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サンキューハザードのやり方とキット・スイッチを自作する方法

更新日:2024年04月28日

車のサンキューハザードを知っていても詳しい内容や由来などは、理解していないという人も多いのではないのでしょうか。サンキューハザードは、感謝の気持ちを表してハザードを点滅させることです。サンキューハザードのやり方とキット・スイッチを自作する方法をご紹介します。

サンキューハザードのやり方とキット・スイッチを自作する方法

ハザードランプとは

車のサンキューハザードと聞いて何となくわかる人も多いでしょう。しかし、詳しい名称やハザードが本来どのような意味を持っているのかを理解している人は、少ないのではないでしょうか。ハザードランプは、「非常点滅表示灯」という正式名称です。

ハザードランプ(非常点滅表示灯)は、車のウインカーと同じ役割を持つ方向指示器のひとつです。ハザードランプを付けるスイッチの形状は、三角が二重になっているマークで赤いボタン式の形状になっています。ハザードのスイッチを押すことで、前や後ろ、左右の車のすべてのウインカーが同時に点灯して、周りに車の異常事態を知らせることができます。

ハザードランプのスイッチを押し点滅させることで、さまざまな場面で周りのドライバーとの言葉のないコミュニケーションが浸透しています。サンキューハザードのやり方とキット・スイッチを自作する方法をご紹介します。

サンキューハザードのやり方

サンキューハザードとは、車線変更したときや道を譲ってもらったときにハザードをつけて感謝の気持ちを表すことをいいます。車の合流地点で混雑しているなか車を入れてもらったりすることも多いでしょう。また、道を譲ってもらい相手の前に車を入れたときなどに「ありがとう」という意思をサンキューハザードを点滅さて表現することもあります。

サンキューハザードは、ドライバーの習慣的な特徴もありますので、すべてのドライバーが感謝の気持ちを表すのにサンキューハザードをつけるとは限りません。サンキューハザードをしないからといって違法ということもマナー違反ということにもなりません。サンキューハザードの代わりに窓を開けて手を挙げてたり、軽くお辞儀をすることもあるでしょう。

サンキューハザードの回数の意味

サンキューハザードをすることにより、後方にいる道を譲ってくれた相手に感謝の気持ちを表すやり方が普及しています。今では、当たり前のように見かけるようになった挨拶方法ですが、サンキューハザードをつける回数は、一般的に2回、多くて3回にしましょう。

感謝の気持をより多く伝えたいと思い、あまり長い間サンキューハザードを点滅させることは、控えましょう。周りの車がサンキューハザードなのか、緊急停止かどうかの区別がつかなくなってしまいます。後方の車両に迷惑がかかる場合がありますので注意しましょう。

サンキューハザードは違法なのか

一般的に広く普及したサンキューハザードですが、そもそもサンキューハザードは、ハザードランプを点滅させるべき正しい使用方法ではありません。現行法では、サンキューハザードとしてハザードランプを点滅させることに対しての規制はりません。ハザードランプを点滅させるべき正しい状況をいくつかご紹介します。

高速道路での渋滞時に最後尾を知らせる為

高速道路で渋滞しているときに多い事故が玉突き衝突事故です。特に渋滞に気付くのが遅れて渋滞の最後尾の車に突っ込んでしまう事故が多発しています。玉突き事故を起こさないために渋滞が発生して車両速度が遅くなってきら、後方の車両への注意喚起の意味を込めてハザードランプを点滅させることが国土交通省より推奨されています。

車が故障して動かない場合

車が故障してしまった場合に緊急停止という意味も含めて周囲に知らせるためにハザードランプを使用します。車の故障は、突然起きてしまうことも多く、タイミング次第では、路肩に寄せることができずに道路の真ん中で動かなくなる可能性もあります。

車が故障してしまって動けないことを周囲のドライバーにアピールすることで事故を未然に防ぐ事ができます。緊急事態の場合は、周りのドライバーに危険を知らせるためにもハザードランプの使用は、重要な役割を果たしています。

他の車にけん引されて移動するとき

車の故障や事故で車が自走できずにやむを得ない場合に他の車にけん引されるときは、スピードが急に遅くなったり、急ブレーキを踏む場合もあります。けん引のときには、後方の車両に注意を促す意味でもハザードランプを点滅させながらけん引されるのがルールです。

事故の時にサンキューハザードは出すべきか

事故のときには、サンキューハザードを点滅させるといいでしょう。車両が緊急停止したり、前の車両が渋滞したときとには、追突事故が起こりやすい状況になっています。前方の事故や渋滞を知らせるためにハザードランプを点滅させることによって後方の車両への注意喚起につながります。また、自身が事故に巻き込まれることを回避できることもあるでしょう。

サンキューハザードのキット

サンキューハザードを点滅させるときには、ハザードスイッチを最低でも2回押す必要があります。それもタイミングを考えることが必要でしょう。2回から3回点滅したときにハザードスイッチを再度押さなければなりません。

特にマニュアル車に乗っている人にとっては、方向指示器を出して、ギアチェンジをしながら、ハザードスイッチを押すという動作をしなければなりません。かなり操作が忙しくなります。そんなときに活用したいのがサンキューハザードのキットです。

サンキューハザードキットをあらかじめ車両に装着しておき、サンキューハザードを点滅させたいタイミングでサンキューハザードキットのボタンを押すことでハザードランプが2回から3回点滅したタイミングで勝手に消えるという機能です。ネット通販やカー用品店でも手に入ります。装着するのには多少の知識が必要になりますのでよく確認しましょう。

スイッチ

スイッチの装着位置は、特に注意しないとならないでしょう。スイッチを押しにくい場所に付けてしまうと運転中に操作が困難になってしまったり、運転席の足元に設置してしまうと足が当たったときに誤ってサンキューハザードを点滅させてしまう恐れもあるでしょう。

配線などに注意しながらできるだけハザードスイッチの近くに設置した方がいいでしょう。サンキューハザードキットのスイッチの設置場所は、よく検討してから取り付けましょう。

サンキューハザードの自作の方法

ある程度の電気知識がある人であれば、サンキューハザードは、購入しなくても自作することも可能です。必要な材料としては以下のとおりです。参考にしてみてはいかかでしょうか。

リレー
トランジスタ SS8050
抵抗 22kΩ
可変抵抗 詳細不明
電解コンデンサ 25V 22μF
スイッチ
ユニバーサル基板
適当な導線

出典: http://minkara.carview.co.jp/userid/2403651/car/1911873/3... |

可変抵抗の値を大きくすればするほど、点滅回数は増えていきます。上記の材料を用いて、配線を組むことでサンキューハザードができあがります。ただし、車両のインパネ部分を外したり、ハザードスイッチにサンキューハザードの回路を割り込ませたりします。

電気知識が無い人は、手を出さずにサンキューハザードのキットを購入して専門家につけてもらう方法がいいでしょう。

サンキューハザードは、日本の習慣

海外では、インドやハンガリー、香港などのごく一部でサンキューハザードは、使われているようですが、世界中となるとあまり使用されていないのが現状です。サンキューハザードは、日本独自の文化から生まれた習慣といえるでしょう。

サンキューハザードは、必ずしもしなくてはならない行動ではありません。ひとつの感謝の気持ちを表すサンキューハザードがこれほど浸透していることは、日本人のマナーの高さの象徴だと海外からの素晴らしいなどの反応が多く寄せられています。

ゆずり合いの精神で

現在では、あおり運転などの危険な運転で事故も多くなっています。運転中に十分注意をはらっていたとしても事故をしてしまったり、事故に巻き込まれしまうことは、誰にでもあることでしょう。事故をしたときなどや事故を防ぐためにもハザードの点灯は、必要でしょう。

車を運転するドライバーが交通標識やマナーを守ることで事故やトラブルも少なくなるでしょう。ゆずり合いの精神を忘れずに、さりげなくサンキューハザードを使って相手に「ありがとう」という気持ちを伝えることも良い日本の文化といえるのではないでしょうか。

初回公開日:2018年03月07日

記載されている内容は2018年03月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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