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ハイフラが起きる原因・防止方法・防止抵抗の取り付け方

更新日:2024年08月10日

車のウィンカーはLEDでカスタムすることもできますが、ウィンカーバルブをLEDバルブに交換したときは点滅回数が増えてしまい、ハイフラ状態になってしまうことがあります。ハイフラを防止する方法にはいくつかの方法があるので、自分の車に合った対策をしましょう。

ハイフラが起きる原因・防止方法・防止抵抗の取り付け方

車のウィンカーに出るハイフラについて

最近の車にはLEDバルブが使われることが多く、LEDライトが標準装備されるまでになりました。LEDバルブはカー用品店やホームセンターなどで購入することができるため、ハロゲン球を使っている車でも簡単にLEDバルブに交換することができます。

しかし、ウィンカーバルブをLED電球に交換した時に、ウィンカーがハイフラ現象を起こしてしまう場合があります。また、ハイフラ現象はハロゲン球を使用している車に起こることもあります。

車のウィンカーがハイフラを起こしてしまったときはどのように対策すれば良いか分からない方もいるでしょう。そこで今回は、車のウィンカーがハイフラになってしまったときの対策方法についてご紹介します。

ハイフラとはどんな現象?

ハイフラと聞いてもどんな現象か判断することができない方もいるでしょう。

ハイフラとはハイフラッシャーを省略した言い方で、ウィンカーの点滅が通常よりも早く点滅する現象のことをハイフラと言います。ハイフラが起こる原因の一つに、LEDバルブに交換した時にハイフラ現象を起こしてしまうことがあります。ハロゲン球をLEDバルブに交換しただけでは正しく点滅しないことがあるため、この場合はハイフラを無くすための対策が必要です。

どうしてハイフラが起きてしまうのか

ハイフラが起きてしまう原因にはいくつかの原因が考えられます。ハイフラが何をきっかけに起こったのかによってハイフラの原因が変わります。次の項目から詳しく見ていきましょう。

LEDバルブに交換したときのハイフラ原因は?

LEDバルブに交換した時にハイフラが起きてしまうのは、ハロゲン球とLEDバルブの構造に違いがあり、LEDバルブに交換したことによってウィンカーに異常が発生したと判断してしまうためです。

ウィンカーは車を安全に走らせるために重要な部品なので、ウィンカーバルブが切れた時は電球切れが発生したことを運転手に知らせる構造になっています。ウィンカーの電球が切れてしまうとウィンカーバルブに電気が流れないことを電球切れと判断し、ウィンカーがハイフラ現象を起こすことによって車の異常を知らせます。

LEDバルブは電気を流しにくい構造で、LED電球の消費電流が小さいことが原因で電球切れを起こしたと判断してしまい、ハイフラを起こしてしまいます。

改造していない車のハイフラ原因は?

ウィンカーのハイフラ現象は、LEDバルブに交換していない車でも起こることがあります。

ハロゲン球を使っている車がハイフラを起こした場合、ウィンカーの電球切れが考えられます。ウィンカーが電球切れを起こしてしまうと、車の電球が切れたことをウィンカーの点滅回数で知らせる構造になっているため、改造していない車でハイフラが起きてしまったときは、ウィンカーが正しく点滅しているかどうか確認してみましょう。

点滅していないウィンカーがある場合は電球切れの可能性が高いため、電球を外して確認してみるか、カーディーラーなどで点検を受けると良いでしょう。

ハイフラを止める方法は?

ウィンカーバルブをLEDバルブに交換したい場合は、ハイフラを起こさないように取り付けを行う必要があります。

LEDバルブでハイフラを防止するには、抵抗を入れて対策する方法やリレーを使ってハイフラを防止する方法などがあります。これらのグッズはカー用品店やネット通販などで購入することができるため、市販のハイフラ防止グッズで対策をすると良いでしょう。

リレーでハイフラを防止する方法

LEDバルブでハイフラを防止するにはウィンカーリレーを使ってハイフラを防止する方法があります。

リレーとはウィンカーなどの消費電力が大きいものを作動させる時に使うもので、小さな電流で大きな電流のものを作動させることができます。リレーにはLEDバルブのハイフラを防止することができるICリレーというものがあり、ICリレーを使えば、簡単にハイフラを防止できます。

ICリレーは純正のリレーを交換するだけでハイフラを防止できるものがあるため、手軽にハイフラ防止ができます。しかし、中にはICリレーを使うことができない車もあるため、ICリレーを使う時は事前によく調べてから使うようにしましょう。

抵抗器でハイフラを防止する方法

LEDバルブのハイフラは抵抗器で防止することができます。ハイフラ防止のための抵抗器はカー用品店やネット通販などで販売されており、リレーよりも取り付け位置に左右されません。また、構造が単純であることから、多くの車に対応しています。

ハイフラ防止の抵抗器はウィンカーの配線に取り付ける必要があり、ウィンカーバルブのプラスとマイナスに配線して取り付けます。抵抗器本体は好きな場所に取り付けますが、取り付けるときは注意が必要です。

抵抗器はウィンカー作動時に発熱し、樹脂や両面テープなどを溶かしてしまいます。そのため、抵抗器はボディやフレームなどの鉄板部分に取り付け、抵抗器の固定には針金やネジなどの鉄部品で固定するようにしましょう。

改造していない車のハイフラ修理方法

LEDバルブでカスタムしていない車の場合は、ウィンカーバルブを交換することで修理できることが多いです。しかし、ハイフラはウィンカーの球切れ以外でも起こる可能性があるため、場合によっては電球を交換してもハイフラが直らない場合があります。

ハロゲン球でハイフラが起きてしまったときは、まず電球が切れていないかどうか確認してから交換するようにしましょう。

ハイフラ防止に使えるおすすめのウィンカーリレーは?

ハイフラ防止のためのリレーには多くの種類があり、各自動車メーカー専用のリレーが販売されています。そのため、ハイフラ防止のためのリレーを購入するときは自分の車に取り付けることができるリレーを購入するようにしましょう。

また、ハイフラ防止のためのリレーには点滅回数を調整することができるものが販売されています。そのため、ウィンカーにこだわるのであれば点滅回数を調整できるリレーを購入すると良いでしょう。

しかし、ウィンカーの点滅回数には基準があり、基準から外れる点滅回数は整備不良となってしまいます。そのため、ウィンカーの点滅回数を調整するときは車検に通すことができる点滅速度に調整して使いましょう。

ハイフラ防止のための抵抗器を付ける方法は?

ハイフラ防止のための抵抗器には車種ごとの設定がないものが多く、車種に関係なく取り付けられるものが多いです。抵抗器を選ぶときは自分の車に合ったものを選ぶようにしましょう。乗用車の場合は12Vで駆動するものを選び、トラックで使う場合は24Vのものを使うようにしましょう。

中には抵抗器がセットになったものも

ハイフラ防止の抵抗器はLEDバルブに交換したときに取り付けますが、中には抵抗器とLEDバルブがセットになたものや抵抗器とソケットがセットになったもの、抵抗器を配線するためのタップがセットになったものなどが販売されています。

抵抗器を購入するときは抵抗器単体のものを購入しても良いですが、まだLEDバルブを購入していない場合は、抵抗器とLEDバルブがセットになったものを購入すると良いでしょう。

なぜハイフラ対策をする必要があるのか

ハイフラを起こしていてもLEDバルブが点滅している場合がありますが、たとえLEDバルブが点滅していたとしてもハイフラにはきちんとした対策が必要になります。

ハイフラを起こしている車の点滅回数は非常に多くなります。点滅回数が多くなっているウィンカーは車のウィンカーに関しての保安基準を超える点滅回数になってしまうため、ハイフラを起こしたまま走行することはできません。

ハイフラは車検で引っかかるもの?

車検の時はヘッドライトの点検などを行うため、ウィンカーも点検項目になります。ウィンカーの点滅に関しての保安基準では「1分間に60回以上、120回以下の間で点滅しなければならない」と決められているため、ハイフラを起こしたままでは点滅回数が多すぎてしまい、車検を通すことができません。

そのため、全てのLEDバルブが点滅していたとしてもハイフラを起こしている状態では車検を通すことができないので、ウィンカーをLEDバルブに交換した時はきちんとハイフラ対策を行いましょう。

ハイフラ以外で車検に注意することは?

LEDバルブに交換したときは、ハイフラ以外の理由で車検に通すことができない場合があります。そのため、ウィンカーをLEDバルブに交換するときはハイフラ以外の項目で車検に引っかかることがないように取り付ける必要があります。

ウィンカーをLEDバルブに交換するときにどんなことに注意すれば良いか、次の項目から詳しく見て行きましょう。

ウィンカーの色に注意

LEDバルブには多くの色が販売されています。白色や橙色の他にも、赤色や青色のLEDバルブも販売されています。しかし、販売されているから取り付けて良いというわけではありません。ウィンカーは橙色でなければならないと保安基準で定められているため、ウィンカーが点滅した時の色は橙色になるようにしましょう。

この時に注意することは、ウィンカーのレンズが何色かということになります。ウィンカー点灯時の色が橙色になれば白色のLEDを使っても問題ありませんが、ウィンカーのレンズが透明でLEDバルブも白色の場合は、点灯した色が白色になってしまいます。この場合は点灯時の色が白になってしまうため、整備不良となってしまいます。

ウィンカーバルブをLEDバルブに交換するときは、点滅した時の色に十分注意しましょう。

ウィンカーの明るさも要注意

LEDは明るいというイメージがありますが、社外品のLEDバルブの中には明るさが足りないものもあります。また、LEDバルブは明るくても光を飛ばす方向が車のレンズと合わなくて、ウィンカーが暗くなってしまうことがあります。

ウィンカーは昼間に100m後方から光が確認できなければならないので、LEDバルブに交換したときは明るさが足りなくなっていないかどうか確認しましょう。

ハイフラには正しい対策を

ここまでウィンカーのハイフラに関してご紹介しましたが、LEDバルブに交換した時にハイフラが起こる車が非常に多いです。ハイフラが起こってしまうことは仕方がないことですが、ハイフラにはきちんとした対策が必要になります。

ハイフラを防止には抵抗器の取り付けやハイフラ防止のためのリレーなどがありますが、車種によっては取り付けができないものもあるため、ハイフラを防止するときは事前の下調べが必要です。また、抵抗器の取り付けもきちんと行わなければ熱によって樹脂が燃えてしまうことも考えられます。

ハイフラ対策をするときは、きちんと下調べや調査をしてから対策を行いましょう。

初回公開日:2018年01月18日

記載されている内容は2018年01月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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