を行うか、別途ウィンカーを装備することが重要となります。

警察も手信号をするの?

警察官の移動やパトロールには車・自転車・バイクといった手段が用いられています。自転車以外はウィンカーが付いていますので、日常的に手信号を行うことは稀です。

緊急時に窓から手で合図を送る警察官がいます。これはパトカーの助手席に乗った警察官が行うことが多い合図です。緊急時には、公道の車両を避けながら縦横無尽に移動しなければいけません。

そのため、手信号で車線変更の合図をする警察官がいます。こうした緊急時には運転を停止して道路の脇により、パトカーを優先させましょう。

緊急事態の場合、とても大きな事件や事故が起きている可能性があります。ですので、一般車両は状況に応じた箇所へ車両を寄せて停車し、緊急車両がとおり過ぎるのを待ちましょう。

乗車前点検が大事なの?

警察官が使用する、車・バイクで常用として手で信号をする車両はほとんどありません。なぜなら、「乗車前点検」という乗る前に電装系の点灯確認を毎日行っているためです。

電球はいつ切れるかの予測ができませんので、毎日1度確認することでバルブ切れが発見できます。そうすれば、その都度修理できますので、公道でバルブ切れをしてしまう警察車両はありません。

こうした点検は、一般人にとってもとても有効的な作業です。点検するのが面倒であったり、何を点検したら良いのかわからないケースもありますが、ウィンカーの点検はとても簡単です。

エンジンをかけて、暖気している間に4か所のウィンカーの点灯を目視でしっかりと確認しましょう。この時点でバルブが切れていれば即交換ができますので、道中バルブ切れを起こすことがなくなります。

手信号の覚え方とは?

緊急時はいつやってくるかわかりません。そのため、手信号をやったことがない方も多いことでしょう。

ここまでご覧になると、おおむねのやり方は把握できた方が多いことでしょうが、改めておさらいしておきましょう。

<左折時はどうすればいいの>
・左腕を真っ直ぐ地面と水平に出す
・右腕を直角に曲げて出す

<右折時はどうすればいいの>
・右腕を真っ直ぐ地面と水平に出す
・左腕を直角に曲げて出す

このように、4パターンの方法があります。どれも簡単ですので、覚えやすい合図です。公道での緊急時には、こうした手信号を使いましょう。とても分かりやすく、大きなアピールができますので誰でも安心して右左折ができます。

目視をしてから行えばさらに安全!

手で信号を使わなければいけない状況とは、緊急時である場合がほとんどです。ですので、気持ちが焦っているケースがとても多いです。

そのため、周囲の安全確認を怠ってしまう瞬間があります。ですので、緊急時こそ落ち着いた判断が大切です。

まずは、行きたい方向を目視しましょう。そして、後続車両が迫っていなければ手信号を出し、曲がる方向を意識します。

ミラーのみでの後方確認は大変危険です。なぜなら「死角」という、ミラーには映りきらない角度が存在しています。ですので、上半身を回しながら、しっかりと後方確認をすることが最善の安全確認です。

これと併せて手信号を使えば、危険な状況が一切ありません。ですので、初めて手信号を使う場合でも、ゆとりある操作が行えますので操作法です。

ウィンカーと同じタイミングで行えばいいの?

手信号とは、法規でも認められている合図の方法です。ですので、先のようにウィンカーと同じ感覚で活用しましょう。

後続車にとって、手で行う合図がどういったことなのか判断されないケースもあります。そうした状況は大変危険です。そのため、早目の合図を行うことが最善です。それにより、後続車も前方車両がどういう意思表示をしているかが汲み取れます。

交差点であれば30メートル以上手前から、時間で言えば5秒前から行う、といったように法規走行定められているよりも早めに、猶予をもって合図を行うことをいたします。

これで、周囲の車両にもしっかりと意思が伝わり、安全に行きたい方向へ曲がったり、移動することができるようになります。

交差点で行う手信号には代用機があるの?

「手信号」という同じ言葉でも、違った動作を表わす意味合いもあります。交差点などで緊急時や信号機が故障している場合、警察官が車両の交通整理をする場合も同じく手信号と呼びます。

ですが、警察官が手で合図することが困難な場所で、手信号の代わりとして使用する代用の信号機があります。縦状で上から「青・赤」の二色で構成されています。

つまり、縦長の信号機ですので、こちらが警察官による手信号の代替をするため、運転手には判別がしやすくなり、より一層交通マヒを防ぐことができます。

警察官が行う手信号の種類とは?

警察官が行う手信号は両手で表されますが、どういった形にどのような意味があるのかを把握しておくことで、実際にそうした場面に遭遇した時でも落ち着いた判断ができます。

両腕で大きく信号を行うことが多く、とても大事な合図があります。緊急時にこうした場面に遭遇することが多いですが、近隣の道路で道路工事をしている場合などでも、交通整理をする方が旗や手で合図を促す場面があります。

赤い旗が「止まれ」を表わし、白い旗が「進め」を表わしていますのでわかりやすいです。安全運転のためにも、ぜひ役立ててください。

赤信号はどういう表示なの?

車両の運転で一番大事なことが「止まる」ことです。止まっていれば事故は起きませんので、緊急時には慌てずに停止することがとても大事なことです。

仮に赤信号が壊れてしまうと、大惨事となってしまいます。警察官などが行う信号にも「赤」の意味がある動作がありますので、ご紹介いたしましょう。

両腕を真横に水平に出している状態が「赤信号」の意味があります。または、両腕を真っ直ぐ脳天へ出している場合でも「赤信号」という意味があります。

ですので、緊急時にはこうした動作をしている警察官や係員がいた場合、速やかに車両を停止しましょう。

右折はどういう表示なの?

車両が右折できる動作の場合は、警察官や係員の方が運転者から見て「右」へ片手を出しています。旗を持っている場合では、腕を動かしながら行っているケースもあります。

この場面では、速やかに右折をしましょう。仮に、この時に運転する車両のウィンカーが故障している場合でも、運転者は右折の手信号を出して曲がります。これで、とても円滑な流れで車両が進行できますので、安全な状況です。

ウィンカーと併せて行えばさらに安全!

車両や警察官の手で行う信号について詳しく述べて参りました。各車両は、バッテリーがなければ走行することができません。

バッテリーの点検をすることが、いつも快活・安全に運転するために必要な点検です。併せて、灯火類の点検も行うことで、常にスムーズな走行を楽しむことができます。

そして、いつも快適な車両に乗っていれば、故障やトラブルに遭遇することはありません。今回ご紹介した、手で行う合図も使い方によってはとても便利な方法です。

特に「小さな二輪車などに乗車する場合」には有効的な手段ですので、ぜひウィンカーと併せて手信号も行って運転してみてください。

きっと、今までよりも安全意識が高くなり、車間距離を上手にとれる運転者となることでしょう。

初回公開日:2018年02月06日

記載されている内容は2018年02月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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