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2017年08月31日

車の塗装の仕方・かかる料金(依頼/自分で行う場合)

車の塗装の仕方は意外と知られていません。車の塗装を依頼した場合、金額はいくらぐらいかかるものなのでしょうか。自分で車の塗装をする場合、どのようにすれば上手に塗装できるのでしょうか。車の塗装の相場と手順を解説していきます。

車の塗装の仕方・かかる料金(依頼/自分で行う場合)

意外と知らない?車の塗装の仕方

車の塗装の仕方・かかる料金(依頼/自分で行う場合)

車をぶつけたり、こすった時は誰でも落ち込みます。特にお金を一生懸命貯めて、自分の欲しかった車を買って、毎週洗車を行ったり等、愛着のある車ならなおさらです。

車はぶつけたら修理をして綺麗にしたいと思うのは当然です。しかし、意外と車がどのように塗装されているかを知っている人は少ないですし、そもそも車はどこで塗装されているかも知らない人は多いと思います。

車の修理といっても、車の修理は多種多様です。車を塗装してもらおうと思って、車を購入したお店に持っていったら、そこで塗装してくれるのか。

答えはYESでもありNOでもあります。

車の修理は大きく3つありますので、まずはそこを詳しく書いていきます。

車の修理。整備

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まず、車の修理の一つとして重要なのは整備です。法律で自動車は新車ですと3年後、それ以外の車は基本的に2年に一回は車検を受ける必要があります。このような車検を行ってくれる工場が整備工場です。

整備工場には国家資格を持った整備士が車のオイル交換をしてくれたり、消耗した部品を交換してくれます。特にオイル交換はこまめに行う必要があります。

オイルは車を循環する血液みたいなものですので、オイルが劣化していくと、車の故障の原因となります。オイル交換は20分程度で出来ますので、5000kmごとか、半年に1回は必ず行うべきです。車の修理の一つ、整備は、部品交換や車の調整をメインとします。

車の修理。鈑金

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車の修理で整備が内面の修理であれば、鈑金は外見の修理です。

車のぶつけ方は多種多様です。こすった程度もあれば、思いっきりぶつけて車がへこんだり、グシャグシャになったりもします。そんな車を復元するのが鈑金です。

鈑金はへこんだドアや変形した車の骨格を、機械やハンマーなどを使用して職人が修正を行っていきます。あまりにも変形がひどい場合は全損といって修理不可でそのまま廃車になってしまうこともありますが、修理ができる。もしくは持ち主の強い希望があれば、修正機という特殊な機械で車の損傷部分を引っ張りだしたり、場合によってはパネルを交換しながら修理を行っていきます。

鈑金を専門とする職人を鈑金職人と呼びます。

車の修理。塗装

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塗装の修理は、鈑金をする必要がない軽度のこすれや、少しのへこみ。もしくは鈑金で外観を修理した車を元通りに復元する最終工程です。

意外と知られていませんが、車を塗装する際、車の色は始めからあるわけではなく、塗装をメインとする塗装職人が何十色とある専用塗料を混ぜ合わせ、1から色を造っているのです。

同じ色の車でも、車の保管方法や年式、新車時に塗装された工場で若干色は違います。塗装職人は素人が見ても解らないような微細な色の違いを見極め、正確に色を配合させます。そしてスプレーガンとよばれる塗料を吹き付ける専用の道具で車を塗装していきます。

車の工場全てが塗装をやっているわけではない

車の塗装の仕方・かかる料金(依頼/自分で行う場合)

最初の問いですが、車を購入したところに車の修理を依頼すれば、もちろんその購入先はその依頼を受けます。その購入先が塗装工場を併設していれば、その併設工場で車の塗装は行ってくれますが、工場を持たない購入先は、提携先の塗装工場に外注をだしています。

車のお店は大きく分けて3つです。

車の販売店、車の整備工場、車の鈑金塗装工場です。

この全てを揃えているお店もありますが、よほどの大手でも無い限り、分社化しています。鈑金と塗装は基本的にセットですので、同一工場でおこなっていることが多いです。

車の修理といっても一概に同じではありません。それぞれが独立しており、塗装は最後の工程です。

車の塗装をする場合の値段、料金っていくら?

車の塗装の仕方・かかる料金(依頼/自分で行う場合)

愛車を修理する際の最後の仕上げであり、もっとも重要な塗装ですが、気になるのはお値段です。

車の塗装の値段は、車の色にもよります。車の色も大きく分けて3つありますので、ここではまず、色の種類を書いていきます。

車の塗装色 ソリッドカラー

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まず基本的なカラーとして挙げられるのが、ソリッドカラーです。

ソリッドカラーは単一カラーを意味しています。簡単にいうと白、黒、赤、青、等の原色のみで構成されるカラーです。この手のカラーの塗装は技術的にも簡単な方になりますので、塗装価格もその他のカラーよりも比較的安く済む可能性があります。

車の塗装色 メタリックカラー

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車のカラーで、今もっとも多いのがメタリックカラーです。メタリックカラーはギラギラした細かな粒子が表面にびっしりと並んでおり、その並び方でギラつきの度合いが変わっていきます。

メタリックカラーで車を塗装する際は、このメタリックの粒子をどれだけ綺麗に並べることができるかが勝負です。失敗すればメタリック粒子がバラバラに並んでしまい、光の反射がおかしくなってしまいます。そうなると表面がムラをうったような仕上がりになりますので、職人の技術が問われるカラーです。

車の塗装色 パールカラー

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車のカラーでもっとも人気のあるカラーがパールカラーです。パールカラーはその名の通り、真珠のような小さく美しい粒が表面にのっている塗色です。この色を仕上げるには、作業工程を3回に分ける必要があることから、業界では3コートパールと呼ばれています。

もっとも技術が必要なカラーであり、塗装価格も割高です。

その他のカラー 特殊カラー

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車のカラーは大きく分けて、先ほど挙げた3種類ですが、特殊カラーとよばれるカラーも存在しますので、一応挙げてみようと思います。

特殊カラー マジョーラカラー

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特殊カラーの1つ、マジョーラカラー。このカラーは車の表面を虹色のように7変化させるカラーです。見る角度により色が変化するマジョーラカラーは、カスタムカーなどによく使用されています。

一般に出まわっている車にも限定車などで採用されていますが、この塗装を施された車は、修理をするのが非常に難しく、仮に修理をしようとしても、塗装に必要な塗料顔料は通常の塗料顔料よりも遥かに高額です。

しかも塗装技術料も高額となりますので、マジョーラカラーの車を購入する際は注意が必要です。

特殊カラー キャンディーカラー

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もう1つの特殊カラーはキャンディーカラーと呼ばれています。キャンディーカラーは通常、塗膜保護と艶出しのために使用されるクリヤーコートと呼ばれる透明な塗料に、特殊な顔料を混ぜ込ませた色つきのクリヤーコートです。

この透き通った色つきクリヤーの下に、元の色がうっすらと見えてとても綺麗なのですが、これも顔料が高価、且つ塗装には高い技術を必要としますので、こちらも高額になりやすいカラーです。

車の塗装を依頼した場合の金額は?

車の塗装の仕方・かかる料金(依頼/自分で行う場合)

では、車の塗装修理を塗装工場に依頼した場合、金額はどのくらいかかるのかを書いていきます。

結論を書くと、先ほど挙げた色の種類によって、顔料代も塗装技術料大きく変わってきますので、正確にいくらというのは解りません。しかし、おおよその目安というものはあります。

バンパー塗装の場合

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車の塗装修理の際、もっとも多く依頼する可能性があるのはバンパー塗装です。バンパー塗装の目安の値段は、バンパーを1本全て丸ごと塗装した場合、約2万円ほどが相場です。

工場によってはもっと安く抑えてくれるところもありますが、大体がこれぐらいの相場でバンパー塗装の金額は推移しています。

ドアパネル等の塗装の場合

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ドアパネルの塗装の場合ですが、およそ2万円から5万円というのが相場です。これを高いと思うのか安いと思うのかは人しだいだと思いますが、殆どの人は金額を聞いてびっくりします。塗装は簡単にできるものというイメージが強いようですが、塗装はとても難しく、顔料も高価ですので、専門工場に依頼する場合は、これぐらいの金額はかかると認識したほうがいいです。

自分で塗装する場合の金額は?

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専門工場に車の塗装修理を見積もりにだしたあと、その金額が意外と高額だと思われた人が考えるのは、やはり自分で塗装した場合、どのくらいの金額がかかるのか。ということだと思います。

自分で塗装することが出来れば、もちろん安くすみますが、塗装は相当な技術が必要ですので、自分で塗装するなら準備は万端に行う必要があります。

揃えるものは塗料スプレー、クリヤー、ボカシ剤、パテ、サフェーサー、マスキングテープ、養生紙、脱脂材、コンパウンド、耐水ペーパー、色はぎ用ペーパーなどです。

塗装範囲にもよりますが、1万円もあれば充分でしょう。とにかく安く修理を済ませたいのなら、上記の材料をそろえて自分でチャレンジするのもありです。

スプレーで塗装する方法は?準備は?

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塗装に不可欠なのはスプレーです。専門工場で塗装する場合は、コンプレッサーという空気を圧縮して送り出す機械に、スプレーガンという道具を取り付け、塗料を霧状にして車に吹き付けて塗装を行いますが、自分で塗装を行う場合は、そのような大がかりな機械はもちろんありません。

自分で塗装する場合は、市販されている自分の車のカラーに調色済の缶スプレーをまずは購入します。そして車を塗装するために、まずは車の塗装の下準備を行う必要があります。塗装前の下準備を、下地処理といいます。

車の補修や修理の仕方

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スプレー塗装をする前に、下地処理を行う必要があります。下地処理の出来栄えが、その後のスプレー塗装の仕上がりを大きく左右させますので、この下地処理はかなり重要です。

そして、補修や修理をする際は、周りに他人の車や洗濯物などがないことを確認します。缶スプレーやサフェーサーなど、霧状になる材料は飛散しますので、周りに影響が及ばない場所で行うことが、修理を行う前準備の1つです。

車の塗装手順:下地処理から

車の塗装の仕方・かかる料金(依頼/自分で行う場合)

周りに影響のない場所を確保し、材料の準備が整ったらいよいよ修理を開始します。まずは下地処理からです。車の塗装前の下地処理は、まず塗装を行う箇所。つまり損傷している場所、およびその周辺範囲の色を剥いでいくことから始めます。

車の塗装手順:旧塗膜を剥ぐ

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損傷個所の塗膜を旧塗膜と呼びます。塗装を行う際、この旧塗膜をまずは綺麗に剥いでいく必要性があります。この旧塗膜が綺麗に剥がれていないと、あとから新しい塗膜の剥がれの原因にも成り得ますので、丁寧に行う必要があります。

旧塗膜を剥ぐ場合、使用するのは色剥ぎペーパーです。サンドペーパーとも呼ばれるこのペーパーは、数字でペーパーの粗さが表示されているのですが、旧塗膜を剥ぐ場合、40番から80番ほどのペーパーを使用します。

このペーパーを使用し、損傷範囲から周りを多少広めに削っていきます。旧塗膜が完全に剥がれて、下の鉄板が見えるまで削っていきます。

車の塗装手順:脱脂

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鉄板が見えるまで削ったあとは、脱脂材を使用して鉄板部分を綺麗にふきあげます。脱脂材とは油を浮き上がらせる液体です。脱脂の方法としては、布を2枚用意し、1枚に脱脂材を染み込ませます。そして脱脂材を染み込ませた布で鉄板をふきあげて油を浮き上がらせたあと、乾いた布でその油をふきとります。

この脱脂を怠ると、次の工程のパテの密着が悪くなり、パテ剥がれの原因にもなりますので、丁寧に行う必要があります。

車の塗装手順:パテ付け・研磨

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脱脂を行ったあとは、損傷部分にパテを付けていきます。損傷個所は多少なりともへこみが出来ていると思います。そのようなへこみを改善するのがパテの役目です。

パテは簡単にいうと、ガチガチにかたまる粘土のようなものです。パテは1度に厚く付けると、巣穴といってパテの中に気泡ができてしまいますので、パテは薄めに何回かに分けながら付けていきます。

もう一つの注意点は、周りの旧塗膜の上にできるだけパテを付けないことです。旧塗膜の上に付いたパテは剥がれやすいので、あとからのトラブルの原因になります。

パテを均一に付けたあとは、時間をおいてパテを乾燥、硬化させます。パテが完全に硬化すると、パテはガチガチに固くなりますので、パテが硬化したあとは、周りと高さが均一になるように、ペーパーで研磨を行い、形を整えます。

車の塗装手順:脱脂・サフェーサー塗布・研磨

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パテ研磨が終わり、損傷個所がパテにより埋められたあとは、サフェーサーと呼ばれる下地の最終処理剤を塗布します。サフェーサーを塗らずにパテの上にそのまま塗料を塗ってしまうと、パテが塗料を吸いこんでしまい、パテを付けた箇所がくっきりと浮き上がってきてしまいます。

どんなに固くてもパテは土のようなものです。どんなに固い土でも、水を流せば土は水を吸い込みます。それを防止するためにも、サフェーサーというコンクリートのようなものを上から被せる必要があります。

この時も脱脂は怠らないようにしましょう。脱脂は全ての基本です。

脱脂後、サフェーサーを1回から2回、これも薄く万遍なく損傷個所に吹き付けます。

その後、乾燥、硬化を行います。

車の塗装手順:サフェーサー研磨・ボカシ研磨

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サフェーサーが乾燥、硬化したあとは、サフェーサーを軽く研磨していきます。サフェーサーはそこまで強く研磨するのではなく、ざらつきや高さを調整するイメージで研磨していきます。この時は耐水ペーパーを使用して、水を使いながら研磨していくと研磨しやすいです。

この時研磨で使用する耐水ペーパーの番数は600番から800番程度がいいです。あまり粗いと深く傷がはいりますし、細かすぎると時間がかかりすぎます。

サフェーサーを研磨したあとは、下地の最後の仕上げです。ボカシ塗装を行うための研磨を行います。ボカシ塗装は、もっともスプレーされる損傷個所の周りを馴染ませる塗装です。自然な仕上がりに塗装を仕上げるには必要な作業です。

車の塗装手順:ボカシ研磨・紙はり

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ボカシ研磨は、損傷範囲の周りを耐水ペーパーの1500番程度で研磨することです。あまり強く研磨する必要はなく、軽くなでる程度で大丈夫です。ペーパーが綺麗にあたっていると、旧塗膜のクリヤーが消えますので、表面の艶が消えています。

ある程度、表面の艶が消えたのを確認したあと、紙はりに移行します。養生紙とマスキングテープを使用して、塗装のミストが飛散した際、よけいな箇所に塗装のミストが付着することを防ぎます。

ここまで終了すれば、いよいよ塗装に進みます。

車の塗装手順:塗装

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紙はりも終了したならば、塗装を開始します。塗装の際は、缶スプレーをしっかりと上下に振って圧力を高めます。圧力を高めたら、損傷個所から15cmから20cmほど離してスプレーを開始します。この時、一気に塗り込むのではなく、何回かに分けて重ねて塗り込んでいきます。

塗料を塗り込む際、場合によってはボカシ剤を先に塗っておきます。ボカシ剤を塗ることにより、塗料のなじみがよくなり、綺麗に仕上がりやすくなります。

損傷範囲を塗り込んだあとは、ボカシ塗装にはいります。

車の塗装手順:ボカシ塗装

車の塗装の仕方・かかる料金(依頼/自分で行う場合)

損傷範囲を塗装したあとは、ボカシ研磨をした箇所を塗装します。これにより損傷個所との境目を目立たせにくする効果をだします。

まず、ボカシ剤を損傷個所を含め、ボカシ研磨した箇所に広くスプレーします。しっとりとスプレーした箇所が艶を帯びたら、次はクリヤー塗装を行います。

クリヤー塗装の手順もカラー塗装と同じで、圧力を高め、何回かに分けて、損傷箇所、ボカシ研磨した箇所も含めて広くスプレーしていきます。

そしてクリヤー塗装をしたあとは、その上から軽くボカシ剤をスプレーしてクリヤーのなじみを良くしていき、クリヤーのざらつきを抑えます。

車の塗装手順、磨き

車の塗装の仕方・かかる料金(依頼/自分で行う場合)

クリヤー塗装、ボカシ塗装も終われば、塗装作業は終了です。あとは完全に乾燥するのを待ちます。完全乾燥は、季節にもよりますが、1日から2日はかかりますので、それまでは出来るだけ車の使用は避けたほうがいいです。

そして、乾燥が終了したあと、コンパウンドという研磨剤を使用してミストのざらつきを除去していきます。コンパウンドを布などにつけて、ざらつきのある箇所をこすっていくと、その部分が平滑になります。

ここまでの工程が終了すれば、塗装作業は終了です。

車の塗装は難しいがチャレンジしてみよう!

車の塗装の仕方・かかる料金(依頼/自分で行う場合)

ここまで、車の塗装の種類、工程を書いていきましたが、車の塗装は非常に奥が深く、難しいです。複雑な色の場合は、専門工場に依頼したほうが無難ですが、自分でも出来そうな範囲なら、チェレンジしてみると塗装の奥深さが解って、更に愛車に愛情が持てるかもしれません。何事もチャレンジです。

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