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板橋の銭湯5|24時間/朝から/大きい

更新日:2024年07月01日

板橋は中山道の第一宿として栄えた板橋宿があったところ、今もたくさんの銭湯が営業しています。昔ながらの地元密着型の風呂が多く、高い煙突がランドマークとなっています。一方で都市化の波の中、ビルの中にある銭湯も増えました。そんな板橋の銭湯の魅力の数々をお伝えします。

板橋の銭湯5|24時間/朝から/大きい

板橋の銭湯に浸かってみよう!

石神井川にかかる板の橋があったことから板橋と呼ばれるようになったという板橋は、江戸時代には日本橋から京の都に至る中山道の一番目の宿場町「板橋宿」として、また川越街道の起点として交通の要衝にあり、街道を行き交う人々で賑わいました。板橋宿は東海道の品川宿、甲州街道の内藤新宿、奥州街道・日光街道の千住宿とならび、江戸四宿の一つに数えられていました。

板橋は新撰組の組長・近藤勇の最期の地となった事から、板橋駅東口にはその供養碑があります。板橋周辺は今も下町の面影を色濃く残しており、住宅街にある銭湯には古きよき時代の銭湯文化そのものが息づいています。そんな板橋の銭湯の魅力をご紹介します。

特徴別板橋の銭湯

板橋に24時間営業の温浴施設はある?

クイック入浴ができるカプセルホテル「サウナ太陽」

残念ながら板橋には24時間営業の銭湯はありません。どうしても銭湯のようなお風呂に浸かりたい場合は、男性専用になりますが、大山駅近くの「サウナ太陽」がです。多くの人で賑わう大山商店街ハッピーロードに面しているビルの3階にあるカブセルホテルで、お昼の12:00から翌午前10:00の営業中に、2時間半のクイック入浴が可能です。

大浴場、本格派ドライサウナ、冷水風呂の他、マッサージ、アカスリのオプションもあります。休憩スペースでゆっくりと飲食も楽しむ事ができ、カプセルホテルのため銭湯ではできない宿泊利用も可能となっています。

【所在地】〒173-0023 東京都 板橋区大山町32-27 日正ビル3F
【アクセス】東武東上線大山駅から徒歩1分
【連絡先】050-3460-5016
【営業時間】12:00〜翌朝10:00
【料金】1000円(2時間30分)
【休業日】年中無休

朝から銭湯の大きなお風呂に入りたい!

日曜日の朝風呂を「ときわ健康温泉」で楽しむ

朝から銭湯の湯船に浸かりたい、との願いを叶えてくれるのは、中台にあるときわ健康温泉です。毎日朝風呂というわけではなく、日曜日のみ、朝9時から営業する銭湯となっています。

お風呂は、気泡風呂、超音波風呂、座風呂、寝風呂、電気風呂、ボディマッサージ風呂、薬湯の露天風呂、サウナ、水風呂、立ちシャワーとバラエティに富んでいます。テレビがあるサウナも10人以上入れる本格派となっています。日曜日の朝風呂は地元の人たちにとなっています。

休憩ロビーには大きな金魚が泳ぐ水槽が設置され、池には亀がのんびり甲羅干しをしていたりする姿を見かけます。全館禁煙なので健康志向の銭湯ファンや子供連れの人にもありがたい存在の銭湯です。

【所在地】東京都板橋区中台1-25-5
【連絡先】03-3933-1487
【アクセス】東武東上線上板橋から徒歩7分
【営業時間】14:00~23:30(祝日も同様)
日曜日9:00〜23:30
【休業日】月曜(祝日は翌日休)
【料金】大人:460円、小学生:180円、未就学児:80円、サウナ追加:350円
【駐車場】無料6台

板橋で大きい浴槽自慢の銭湯は?

大きい浴槽と三種類の温度が楽しめる「湯~HOUSE」

湯~HOUSEは、ユニークな八角形の湯気抜き屋根が印象的な銭湯です。浴室は銭湯らしい高い天井と、仕切りがない大きな主浴槽があるのが特徴です。主浴槽は42度前後、薬湯はそれよりも高め、露天は低めと三種類の湯温が設定されています。

主浴槽には強力噴射のスーパージェット、特異な振動の座ジェット、寝湯にはミクロバイブラ、通常の泡の二種類、それらに加え電気風呂が楽しめます。また、40度ほどでゆっくり入浴が楽しめる広い岩風呂風の露天には、石の腰掛が用意されていて火照った体を休ませられるようになっています。

サウナ入浴の場合はバッグに入った大小タオルを貸してくれます。12〜3人は入れるドライサウナとしっかり冷たい水風呂はリフレッシュ効果抜群でです。水風呂のほか、立ちシャワーも1台あり、充実した設備の銭湯となっています。

【所在地】東京都板橋区上板橋3-18-2
【アクセス】東武東上線上板橋駅北口から徒歩7分
【連絡先】03-3932-1856
【営業時間】15:00~23:30
【休業日】金曜日
【料金】大人:460円、小学生:180円、未就学児:80円、サウナ追加:400円
【駐車場】無料5台

大きなサウナとユニークなサービスがの「クアパレス藤」

クアパレス藤は千川駅から徒歩10分ほどのところにある大きなサウナがの銭湯です。
フロント横の広いロビーには店長自ら海で採ってきた熱帯魚が優雅に泳ぐ大きな水槽が目を引きます。

男湯の手前にある半円形の「薬石の湯」は、40種類以上のミネラル成分配合のぬるめの薬湯で、肌にもよく体が温まると評判の人工温泉です。その奥には42度前後の湯温の3種類のジェットがあるメイン浴槽、このジェットはなかなか強力で、マッサージ効果抜群です。

女湯の方も男湯と構成は同じですが、3種のジェットがある主浴槽は細長くかなり大きいです。男湯と同じく薬湯とサウナ、水風呂とその奥のガラスの向こうには小さいながら露天風呂があり、外気に触れての入浴は気持ちがいいと評判です。

サウナも10名近く入れる大きいもので、サウナは別途200円が必要ですが、凍らせた水のペットボトルがもらえるのは、心憎いユニークサービスでの銭湯です。

【所在地】〒173-0027東京都 板橋区 南町39-10
【連絡先】03-3959-1126
【休業日】水曜、第4木曜
【営業時間】15:30~24:00
【料金】大人:460円、小学生:180円、未就学児:80円、サウナ追加:200円
【アクセス】東京メトロ有楽町線千川駅下車、徒歩10分

板橋の銭湯5

板橋周辺は住宅街となっているところが多く、昔ながらの銭湯も数多く営業をしています。そんな板橋の銭湯をご紹介します。

板橋の銭湯No.5地元に愛される「大黒湯」

有楽町線千川駅より歩く事10分ほどのところにある大黒湯の特徴は、昭和28年の創業から脱衣場の床が木ではなく、足裏に優しい感触のゴザが敷いてある事です、また、ガリウム鉱石にくぐらせて温泉のような効果が期待できるお湯をお風呂に使っている事です。

外観は普通のアパートのようにも見えますが、中に入ると広いロビーの半分ほどが畳敷きの休憩スペースとなっていて、そこには囲碁・将棋のセットが置いてあり、常連さんの憩いの場となっています。テレビがあるソファーコーナーでもくつろげるようになっている地元密着型の銭湯です。

浴場の天井は高くはありませんが、お風呂の構成は、深めのバイブラバス、ジャグジーの寝風呂、電気風呂、水風呂の4種類と立ちシャワー、このほかに屋外に半露天の薬湯岩風呂とサウナがあり、充実した内容の銭湯となっています。またレトロな体重計があったり、銭湯らしさを味わう事ができます。

大黒湯詳細

【所在地】東京都板橋区大谷口1-47-5
【アクセス】東京メトロ有楽町線千川駅徒歩10分
【連絡先】03-3974-2953
【営業時間】15:00~24:00
【休業日】火曜日
【料金】大人:460円、小学生:180円、未就学児:80円、

No.4高齢者にも優しい「ゆーらんど」

「ゆーらんど」は首都高速環状線の高架がある通りから少し入ったマンションの1階部分にあります。最寄駅は都営地下鉄の新板橋ですが、東武東上線下板橋、JR板橋駅からも歩いて10分もかからないところにあります。

フロントで入浴料を払い、「ゆ」と染め抜かれたのれんをくぐって脱衣場へ、ロッカー部分には畳一枚ほどの休憩ベンチがあったり、トイレや浴場内に手すりが設置されていて、高齢者にも配慮がなされている銭湯です。

お風呂の構成は、ミスト森林の湯、気泡風呂、超音波風呂などのマッサージ風呂や薬湯風呂、サウナ、水風呂などコンパクトながらも充実した内容の今時のビル型銭湯となっています。

風呂上がりには絨毯敷きのかなり広い座敷で休憩したり、軽食もとれるようになっており、地元の人に親しまれている銭湯です。

ゆーらんど詳細

【所在地】東京都板橋区板橋1-41-13
【連絡先】03-3579-1126
【営業時間】15:00~25:00
【休業日】月曜日
【料金】大人:460円、小学生:180円、未就学児:80円、サウナ追加:400円
【アクセス】東武東上線下板橋、JR埼京線板橋駅から9分、都営三田線新板橋から6分

No.3広くてゆったり昔ながらのの銭湯「梅の湯」

梅の湯は仲宿商店街から少し外れた住宅街にある趣のある銭湯です。銭湯建築の定番、大きな唐破風と千鳥破風の瓦屋根が来訪者を出迎えてくれます。木部は内部と同じ、梅の花を連想させる淡いピンク色に塗られています。

昔ながらの番台がある浴場内部は高い格天井で、銭湯独特の開放感があります。20円で使える女湯のお釜ドライヤーや、仕切り壁の上にあるテレビなどレトロ感が今に漂う銭湯です。

お風呂の構成は、気泡風呂、超音波風呂、深さのある座風呂、ジェット寝風呂、薬湯、立ちシャワーがあり、サウナこそありませんがコンパクトで充実した内容となっています。湯温はぬるめでゆったり入浴ができます。内部は温かみを感じる淡いピンク色のタイルが使われており、洗い場も湯船も広くのびのびと銭湯文化を満喫できる銭湯となっています。

梅の湯詳細

【所在地】東京都板橋区仲宿22-6
【アクセス】都営三田線板橋区役所前駅板橋区役所前駅A1出口から徒歩約7分
【連絡先】03-3961-8378
【営業時間】13:30~23:00
【休業日】第1、第3水曜日
【料金】大人:460円、小学生:180円、未就学児:80円、

No.2露天風呂が「クアパレスゆうゆう」

「クアパレスゆうゆう」はJR埼京線板橋駅東口から歩いて1分のマンションの1階にある銭湯です。入り口の自販機で入浴券を購入しますが、サウナは別料金で塩サウナ(塩はフロントにて150円で購入)と乾式サウナが週替わりで楽しめるようになっています。

風呂は45度と少々熱めで、一つの浴槽の中にバイタルバス、ローリングバス、エステバス、ボディマッサージ、エレキバスのコーナーがあります。結構強烈な刺激のエレキバスの向かいには、桜の造作と大型のテレビがガラス越しに見えるように配されています。土曜、日曜は週替わりの薬湯も楽しめます。

ラジウム温泉を謳う露天風呂は情緒がある岩風呂で、お湯の滝が流れています。42度とぬるめでゆったりお風呂に浸かっていられます。

テレビがあるサウナは広めで快適です。水風呂の温度は24度前後と高めですが、泡風呂になっているため冷たく感じます。サウナ用にはバスタオルのレンタルだけなので、小タオル持参をします。盛りだくさんの内容に満足できる銭湯です。

クアパレスゆうゆう詳細

【所在地】東京都北区滝野川7-11-8 パレス高波ビル1F
【連絡先】03-3916-0689
【料金】大人460円 小学生180円 未就学児80円
サウナセット870円
【営業時間】14:00~24:00
【休業日】金曜(1月1日・3日休)
【アクセス】電車:JR埼京線板橋駅東口下車、徒歩1分
【駐車場】無

は映画テルマエ・ロマエのロケ地ともなった「稲荷湯」

都営三田線「西巣鴨駅」、埼京線「板橋駅」からそれぞれ徒歩6分ほど、北区の滝野川にある「稲荷湯」はタイトルにあるように映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地となった銭湯です。昭和5年建築の黒瓦の千鳥破風、唐破風の重厚な風格漂うレトロ銭湯です。

番台式の入り口を入ると脱衣場から手入れの行き届いた坪庭が見え、池には優雅に鯉が泳いています。庭に面する濡れ縁には木の手摺があり、喫煙スペースがあります。

浴室の正面の壁には丸山清人氏の手になる定番の富士山のペンキ絵が描かれており、木桶とともに銭湯ファンにはたまらないアイテムが揃っています。

お風呂の構成は右側にジェットバス、ぬる湯、中央に薬湯、左側に熱湯があり、熱湯は45度との事ですが体感的には48〜49度くらいの熱さ、それでもお年寄りはさっと入浴しています。このあたりもレトロ銭湯らしさ満載です。

手ぶらセット(120円)があるので気楽に立ち寄れる銭湯です。

稲荷湯詳細

【所在地】〒114-0023 東京都北区滝野川6-27-14
【連絡先】03-3916-0523
【休業日】水曜日
【営業時間】14:50〜25:15
【アクセス】都営三田線「西巣鴨駅」、埼京線「板橋駅」からそれぞれ徒歩約6分。
【料金】大人:460円、小学生:180円、未就学児:80円、
手ぶらセット(シャンプー・ボディーソープ・タオル)120円 、貸しバスタオル100円

板橋の銭湯文化に浸かってみる

江戸時代から宿場町として栄えた板橋、歴史を刻む町の銭湯も銭湯文化をしっかり守って営業しています。板橋の銭湯は地元密着型の傾向が強いと言えますが、そういう中で湯船に浸かるのもまた板橋の銭湯の楽しみ方の一つと言えるでしょう。

そんな板橋の銭湯の魅力の数々をご紹介しましたが、かつての板橋宿の賑わいに思いを馳せて当地の生きている銭湯文化に直に触れてみてはいかがでしょう。

初回公開日:2017年12月10日

記載されている内容は2017年12月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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