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静粛性があるタイヤ3・特徴別タイヤ

更新日:2024年09月01日

タイヤがうるさいと感じたことはありませんか。タイヤと騒音・ノイズはとても深く関係しています。今回はタイヤの静粛性について注目して評価の高いタイヤを紹介します。また、ミニバンやセダン、SUVなどの車種別の静粛性に優れたタイヤを紹介していきます。

静粛性があるタイヤ3・特徴別タイヤ

静粛性があるタイヤ3

車を所有するとタイヤの管理というものが付いて回ってきます。今回はタイヤにスポットを当てていきます。タイヤを見ていくうえでよく言われることに、「静粛性」という言葉があります。この静粛性の点に絞ってタイヤを3つ紹介していきます。

BRIDGESTONE(ブリヂストン) REGNO「GR-XI」

ブリヂストンが誇るプレミアムコンフォートタイヤです。REGNOはロングシリーズで登場したのは1981年です。タイヤに求められるものすべてを絶妙なバランスで盛り込んだタイヤです。

静粛性という点に注目するとこのタイヤは、タイヤから発生してしまうパタンノイズを軽減するためにダブルブランチ型と呼ばれる消音器をタイヤのパタン(溝)の部分に搭載することでこれまで以上にパタンノイズを減らし静粛性能を実現しました。

また、路面との接触で発生するロードノイズに関してもタイヤの内部にあるベルト部分の振動が車内の嫌な音として伝えてしまうため、吸音シートを内蔵することで車内へできるだけ音を取り込まないように設計しています。

さらに、REGNOは直進での安定性や車線変更時のふらつき、ウェット時の制動などタイヤに求められるものを高い水準で持ち合わせています。ブリヂストンが誇るすばらしいタイヤといえるでしょう。

DUNLOP(ダンロップ) VEURO VE303

ダンロップが開発したプレミアムコンフォートタイヤが、VEURO(ビューロ)というブランドです。2013年に発売されたVEURO VE303は以前まで販売されていたVE302よりも優れている点が多くあります。

まず静粛性の点ですが、DANLOPが開発した技術「サイレントコア」と呼ばれる特殊吸音スポンジを取り入れているタイヤです。タイヤは当然空気が入っています。路面の凸凹にタイヤがあたると、中の空気に振動として伝わります。この振動の波が音の原因です。この振動の波をタイヤ内部に吸音スポンジを内蔵することによって吸収しノイズ音を低減しています。

摩耗に強く低燃費を実現させたタイヤ

さらに、低発熱密着ゴムを採用しており、走行時に発生してしまう不要な熱を抑え、転がり抵抗を減らしています。現在の車ユーザーに求められる低燃費化を実現しています。また、トレッドハイブリッドバンドと呼ばれる剛性の異なる素材をより合わせたコードを使用してタイヤの摩耗が少ないように設計されています。

静粛性能をもっていて、さらに低燃費で長く使用できるタイヤがダンロップVEURO VE303になります。

YOKOHAMA(ヨコハマ) ADVAN db V552

ヨコハマが販売するプレミアムコンフォートタイヤが「ADVAN db」です。これは1998年から販売されたロングブランドで、静粛性に特化したタイヤです。

2017年に発売されたV552は、静粛性能の点がとても向上したタイヤです。トレッド面の下に秘密があり、サイレントベースゴムと呼ばれるゴム素材を取り入れることで吸音や異音の発生を抑止しています。ヨコハマはこの素材をタイヤのサイズごとに最適な厚みを設定して取り入れています。

また、トレッドの配置を微妙にずらすことでノイズの発生を少なくしています。さらに直進やコーナリングなどの安定感も備わっている上質なタイヤといえます。

車の静粛性の意味とは

これまで静粛性について書いてきましたが車の静粛性とはいったい何なのかということをおさらいしておきましょう。

静粛性とは、「音が静かな能力」ということで車でいうとタイヤやエンジン、マフラーなどが音が出るものとしてあげられます。静粛性とは、静かである力を指し、静粛性の高いタイヤとは「静かである力の高いタイヤ」を指します。今回ピックアップするタイヤの音とは何を指すのでしょうか。

「ロードノイズ」「パタン(パターン)ノイズ」という二つの音がタイヤの騒音としてよくあげられます。

「ロードノイズ」とは、走行時に発生するノイズのことです。路面の凹凸など荒れた路面を走行する際に発生する「ゴー」という音です。「パタン(パターン)ノイズ」は、トレッドと呼ばれるタイヤの路面と接触する部分から発生してしまうノイズのことです。

タイヤの理想形「プレミアムコンフォートタイヤ」

多くのタイヤメーカーはこの二つのノイズを解消、低減するためにいろいろな技術を開発してタイヤを販売しています。静粛性の高いタイヤのタイプで「プレミアムコンフォートタイヤ」があります。

このタイヤはセダン型の高級車などの高い静粛性を求められる車を想定したタイヤがあります。また、静粛性のほかにも走行性能や低燃費性、長く使用できる耐摩耗性などタイヤに求められるすべてを高い水準で備えたタイヤをプレミアムコンフォートタイヤと呼びます。

特徴別静粛性があるタイヤ

静粛性のあるタイヤはほかにもたくさん存在します。今回は車種別のタイヤを紹介していきます。

ミニバン中でもLサイズミニバンにいいタイヤは?

ミニバンについては、まずはアルファードやヴェルファイアなどのLサイズミニバンと呼ばれるミニバンにスポットを当ててタイヤを紹介していきます。

ミニバン専用に設計されたタイヤのなかで注目してほしいタイヤがダンロップの「エナセーブ RV504」です。車重の重いミニバンで起こりうる外側が減ってしまう偏摩耗に強く、耐摩耗に特化しているため長持ちしてくれるタイヤで経済性に優れています。

さらに、転がり抵抗が少なく、比較的燃費の悪いミニバンにとってうれしい点です。静粛性にも優れたミニバン専用タイヤです。

CX5に静粛性の高いタイヤは

CX-5はクロスオーバーSUVの代表格といえる車です。現在の車市場で熱量のある分野がSUV市場といえます。この車はマツダが2012年に発表した車で2017年にモデルチェンジをしました。この車に合う静粛性に富んだタイヤを紹介します。

ブリヂストンの「DUELER H/L850」がタイヤとして紹介します。このタイヤはSUVタイヤのコンフォートタイヤでオンロード高速走行可能タイヤです。コンフォートタイヤなのでそもそものタイヤ性能が高いです。

中でも静粛性能に関してはラグ溝というタイヤの横溝の角度をつけることによって接地と静粛性をあげています。街を走るSUVには理想のタイヤといえるでしょう。

SUVに求められるタイヤの性能とタイヤ

現在のSUVは以前のような重心が高い、オフロード性能が必要なSUVよりも低重心で街乗りなどオンロードが求められるクロスオーバータイプがです。このような流れに対応したタイヤの一つにヨコハマが販売している「GEOLANDAR SUV」があります。

パタンノイズを低減するパタンデザインを採用して車外通過音をなど街乗りで利用しやすいタイヤになっています。また、オフロードとオンロード両方に対応している点もとても魅力的な点です。

軽自動車似合う静粛性の高いタイヤの紹介

軽自動車で、静粛性に優れたタイヤは以前までありませんでした。タイヤサイズとして取り扱っていないのが現状でした。しかし、ブリヂストンは軽自動車用のコンフォートタイヤを開発しました。それが「GR-Leggera」です。

軽自動車のタイヤは、サイズの小さいことから摩耗の部分で不利な部分があります。しかしこのタイヤはトレッドのデザインの横溝を配したデザインを採用して摩耗に強くしています。さらにREGNOシリーズにも使われている技術ノイズ吸収シートも採用することで静粛性のほかに耐摩耗についても克服しています。

現在の軽自動車ユーザーの多い流れに遭ったタイヤといえるでしょう。

ミニバンに合う静粛性に優れたタイヤは?

ミニバンという車の特徴として挙げられるのは、車の重心が高い位置にあるのでカーブの部分でふらつきが起こりやすい。また、大人数で乗ることや大きな車のため車重があるのでブレーキに気を使います。大人数が乗るため、走行時の騒音が少ないと会話がしやすいことが挙げられます。

ミニバンに求められる者に遭うタイヤの一つにヨコハマの「BluEarth RV-02」があります。ウェット性能が高く、コーナーの性能に関しても踏ん張ってタイヤのふらつきが少なくなっています。さらに、静粛性に関しても自信のあるタイヤでメーカーも「3列目との会話も快適」と謳うほど静粛性に自身があることがうかがえます。

セダンに合うタイヤとは

セダンはまず走行時の安定性の高い車が多いです。さらに、クラウンなどはエンジン音など静かな設計がなされており、車内の音も静かな作りとなっています。そのため、タイヤはノイズを拾いにくいタイヤが望ましいといえます。

たくさんのタイヤの中で今回紹介するのは、ミシュランが販売する「MICHELIN PRIMACY 3」というタイヤです。このタイヤは静粛性に優れたトレッドデザインをしています。さらに高速走行時に下からの突き上げなどを素早く吸収する設計となっているため乗り心地が快適といえます。バランスの取れた素晴らしいタイヤです。

タイヤの静粛性の比較

「タイヤの静粛性は高いほうがいいと思うけど、普通のタイヤとそんなに違うの」と考える方は多いのではないでしょうか。今回はどれだけ違うのか説明していきます。

まず、普通の価格の安いタイヤは摩耗もはやく新品時よりも音を立てて走るようになってしまいます。以上で挙げたタイヤのようにトレッド面の工夫や吸音素材を取り入れることで音を出さないようにしています。

さらに、劣化の速さが違うことが考えられます。劣化してゴムが硬くなってしまうと走行時に発生するロードノイズを発生させやすくなります。ほかにもホイールバランスなど様々なことが起因して音が鳴りますが普通のタイヤとは明らかに違います。

静粛性に優れたタイヤにいえること

今回は静粛性の高いタイヤにスポットを当ててタイヤを紹介していきました。以上に挙げたものに共通する点は、静粛性に優れたタイヤはグリップ性能や走行安定性についても高い水準で評価されているタイヤばかりだという点です。今回の紹介を踏まえてタイヤの購入の参考にしてください。

初回公開日:2018年04月16日

記載されている内容は2018年04月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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