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【種類別】半クラのやり方・コツ・練習方法・異音の原因と対処法

更新日:2024年09月15日

マニュアルの乗り物には必要不可欠なのが半クラッチです。この操作ができないとスムーズな走行ができません。半クラッチを覚えることで、マニュアルの車やバイクも自在に乗りこなせることができます。さらにクラッチの仕組みも知っておくと便利ですので、参考にしてみてください!

【種類別】半クラのやり方・コツ・練習方法・異音の原因と対処法

バイクのクラッチとは?

バイクには色々な車種があり、その乗り方や運転方法も異なります。今回は、マニュアル車と呼ばれる形式のバイクと車のクラッチの使い方を中心にご紹介いたします。まずはじめに、バイクに関する内容からご覧ください。

バイクの場合は発進するためにクラッチレバーを使います。これには「半クラッチ」という操作を上手に駆使することで、とてもスムーズな操作が可能となります。

教習所での免許取得はオートマチックとマニュアルがあり、好みで選択できます。乗りやすさ重視であれば、オートマチック車がですが、操作を楽しみたい場合にはマニュアル車の方がです。

それでは、「半クラッチ」について述べて参りますので、これからマニュアル車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

原付にもクラッチ付きのマニュアル車がある

原付は50ccのバイクですが、モンキーやマグナ、ジャズといったマニュアル形式のバイクもあります。排気量が小さいだけで、機構は大きなバイクと変わりません。

ただ、排気量が小さなバイクですとクラッチレバーが軽く握れますので、長距離の運転や女性でも手が疲れません。

車重も軽く、小回りもしやすいため、とても乗りやすいバイクです。しかも、原付の免許は1日あれば取得できますので、クラッチの付いたバイクに慣れておきたい方へもできるバイクです。

普通二輪車はアクセルワークも重要!

普通二輪車とは、51cc~400ccまでのバイクを差します。その中でも、250ccクラスとなると車体も原付より大きくなり、車重もかさみます。

エンジンパワーが大きくなるので、比例してクラッチを握る力も必要となります。操作はいずれも変わりませんが、ギアの数が増えるのでチェンジする回数も増えます。

やはり、原付と比較すれば小回りがしづらく、クラッチも硬くなりますが、大きな速度が出るバイクです。

250cc以上であれば高速道路を利用できますので、ギアをに入れてしまえばあとはクラッチ操作をする必要がなくなり、アクセルワークのみで走行できますので、排気量が大きくなればなるほど高速では利便性が高くなります。

大型二輪のクラッチは慣れるまでは硬い!

大型二輪とは401cc以上の排気量のバイクです。最大では1,500ccを超える大排気量の車種もあり、750ccでもクラッチ操作は硬く感じることが多いです。

やはり排気量が上がると、クラッチを切ることに労力を使いますので、日頃から握力を鍛えておくと半クラッチを繰り返すロングツーリングでも疲れが出にくいです。

ただ、どうしても半クラッチに疲れてきたら、肩を入れてクラッチを切るという方法もありますので、乗り方の1つです。

半クラッチってどういうことなの?

そもそも、半クラッチとはどういう操作であるのかをご説明いたしましょう。そして、クラッチとは何かと言うこともご紹介いたします。

エンジンの回転を後輪へと繋げて前進する乗り物がバイクですが、その動力を一旦切り離す役目をするのがクラッチレバーです。つまり、クラッチレバーをしっかり握ることで、エンジンの回転数が後輪へ伝わらずに空回転をします。

その間にギアを変速して、再度半クラッチにして徐々に繋いでいきます。クラッチ機構は円形で板状のプレートが数枚噛み合うことでクラッチを繋げています。クラッチを切ると、この円盤状のプレートが離されることで空回転状態を作っています。

この時に、いきなりクラッチレバーを繋げると、そのプレートが摩耗したり、ミッションを傷めてしまうため、半クラッチという徐々に繋げていく動作が必要となるため、半クラッチを使えないとマニュアル・バイクの操作は困難となります。

クラッチを扱うコツとは?

半クラッチとはどうやって操作するのかをご紹介をいたしましょう。

・クラッチが繋がるポイントをレバーで探る
・エンジン音の変化で判断する

おおむね、以上の2パターンが主流です。エンジンがかかったら、ますはクラッチレバーをしっかり握り、そしてギアを1速に入れて徐々にクラッチレバーを戻します。

この時に右手でのスロットルワークが重要なコツとなります。クラッチレバーを少しずつ戻すと同時にスロットルを1/4ほどひねります。

これで、バイクが前進するポイントを探りましょう。車体が前進しはじめたら、あとはクラッチレバーをゆっくりと元に戻します。そして、後はスロットルをメインに切り替え、ブレーキと併用しながら前進します。

最初は、慣れないためエンストを繰り返すでしょう。ですが、怖がらずに何度も練習すれば1日でコツと感覚を簡単につかめます。

エンジン音で聞き分けることも大事!

やはり、慣れない頃はクラッチレバーとスロットルを同時に操作することが難しく感じます。どちらか一方に操作の重点が置かれてしまい、エンストしたり、アクセルをひねり過ぎてエンジンが唸ってしまうでしょう。

両手で少しずつ操作していくことが大事なポイントです。半クラッチ状態のまま固定できれば、あとはスロットルワークのみですので簡単です。

もしくは、クラッチレバーを戻していくとエンジン音が変わりはじめます。これは、クラッチが半分繋がることで、エンジンの動力が後輪へ繋がりはじめたためです。

ですので、エンジン音が変わった頃合いをみて、スロットルを少しずつひねっていけば操作が分別してできますので、困惑せずに発進できます。ぜひ、広い道で練習してみてください。

車とバイクでは半クラッチの作が異なる

クラッチという機構が付いた乗り物は、四輪車にもあります。車の場合はバイクとは異なり、足でクラッチ操作をしますので、半クラッチも足での操作を必要とします。

それでは、車での半クラッチとはどういったやり方をするのか、ご紹介して参ります。

マニュアルの車は足でクラッチを操作する!

車の場合もオートマチックとマニュアルという2つの型式があり、半クラッチ操作を必要とするのはマニュアル車です。

オーチマチック車は、足元にアクセル・ブレーキの2つのペダルのみですが、マニュアル車は足元にアクセル・ブレーキ・クラッチという3つのペダルがあります。これを両足で上手に操作して乗るスタイルです。

慣れるまでには時間が必要なため、教習所でも四輪のマニュアル車の方が教習時間がながいという特徴があります。

車とバイクは徐々にクラッチを繋げて発進することが重要!

車のエンジンが掛かった状態で、まずはじめにクラッチペダルをしっかりと奥まで踏み込みます。そして、ギアーを1速に入れます。その後、クラッチペダルを徐々に離していくと同時に、アクセルペダルを少しずつ踏みます。

半クラッチになると、踏み込んでいるアクセルの分だけ前へ進もうとします。完全にクラッチが繋がったらアクセルワークで発進します。

バイクと操作性は異なりますが、機構は全く同じです。手で操作するか、足で操作するかの違いのみです。いずれにしても、クラッチを繋ぐ時は一気に繋げるのではなく、徐々に繋いでアクセルでエンジンの回転をひろってあげる感覚が大切です。

慣れるまでにはエンストをすることが多いです。アクセルを一気に回してしまい、エンストしたり、前方の障害物にぶつかってしまうケースもありますので、危険を感じた時は瞬間的にクッラッチを完全に切り、ブレーキも併用して停車しましょう。

半クラッチの練習方法とは?

車のマニュアル免許を取得しても、半クラッチ操作に慣れないケースがあります。車の場合では、広い敷地があれば自在に練習ができますが、狭い路地での練習はとても危険ですので避けましょう。

もしくは、ドライビングスクールという教室が各地域で定期的に開かれています。車を運転するプロの指導員が教えてくれますので、クラッチ操作に自信が持てない方は、ぜひ習いに行きましょう。

「見て学ぶ」ということも大事ですが、「実際にやってみる」ということが充実した練習法と言えます。

教官の操作方法をしっかりと学べば、数時間の練習のみで半クラッチが格段に上達します。また、とても広い専用の敷地内で半クラッチの練習ができますので、心にもゆとりができて一石二鳥です。公道に出た際も学んだ操作を忘れずに、安全運転を心掛けましょう。

バイクスクールでも練習できる!

バイクの半クラッチも同じことが言えますが、やはり広いスペースが確保できれば最善です。また、バイクは転倒する可能性が高いですのでしっかりと装備をしましょう。

・プロテクター
・グローブ
・フルフェイスのヘルメット
・ブーツ

こういったスタイルで半クラッチの練習していれば、恐怖心も軽減できますのでです。もしくは、車と同じようにバイクスクールも定期的に開講されています。

教官が分かりやすく半クラッチの指導をしてくれることでしょう。そして、間近でスムーズな半クラッチ操作を見ているだけでも学べることが豊富にあります。

公道に出る不安がある場合、1度参加することをします。きっと半クラッチ操作をする恐怖感が払拭され、楽しいツーリングができるでしょう。

私道での練習は控えましょう

コンビニやスーパーの駐車場での半クラッチ練習はできません。なぜなら、買い物客にとっては非常に迷惑となります。

小さな子供が急に飛び出してくる確率が高い場所ですし、見えずらい縁石や車止めがたくさんある場所です。しかも、私道ですので公道とは異なります。

個人の敷地内であれば問題ありませんが、公道や私道で行う半クラッチの練習は避けた方が良いです。練習に集中していると予想外の事故や災難に遭う可能性が出てきますので、やはり、スクールへ参加することが一番スムーズな練習ができます。

昨今は規制も厳しくなりつつありますので、近隣者との思わぬトラブルへの引き金ともなりかねません。ぜひ安全で広いスペースで、じっくり落ち着いて練習しましょう。

スムーズな発進ができる半クラッチのやり方とは?

スムーズな半クラッチができるようになれば走行が楽しくなりますし、エンジンへの負担も軽減できます。

手先と足先での感覚が馴染むまでには、一時の苦労を感じてしまいがちですが、やはり半クラッチになった状態の音を聞き取ることも重要です。

マニュアル車のエンジン音は大きいですし、手先と足先にエンジンの振動が感じられます。これが、半クラッチという状態です。

振動を感じたら、スロットルやアクセルペダルで回転数を高めます。徐々に前進がはじまったらクラッチをゆっくりと繋いでいくと、違和感なく半クラッチからの発進が可能となります。

クラッチ操作のみに気を取られずエンジンの回転数も意識することで、より一層スムーズな発進ができるようになりますので、ぜひエンジンの回転数と音に留意してみてください。

クラッチプレートの清掃で格段に操作性が上がる!

スムーズな半クラッチを行うには「クラッチ機構のメンテナンス」も重要です。先のようにクラッチは多版式のプレートにて構成されています。経年で、このプレートが歪んだり、変摩耗をしたり、異物が混入して、傷が入ってしまうということがあます。

ですので、定期的にクラッチ板を清掃することが最善です。これにより、今までは行いづらかっら半クラッチがとてもスムーズにできるようになります。

車でもバイクでも同じように改善ができます。クラッチはオイルで充満されたケースに収まっていますので、専門のメカニックに依頼をして、点検・清掃をしてもらいましょう。

併せて、プライマリーオイルの交換も必要となりますが、これでクラッチ板を含むケース内がとても綺麗になり、半クラッチからの発進が格段に改善されるのでメンテナンスです。

半クラッチの仕組みと必要性とは?

いきなりクラッチを繋いで急発進するドライバーもいますが、それは機構上良くありません。クラッチプレートは高回転で回っています。ここに横からの圧力が加わることでプレート同士が隙間なくくっ付き、前進する力を生み出せるようになっています。

つまり半クラッチをせず、いきなりクラッチを繋ぐと、この急回転しているプレート類に横から急な力が加わることとなります。

そういった粗い操作を続けていると、プレート類の劣化が早まり、しまいには大元のクラッチハブにも悪影響が出てしまいます。

半クラッチをしながらゆっくりと動力を繋げることは「理にかなった操作方法」ということが言えますし、マニュアル車には必要であり、重要な操作です。

エンジンとの関係性とは?

クラッチプレートが摩耗すると、適正なクラッチ操作ができなくなります。そうなると、エンジンが発しているパワーを100%動力として後輪へと繋げることができません。

つまりパワーロスを生じてしまい、エンジンにも負荷がかかってしまいます。車・バイクのエンジンは繊細な機械ですので、粗い操作をしていると容易に壊れます。

ですので、日頃のメンテナンスが大事です。オイル交換や電圧チェック、タイヤ交換やチェーン交換、各所への注油は非常に大事です。

エンジンを長寿命にしたいのであれば、しっかりとした整備に加え、半クラッチを適切に駆使することで「各機関へのダメージも軽減」できますのでです。

半クラッチ時に異音が発生したらどうすればいいの?

稀に、半クラッチ時に異音が出る場合があります。そして、今まではスムーズに繋がっていたにも関わらず違和感を感じ、大きな異音や振動が発生するケースがあります。

クラッチは機械ですので、こういった劣化した症状は多かれ少なかれ生じます。ですので、異音が生じたら走行はやめましょう。

異音の原因は次項にてご説明しますが「ジャダー」という症状が主です。クラッチ機構特有の症状です。ただ、修理することも可能ですので詳しくご説明して参ります。

ジャダーが悪影響を及ぼす

ジャダーとは半クラッチを使っても滑ってしまったり、繋がりにくかったり、振動を感じたり、時に大きな異音を生じる現象を差します。

こういった場合には、クラッチプレートの摩耗やクラッチハブの歪みが原因の1つです。要するに、回転軸が曲がってしまいスムーズな回転ができず、その状態で半クラッチを行うと動力を適正に繋げることができず、ジャダーという現象を起こしてしまいます。

もしくは、ミッションケースのボルトの緩みというケースもあります。ミッションケースが固定されていないと振動で動いてしまい、半クラッチをしても繋がったり、切れたりを繰り返してしまいます。この場合はミッションケースを固定しているボルトの増し締めをすることですんなり改善されます。

ひとくちにジャダーといっても、いろいろな原因とそれに対する改善方法がありますので、もし車両から異音が発生した場合は専門のショップに診断してもらいましょう。

メンテナンスをすることが良い車両の状態をキープする方法!

エンジンを積んでいるそれぞれのマニュアル車の場合、クラッチ操作は付き物です。クラッチが適正に可動しなければ、スムーズな走行をはじめ、発進すらままなりません。

機械である以上「経年で必ず劣化を生じるのもマニュアル車」の特徴です。どれだけ便利な乗り物でも完全なメンテナンスフリーということはあり得ません。

出先でトラブルが発生すると非常に面倒なこととなります。「出発する前に各所の点検を行う」ことを癖付けていれば、道中での厄介なトラブルを未然に防ぐことができます。

もし、メンテナンスに不安がある場合は、専門の工場まで相談してみましょう。きっと改善され、リフレッシュした車両でまた爽快な走行を楽しめることでしょう。

初回公開日:2018年01月14日

記載されている内容は2018年01月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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