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2017年09月08日

高回転エンジン|車種紹介・エンジンオイルの関係

高回転エンジンとは、高い回転数をキープしてもポテンシャルを発揮できるエンジンです。スポーツモデルを中心に、車好きの根強い支持をえている高回転エンジンについて、搭載している車種の紹介、エンジンオイルとの関係についてまとめてみました。

高回転エンジン|車種紹介・エンジンオイルの関係

エンジンの回転数って?

エンジンの回転数は、「rpm」という単位で表示されます。「rpm」とはRevolution Per Minute、もしくは、Rotation Per Minuteの略で、1分間にエンジンが何回転するのかを示す単位です。

レシプロエンジンとは?

自動車やバイクのエンジンは、レシプロエンジン、往復動エンジンです。レシプロエンジンは、シリンダー内のピストンが上下に往復し、ピストンに接続されているクランク軸を回転せさて車軸を回すという動きを繰り返します。

レシプロエンジンの回転数は、ピストンが1往復してクランク軸が1回転する状態を1回転としてカウントします。自動車やバイクは、このような往復運動を回転運動へ変換するエンジンを搭載しています。

どのくらい回っているの?

自動車の場合は、通常走行に使用するエンジン回転数は4000から6000回転くらいまでです。バイクですと、10000rpmくらいまで回すことも少なくありません。

高回転エンジンって?

高回転エンジンとは、8000から10000回転まで回すことのできるエンジンです。ただ、走行によく使われる回転数やこれ以上回してはならない回転数は、車種や使用用途によって異なります。また、自動車とバイクでも異なります。

高回転エンジンであるか、そうでないかはエンジンの排気量にある程度比例します。排気量が小さいエンジンの場合、要求される馬力を出すために回転数を上げる必要があり、必然的に高回転エンジンとなります。逆に排気量が大きなエンジンの場合は、高回転エンジンを必要としません。

ただ、スポーツモデルは排気量が大きなエンジンでも、高速度での走行性能が求められますので、高回転エンジンを搭載しています。

レシプロエンジンの回転数は高回転?

回転運動のみで動く航空機のエンジンは、吸い込んだ空気を燃焼させて低圧タービンと高圧タービンを回転させるジェットエンジンです。その回転数は、低圧タービンで2,500から3,000回転、高圧タービンで10,000回転です。

自動車やバイクに搭載されている高回転エンジンの回転数は、10,000回転を超えることもあります。往復運動を回転運動へ変換しているにもかかわらず、レシプロエンジンは総じて意外と高回転エンジンです。

レッドゾーンって何?

高回転エンジン|車種紹介・エンジンオイルの関係

高回転エンジン、つまり高い回転域まで回せるエンジンを搭載した車とは、レッドゾーンの高いエンジンです。レッドゾーンとは、その回転数以上にエンジンを回すと、エンジンが壊れる危険性のある回転数域です。

エンジンの回転数を示すタコメーター=レブカウンターでは、一定の回転数「rpm」以上を赤で表示しているため、レッドゾーンと呼ばれています。レッドゾーンが始まる回転数をレブリミットと言います。

高回転エンジンを搭載した市販車のご紹介-国産車編

ホンダはF1の長い参戦実績を持ち、F1カーに搭載されている高回転エンジンのノウハウを市販車にもフィードバックしています。ホンダ車の多くは、総じて高回転エンジン搭載車です。インテグラ-タイプRのレブリミットは8800回転、S2000は9000回転です。

インテグラ-タイプRの排気量は1800cc、S2000はタイプF20Cで2000ccとどちらも、排気量の大きなエンジンですが、高回転エンジンを搭載しています。インテグラはスポーツタイプの車種ですが、ファミリーカーとしても人気の高いシビックも、高回転エンジンを搭載しています。

シビックTypeR-FD2のレブリミットは8600回転と、4ドアセダンとしてはかなり高めな設定です。ホンダのスポーツタイプの軽自動車として人気の高いS600のレブリミットは、9500回転です。スポーツタイプではなくても軽自動車は排気量が小さな分、エンジン回転数を上げて馬力を上げる必要性が生じます。

ただ、このS600は走りに特化した車として設計されています。9500回転まで回せるエンジンは、高回転エンジンの典型です。

高回転エンジンを搭載した車のご紹介-輸入車編

高回転エンジン|車種紹介・エンジンオイルの関係

高回転エンジンを搭載した輸入車では、ポルシェとフェラーリが代表格です。どちらのメーカーもスポーツカーをメーンに製造しており、4,000ccを超える大排気量車にもかかわらず、高回転エンジンを搭載しています。ポルシェ911-Type911-GT3-RSは、4,000ccの大きな排気量エンジンを搭載していますが、レブリミットは8,800回転です。

フェラーリF12tdfは、6,300ccという大きな排気量のエンジンで、レブリミットは8,900回転です。このエンジンは、F12ベルリネッタに搭載されていたエンジンをチューニングしたエンジンです。ドイツ車では、アウディR8のレブリミットが8,700回転です。このエンジンは、ランボルギーニガヤルドに搭載されていたエンジンをベースに開発された高回転エンジンです。

高回転エンジンを搭載した車のご紹介-バイク編

バイクのエンジンは、排気量50ccの原動機付自転車から、排気量1000ccを超えるハーレーダビッドソンまでその排気量に大きな幅があります。高回転エンジンを搭載したバイクですと、1980年代に人気を集めた250ccのスポーツモデル、いわゆるレーサレプリカはその多くが高回転エンジンを搭載しています。

ホンダCBR250Rのレブリミットは、18000回転です。CBR250Rの排気量は250cc4気筒エンジンですから、1気筒あたりの排気量は62.5ccとなります。CBR250Rのエンジンは原動機付自転車のエンジンより1回り大きな程度の小さなピストンを、毎分18,000回まで往復させる高回転エンジンです。

高回転エンジンとエンジンオイルとの関係って?

高回転エンジンは、常に温度の高い状態で使い続けられます。高回転数域を常用すると、エンジン内部の温度は2000度近くの高温になります。高回転エンジンには、温度が高くても粘度が保たれるエンジンオイルを使用しなければなりません。

エンジンオイルの種類は、例えば10w-30のような記号で表示されています。ハイフンの右側の数字が高温時のオイルの粘度を示します。数字が大きいほど、エンジンの温度が高い状態でも粘度を保つことができるエンジンオイルとなります。高回転エンジンに必要なエンジオイルは、この記号の右側の数字が大きいオイルです。

高回転エンジンに最適なエンジンオイルは?

高回転エンジンといっても、その使われ方を加味して最適なエンジンオイルを選ばなければなりません。通常走行での高速走行であれば、10w-40が最適なエンジンオイルです。一方、サーキットを使ったレース走行などに参加する場合は、15w-50もしくは、20w-50のエンジンオイルが必要です。

「-50」のエンジオイルは、エンジンが高回転域をキープして回り続ける時の高温高負荷時でも、粘度を失わずに高回転エンジンのポテンシャルを引き出します。

バイクの高回転エンジンって?

バイクのエンジンは、排気量の大小にかかわらず高回転エンジンであることがほとんどです。バイクの運転には、排気量の割に軽量な車体を機敏に走らせることが要求されます。そのため、低回転域でのトルクの太、つまり駆動力の大小よりも、高回転域でのパワーが重要となり、高回転エンジンを搭載することがほとんどとなります。

単気筒であるか複数気筒であるかにより、常用する回転数に差は生じますが100km/h走行時の回転数を排気量別に挙げてみました。

125cc

125ccのエンジンは、小型2輪の排気量です。125ccでは、ほとんどが単気筒エンジンです。100km/h走行時の回転数は、6,500から7,000回転です。

400cc

400ccのエンジンは、中型2輪の排気量です。100km/h走行時の回転数は、おおむね5,000回転前後となります。

50cc

50ccのエンジンは、原動機付自転車、いわゆる原チャリのエンジンで、実用化されているレシプロエンジンとしては、最小排気量です。50ccでは100km/h走行は不可能です。また、現在販売されている原動機付自転車には、60km/hで燃料供給がストップされるリミッターが付いています。

公道での60km/h走行は法律違反ですが、サーキット走行時のデータによると、60km/h走行時の回転数は8,000から9,000回転です。

ポテンシャルを引き出して高回転エンジンの走りを楽しもう!

高回転エンジン|車種紹介・エンジンオイルの関係

今回は、高回転エンジンとはどのようなエンジンなのか、その回転数と高回転エンジンを搭載している代表的な車種、そして高回転エンジンに使うべきエンジンオイルはどのような種類なのかについてご紹介しました。

高回転エンジンをベストコンディションに保つためには、熱に強いエンジンオイルを使用して、高温高負荷時の過酷な状況でもポテンシャルを最大限に引き出すことが重要です。エンジンを10,000回転近くまでも回して大丈夫なのかと思われた方も多いでしょう。

しかし、熱に強いエンジオイルの使用し、エンジンを始めとした車全体の入念なチェックををしていれば大丈夫です。思い切り高回転エンジンの醍醐味である全開走行を楽しみましょう。

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